二日目の王宮
早朝から興奮MAXかも知れない主人公かな?。
なかなか寝付けない!、まさに両手に花状態、しかもベッドの上で、興奮して眠れませんわな!!。
ルアンさんとセシリアさんは熟睡中。
午前四時、廊下側のドアから解錠する音が聞こえた?!、二人を起こさないように起き上がりベッドから降りた俺はドアに近付きドアノブに手をかけてドアを開けてみた、廊下の左右を見てみたが誰もいない、解錠した後すぐにここから立ち去ったのだろう?。
その時、部屋の中からルアンさんが小声で話しかけてきた
「ジン様、ドアの鍵が空いたのですね!、このままでは私達はお邪魔でしょうからセシリアを起こして部屋に戻ります。」
そう言ってセシリアさんを起こそうとしていたルアンさんを俺は止めた
「ルアンさん、君達は何時起床で何時から仕事なの?。」
と、小声で聞いた俺。
すると、ルアンさんが何か変に思ったみたいだ?
「何時って何の事ですか?。」
何って?!
「何時って時間の事だよ、今は午前四時だよ。」
ルアンさんは
「時間?、午前四時?、それはジン様の世界では普通の事なんですね?!。」
なにか怪しい?
「こちらの世界では時間と言う言葉はないの?。」
ルアンさんは
「ジン様の言う時間とはこちらの世界の刻の事かもしれません。」
そしてルアンさんは付け加えて
「こちらの世界での刻は夜、日の出、日の上、日の入り、の4つだけです。」
ずいぶん大雑把なんだな!
「そうなんだ、俺の世界とはまったく違うんだね、そうなると起きるのはいつなの?。」
ルアンさんは一回窓を見て言った
「日の出が起きる刻で・・・まだ刻があるみたいです。」
だったら
「では、日の出までもう少しセシリアさんを寝かせてあげましょう、ルアンさんももう少し寝ていても良いですよ。」
ルアンさんは静かにベッドから降りて
「ジン様、ソファーに座って少しお話ししませんか?。」
ルアンさんに誘われてソファーに座る俺の横にルアンさんが座ると!。
「セシリアはまだ寝ているので小さい声でお話ししますから横に座りますね。」
はにかみながらルアンさんは
「ジン様、私とセシリアの事は普通に呼んでいただけますか。」
普通にって?
「ルアン、セシリア、って呼んで良いのか?。」
するとルアンさんは笑顔で
「はいっ、お願いいたします。」
「では、ルアン・・・、もう少しこの世界の事教えてくれますか。」
時間の観点が違ったから多分他の事も・・?
「四季つまりは春、夏、秋、冬、はあるの?。」
「しき・・・、無いです。」
無いのか!、だったら
「方角は?、東、西、南、北、とか?。」
「ほうがく・・・無いです。」
では!
「だったら日の出る方はなんと言ってるんですか?。」
ルアンは
「日の出る方は、日の出る方とか、魔国の方とか言います。」
大雑把すぎる、王宮内部の作りが俺のいた世界の中世ヨーロッパと似ているから時間、四季、方角はあるものだと思ったが無いとは!。
でも、この自由な風潮で何十年何百年と文化が継がれてきたんだろうなぁ!?。
そうこう言っているうちに日の出になった。
「あらっ、日が出てきたみたいですわ。ジン様、セシリアが起きる前に一つお願いをしてもよろしいでしょうか?。」
「良いけど、なんでしょうか?!」
ルアンは少し顔を下にうつむいて
「あのぉ・・・男性と一夜を共にしたのに何も無いのではハゼス様に叱られますので・・・。」
そう言うとルアンは目をつむり俺の方を向いて近付いてきた、つまりキスをしてほしいみたいだ。
たしかにこのまま何も無いのはルアンとセシリアにとって都合が悪いのかもしれないな。
では、そっとルアンの唇にキスをした!、ルアンの唇はとても柔らかく甘さを感じる。
一度顔を放すとルアンは恥ずかしいのか下を向いた、すっげぇ~いとおしいんですけど?。
「ルアン」
そう言って俺はルアンの顎を軽く持ち上げ再びキスをすると、ルアンが俺の背中に両手をまわしてきたので俺も両手をルアンの背中にまわしお互いに抱きしめあった。
数秒ほどキスをしてゆっくりと互いに体を放す。
「ありがとうございます、ジン様。」
その後ルアンはベッドの方に行き
「セシリア、セシリア、起きる刻ですよ、セシリア、!」
まだ寝ていたいのか目をこすりながらセシリアが起きた。
「!、あっ、おはようございます、ジンさま、ルアン・・・」
ルアンははっきりとした口調で
「セシリア、起きたらすぐお仕事です、私も手伝いますので着替えて顔を洗いハゼス様のもとへ行きますわよ。」
「わかりました、ルアン」
んん~、なんか・・・セシリアの頭の周りをヒヨコがピヨピヨ飛んでいるように見える気が・・・?!。
なんとか二人は隣の部屋に戻った。
とりあえず、まだ平常心は保てていました。




