魔力と世界 その二
ノエル
「西暦千九百四十三年、日本の外界研究機関「出島」の暴走行為を止める為に長崎に原子爆弾が投下されるが巨大生物の死亡は確認できていないそうです。」
俺
「へっ、原子爆弾って、戦争の為に使ったと歴史の授業で俺は教わったぞ。」
ヘンリー
「都合に合わせて誤魔化していたのだろう!?。」
セシリア
「ところで、原子爆弾ってなんだ?。」
俺
「とても強力な破壊兵器で都市を消滅させる事が出来る威力の物だよ。」
セシリア
「プルートみたいな物か!?。」
俺
「そぉ~なるな!。」
ノエル
「西暦千九百四十三年、広島の造船所の大型倉庫に旧日本軍の手により生き延びていた巨大生物にトドメを差すべく広島に原子爆弾が投下されるが巨大生物の死亡は確認できていないそうです。」
俺
「広島もだったのか???。」
ノエル
「西暦二千三十年、東京の地下最深部に昏睡状態の巨大生物の存在を国際研究機関魔力対策室に知られたそうです。」
俺
「二千三十年って、俺が転移に巻き込まれたのは二千二十六年だったぞ、俺のいた世界でそんな事があったなんて知らなかったなぁ?。」
ノエル
「日本外界研究機構団は昏睡状態の巨大生物を解眠させる為にドーム型の球場と言う建物を利用したそうです。」
俺
「ああぁ!、東京ドームの大改築計画は知っている、まさか、そんな事の為だったとはねぇ~?!。」
ノエル
「国際研究機関魔力対策室は世界各国に対して日本外界研究機構団による暴走を食い止める為に東京への核兵器の使用を懇願したそうですよ。」
セシリア
「また、破壊兵器を使うのか?。」
フレイア
「酷いですね。」
ノエル
「西暦二千三十一年、五発の核兵器が東京で炸裂、巨大生物の死亡は確認できていません!。」
俺
「東京に五発の核兵器だなんて、東京どころか関東そのものがやばいじゃん!。」
ノエル
「そうですね!、書かれている内容だと、日本の首都が名古屋と言う地域に変わったとあります。」
俺
「俺が転移してから本当に色々とあったんだなぁ~??。」




