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5話


「!!!」


「おぉぉ!!!?!なんか加護が貰えたぞ!!」


どうやら、ダイジュにも同じようなシステムアナウンスがあったようだ。ステータス画面を見てニヤニヤしている。


「どうやら、お2人は戦女神様に加護を頂けたようですね。やはり来訪者の方は普通とは違うと言う事でしょうか」


(普通とは違う?、どういう事だ〜?)


「ミネルヴァさん普通とは違うって、住人は神の加護を貰えないのですか?」


「いいえ、住人にも加護は等しく与えられますがたった一度の礼拝で与えられるものではないのですよ。

来訪者の方はこちらに居られる時間が限られていますから、神のご配慮かも知れませんよ。

それとこのご神像は昔から人々の戦女神様への信仰の象徴として拝まれてきたものですから、多少の神力が宿っていて戦女神様の加護を頂きやすいみたいですからね」


(なるほどね〜、プレイヤーだからってのと、この教会だからってことか〜。運がよかったな俺たちw)


プレイヤーの連続プレイ可能時間は3時間で10分の休憩を要し、最大プレイ時間は12時間だ。


「あ〜それなら納得ですな〜、っとすいません色々とお世話になってしまいまして、ありがとうございますミネルヴァさん!」


「いえいえ、お気になさらず この出会いも戦女神様の思し召しなのでしょう、お二人の今後のご活躍をお祈り致しますね」


寄り道にしては長居してしまったので、本道に立ち返りミネルヴァさんに礼を言い、ダイジュと一緒に冒険者ギルドを目指そう。


「はい、本当に助かりました!機会があればまた礼拝に来ますね〜

おい!ダイジュ!!道も聞いたし冒険者ギルドに向かうぞ〜」


ミネルヴァさんに礼を言い、ダイジュに話しかけてすぐに教会の入り口に向かって歩いていく。


「っと、おいおい待てって!置いてくなよ!ムガイ!!んじゃ、世話になったぜミネルヴァさん!!」


そう言ってこちらに走ってくるダイジュが、後ろを振り向きながら手を挙げシルヴィアさんに礼を言っていた。


「さてと戦女神の加護か・・・これがどんな効果なのか後でステータスを確認しとかないとな」


ーーーーーーーーーーーーーーーー


教会を後にし、ミネルヴァさんに聞いた通りの道を辿ってようやく冒険者ギルドに到着した。


「おぉう!これが冒険者ギルドか!!!なんか西部劇で出てくるバーみたいだなww!!」


ダイジュが言っている事は確かにその通りだが、規模が全然違う。3階建ての建物で横幅も民家3つ分ぐらいはあるだろう。


「っと、ここで止まってると流石に邪魔になるから、ちゃっちゃと入るぞ〜!」


そうダイジュに言って、一足先に扉をくぐる。


『キィー』


先に行くムガイを見て、慌てて追いかけてくるダイジュ。


「だから置いてくなってよぉ!っておぉ、中もすげぇ広いな!!それにやべぇぐらい人がいるしw」


冒険者ギルドの中は小説やアニメに出てくるような

光景が広がっていた、長いバーカウンターのような所には受付嬢が何人も並び、黒板並みに大きいボードが壁側に取り付けられ羊皮紙のような紙が貼り付けられている。そして、長テーブルがいくつも並んでいる。


「ま〜、俺らより先に来るプレイヤーは腐るほどいるだろうし、住人の冒険者もいるって事だろうよ〜。

それより、さっさと冒険者登録を済ましてクエストに行くぞ」


「そうだなぁ、そうすっかぁ!」


そんな会話をしながら2人でカウンターに向け歩いていく。カウンターには人が並んでいたのでいたので同じように並んで順番を待つことにした。


「こんにちわ、今回は冒険者ギルドにどのようなご用件でしょうか?」


(ようやく順番が回ってきたから、さっさと冒険者登録をしよう。そのついでにオススメのクエストでも聞いてみようかね〜)


「あ〜、冒険者登録をしにきたんだけどお願いできますかね〜?」


「おぉ、俺もムガイと同じ冒険者登録をしにきたぜぇ!!」


「ではお2人の冒険者登録を開始します、こちらの水晶に手を触れて下さい」


そう言うと、受付嬢さんはカウンターにある四角い水晶を指し示した。

その水晶に触れると『チン』という音がして目の前にウィンドウが開いた。


【冒険者】になりました。


「これであなた方の冒険者登録を完了しました、登録したばかりですが基本的にクエストはどんなものでも受注可能なので頑張って下さいね!」


これで冒険者になれたようだ、では受付嬢さんに礼を言い早速クエストを見に行ってみようか。


「ありがとさん、早速クエストを見に行ってみるよ〜」




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