第2話 異世界での戦い
擬態怪獣 クルーマージ
全長 92m
体重 12万t
能力 口から赤い電撃を放つ、角から光弾を放つ
説明 頭が灰色で体は緑色で擬態しながら街に近づこうとしたが体が大きくすぐにバレてしまった。
角は99億ボルトの電撃をも吸収できるほど頑丈に出来ている。
ガイは何故か手錠で手を拘束されていた。
ガイは何が起きたのか全く解らないでいた。
「えっと、どういう状況なんでしょうか?」
そうガイは茶髪の長髪の少女[と言っても自分より5歳ぐらい下の少女]を見て聞いた。
「貴様はあの怪獣を倒していたな」
そう少女はガイに近づいて聞いた。
ガイは女性の服を見た。
見た感じ何故か青いジャケットを着ていてしかも頭には戦闘機乗りが乗る時に使うゴーグルを掛けていた。
「えっと、怪獣が何か知らないけど確かにあのでかい生物と戦ったのは俺で間違いないですよ」
そうガイは少女に言った。
「なら、その力でこの国をいや、ブロンゼンドを守るのを手伝ってくれないか!」
そう少女はガイに言った。
「いや、待てよ!俺は別の世界から来たんだ!関係ない人間を巻き込むなよ!」
そうガイは少女に反抗した。
「どうしても嫌なのか?」
そう少女はガイに聞いた。
「あたりまえだ‼俺は早く元居た世界に戻らないといけないんだ!」
そうガイは少女に言った。
「ごめんなさいね」
そう誰かが後ろから言った。
それはまた女性だった。
しかもかなりの美人だった。
「えっと、あんたは?」
ガイは女性に名前を聞いた。
「私はフリューシュ・アエシスですグランド国出身で階級は大佐です」
そうフリューシュはガイに敬礼した。
「私はバルフェルト・スーナンだ!フリューシュと同じグランド国出身で階級は少佐だ」
そうバルフェルトはガイにそう挨拶した。
「あんたら軍人なのか?」
そうガイは二人に聞いた。
「ええ、そうよ」
そうフリューシュはガイに言った。
「俺は特捜技術者ガルーダのメンバーの宮戸ガイだ」
そうガイは左手をフリューシュに差し出した。
「ええ、よろしくね」
そうフリューシュはガイの片手を掴んだ。
「それより、他にメンバーは居ないのか?」
そうガイは二人に聞いた。
「他のメンバーは今はある遺跡の調査に向かっているわ」
そうフリューシュはガイに言った。
「ふーん、なぁ悪いんだがこの手錠を外してくれないか?」
そうガイは手錠をフリューシュに見せながら言った。
「ごめんなさいね!」
そう言ってフリューシュは手錠を外した。
「いや、あんたは悪くないよ」
そう言ってガイは片手に銃を持ちながら言った。
「それは貴方の私物?」
そうフリューシュはガイに聞いた。
「ああ、よくわからないがな」
そう言ってガイは片手に銃を持ちながら言った。
「貴様!今いくつだ?」
そうバルフェルトはガイに聞いた。
「ああ、18だが」そうガイはバルフェルトに言った。
「なんだと!貴様私より2つも上だと!」
そうバルフェルトはガイに驚いて言った。
「なら、私より1つ上なのね」
そうフリューシュは笑顔で言った。
「みたいだな」
そう言ってガイはポケットからカードを三枚取り出した。
そこにはガイのチームが造り出したディスティニーと天空怪獣スカイターラと破壊怪獣ギングリムのカードだった。
怪獣のカードをスキャンした時に怪獣の能力で怪獣を倒すことができるこの銃とカードを組み合わせて戦える武器だった。
「ガイくん、貴方はこのチームの新入りに入ってくれないかしら」
そうフリューシュはガイに言った。
「えっ!?」
ガイは余った機材でケースを造っていた。
「怪獣を倒せる貴方の戦力が必要なのお願いします!」
そうフリューシュはガイに頭を下げて言った。
「俺は軍人になる気はないんだ」
そう言ってガイはカードをケースに入れた。
「この世界でのお金や生活場所は確保できるわよ」
そうフリューシュはガイの弱味を的確に言った。
「よし!喜んでこのチームに入ろう!」
そうガイはフリューシュに膝をついて部下になりますというポーズを採った。
「バルフェルト少佐!悪いけど彼を部屋まで案内してあげて」
そうフリューシュはバルフェルトに命令した。
「私がか!?」
そうバルフェルトはかなり驚きながら言った。
「お願いね」
そうフリューシュは笑顔で言った。
「仕方ない、おい!部屋まで案内してやるから早く来い!」
そうバルフェルトはガイの服を掴んで言った。
ーーーーーーー
ガイは自分の部屋に到着して部屋を見た。
それは何もない部屋であるのはベットだけだった。
「必要な物があれば言ってくれ私達が買いにいく」
そうバルフェルトは少しツンツンな感じでガイに言った。
「ああ、すまないな」
そうガイはポケットに手を入れながら言った。
「ふん!」
バルフェルトは歩いてどこかへ行った。
ーーーーーーー
ガイは晩飯の時間になり腹が減ったので食堂を探していたが食堂がどこかすら解らなかった。
「やべぇ、この字何の文字だ?」
そうガイは字をじっと見ながら言った。
「あら?どうしたのガイくん?」
そう聞いて来たのはフリューシュだった。
「ああ、晩飯が食べたくなってな食堂どこだ?」
そうガイはフリューシュに腹ペコで死にそうだと言いたそうな顔で聞いた。
「今から私も行くところだから付いてきて」
そうフリューシュはガイに笑顔で言った。
ーーーーーーー
ガイは食堂に到着してがく然とした。
食堂には料理を作る人が居なかったのだ。
「あの、フリューシュ隊長ひょっとして晩飯は自分で作るんですか?」
そうガイはフリューシュに聞いた。
「ええ、普段は料理を作る人が居るんだけど今日は休みなのよ」
そうフリューシュは笑顔で言った。
「マジかよ!」
そう言ってガイは仕方なく席に座った。
「何か作りましょうか?」
そうフリューシュはガイに聞いた。
「いや、俺が作るよ!」
そう言ってガイは厨房に掛けてあったエプロンを着て片手に包丁を持って料理を始めた。
魚の料理を始めてそれをミンチにして塩とコショウで味付けして形を整えて両手でキャッチボールをしながら三人分のハンバーグを作っていた。
そしてスープは人参と豆腐と味噌で味付けした簡単な味噌汁を作った。
そしてカレー皿に白米を載せてそれを三人の席に置いた。
ーーーーーーー
「ごちそうさん!」
そう言ってガイは食い終わった皿を片手に食器を洗っい始めた。
「ねぇ、ガイくん?」
フリューシュはガイに話し掛けた。
「ん?」
ガイは食器を洗い終えてフリューシュの方を向いた。
「貴方は家族は居ないの?」
そうフリューシュはガイに聞いた。
「居ないぜ」
そうガイはフリューシュに言った。
「寂しくないの?」
そうフリューシュはガイに聞いた。
「いや、俺にはやるべき事があったからな」
そう言ってガイは食器を洗い終えてどこかへ歩いて行った。
ーーーーーーー
ガイは片手に写真を持ちながらそれを見ていた。
「父さん、母さん、俺はこの世界で戦うしか道はないのかな?」
そう言ってガイは写真を胸ポケットに入れた。
「あっ!お兄ちゃん!」
後ろを振り向くとそこにはガイが助けた少女が立っていた。
「おお、無事だったのか」
そうガイは少女の頭を撫でて言った。
「うん!お兄ちゃんのおかげだよ!」
そう少女は嬉しそうにガイに言った。
「おーい!アインス!」
そう少女の走ってきた方からバルフェルトが走りながら来た。
「あれ?バルフェルトどうしたんだ?」
そうガイはバルフェルトに聞いた。
「いや、妹のアインスが気になってな」
バルフェルトはそうガイに言った。
「ねぇ、お兄ちゃんはこの街好き?」
そうアインスはガイに聞いた。
「どうかな」
そうガイは片手にカードを持ちながら言った。
「この街には不思議な伝説があるんだよ」
そうアインスはガイに言った。
「伝説?」
そうガイはアインスの台詞に食いついた。
「うん、今からずっと昔この街には怪獣達が街を破壊していたんだって人々は神に願い怪獣を倒してくれる勇者が現れるのを願った そして人々の前に光のドラゴンが現れて怪獣達を倒していったんだって」
そうアインスはガイに言った。
「それが光の竜の伝説だよ」
そうアインスはガイに言った。
「光の竜・・・」
そうガイはその言葉に少し不思議に思っていた。
ーーーーーーー
ガイは目が覚めて廊下を歩いて格納庫に到着するとフリューシュは男の整備士と何か話をしていた。
ガイはそれを見て少しあくびして食堂に向かった。
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食堂に到着するとバルフェルトとアインスがパンと目玉焼きとウインナーとコーンポタージュを食べていた。
「遅いぞ!宮戸!」
そうバルフェルトはガイに言った。
「ああ、眠くてな」
そう言ってガイはトレーを貰って朝飯を食べることにした。
ーーーーーーー
ガイは朝食を食べ終えて基地の屋上に登っていた。
空を見ながらガイはこの国は過ごしやすい場所だなと思っていた。
ウーウーウーウー
いきなり何かがなり始めた。
ガイは何が起きたのか解からないでいた。
「まさか!」
そう言ってガイは隊長室に向かった。
ーーーーーーー
「怪獣が出現したみたいね!」
そうフリューシュは巨大なモニターで怪獣の姿を見せた。
怪獣の体は四足歩行で頭には角が生えており背中には砲状の物体が生えていた。
体の色は頭が灰色で体は緑色だった。
「フリューシュ隊長!あれが怪獣ですか?」
そうガイは映像を見ながらフリューシュに聞いた。
「ええ、今から倒しに行くわよ!」
そうフリューシュはガイとバルフェルトに言った。
ーーーーーーー
二人がグランド国製の戦闘機VPー88に乗った。
ガイは銃を片手に持ちながらカードを取り出した。
「力を貸してくれ!ディスティニー!」
そう言ってカードをロードした。
[ドラゴンディスティニー]
ガイはトリガーを引いてディスティニーを召喚した。
ガイはディスティニーに乗りデータを見た。
どこにも異常はなく背中のブースターを最大にして二人を追い掛けた。
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出現した怪獣。
擬態怪獣クルーマージは口から赤い電撃を放ちながら森を破壊していた。
「バルフェルト少佐!攻撃を開始するわよ!」
そうフリューシュはバルフェルトに言った。
「了解した!」
そう言ってバルフェルトはVP-88の攻撃ボタンを押した。
機体の先端からビームがクルーマージに直撃した。
しかしクルーマージは口から赤い電撃をバルフェルトに向けて放った。
バルフェルトはそれをギリギリで避けてビームを連続で発射した。
クルーマージは角から光弾を放った。
バルフェルトはそれを避けようとしたが光弾はバルフェルトのVP-88に直撃した。
光弾を喰らったバルフェルトの機体は森林に不時着した。
バルフェルトは片腕から血を出しながら脱出しようとした。
しかし木が邪魔をしてコックピットが開かなかった。
クルーマージはゆっくりと歩きながら不時着した場所に向かっていた。
バルフェルトは絶望しかけていた。
その時白銀の機械の竜がクルーマージに体当たりした。
それはガイのロボットディスティニーだった。
「大丈夫か?バルフェルト!」
そうディスティニーからガイの声が無線でそう聞いた。
「まさか、そのドラゴンは貴様の戦闘機か?」
そうバルフェルトはガイに聞いた。
「ああ、悪いがすぐにそこから離れろ!」
そう言ってガイはディスティニーを戦闘スタイルに切り替えた。
「攻撃開始!」
ディスティニーは口から電撃を放った。
しかしクルーマージは角から電撃を吸収した。
「まさか!」
ガイはクルーマージの角のデータを見た。
角はいわゆる避雷針の様な作りで電撃を吸収する様な感じだった。
「電撃が駄目なら!っち!他の技で使うしかない!」
そう言ってガイはギガバーニングブラスターにスイッチを切り替えた。
「喰らいやがれ‼」
そうガイはボディから一万度の炎の塊を放った。
クルーマージに直撃した。
しかしクルーマージの体は表面が黒焦げになったがそれでも動き出した。
「マジかよ!」
そう言ってガイはどうするか考えた。
「ん?」
ガイはカードケースから二枚のカードを取り出した。
それは天空怪獣スカイターラと破壊怪獣キングリムだった。
「そうか!そういうことか!」
そう言ってガイはレバーを取り外して銃を差し込んだ。
キュウウウウウウン!
銃は銀色から赤と銀の色に変わりそしてカードを入れるケースが三枚出てきた。
そしてそれにガイは怪獣カードを三枚差し込んだ。
[カードスキャン!ディスティニー!キングリム!スカイターラ!フュージョンスキル!バーニングドラグーン!!]
ディスティニーの目が光り体から黒い炎を放ちながら背中のセイバーウイングを広げて空を飛んだ。
ディスティニーは体から黒い炎をクルーマージの真上から放った。
黒い炎は竜の形になりクルーマージのボディを貫通した。
ディスティニーは地面にゆっくりと降りて後ろを振り向いた瞬間クルーマージは爆発した。
ガイはディスティニーから降りてクルーマージが居た場所を探っていた。
すると黒く輝くカードを見つけたガイはそれを手に取った。
すると銃が光出してカードが黒から黄色のカードに色が変わった。
そしてカードには擬態怪獣クルーマージが写し出されていた。
「これで三枚の怪獣カードか」
そう言ってガイは今までの怪獣カードを見た。
すると後ろから何か気配を感じたのかガイは振り向いた。
そこには黒いフードを被った人が立っていた。
ガイは近づこうとしたらフードの人間はその場から立ち去った。
ガイはそれを気にせずにバルフェルトの戦闘機をディスティニーで持って空を飛んで基地に帰還した。
ーーーーーーー
ガイは基地に帰還すると見たことのない戦闘機が6機あった。
「隊長ひょっとしてあれが仲間達ですか?」
そうガイはフリューシュに聞いた。
「ええ、私達は8人で創られた自由戦闘機チームなの」
そうフリューシュはガイに言った。
「隊長そいつは誰だ?」
そう一人の長髪に銀色の髪に肌は少し日焼けをしている少女はガイを見た。
「彼は宮戸ガイ君よ!階級は新米だから少尉よ」
そうフリューシュはガイの紹介をした。
「宮戸ガイだ!よろしく」
そうガイは日焼けの少女に左手を差し出した。
「悪いけど男と馴れ合うつもりはない!」
そう少女は言ってどこかへ行った。
「俺ひょっとして嫌われてる?」
そうガイはフリューシュに聞いた。
「気にしないで」
この瞬間ガイはこのチームで楽しく過ごせるか不安だと思った。
ーーーーーーー
フードを被った人は片手に紫色に輝くカードを持ちながら地面の底深くに眠る巨大な力を持つ怪獣を呼び起こそうとしていた。
続く
ポイントよろしくお願いいたします!