希望の果てに辿り着くもの 5
暗くなってきたので俺は試食コーナーを飛び出し家へと向かった。
今日はウインナーを5袋も食べたのでお腹があまり空いていない。
「母さんに心配されたら困るし腹を空かせてから帰るか…。」
俺は公園のトイレへ行き必死で喉に指を突っ込み食べたウインナーを全て出した。
「はぁ…はぁ…はぁっ…これで母さんの美味い飯が食える…」
すると個室から声がする。
「おー太郎くんかね。良かったら隣からトイレットペーパー取ってくれんか?」
狭間さんだ。
俺は急いでトイレットペーパーを取ると上から投げ込んだ。
「すまんすまん。恩にきるぞ」
ジャー。ゴボゴホ。
ガチャ
「いやー丁度太郎くんが来てくれて助かったよ。ありがとな」
そう言う狭間さんの右手にはロベルトの財布が握られていた。
俺は「この泥棒ニート!!っざけんな!!」と言うと狭間さんの右頬を殴った。
俺とロベルトと狭間さん3人は大の仲良しだった。それを狭間さんは泥棒という形で裏切ったのだ。
俺は涙を浮かべ弁解を求める狭間さんを振り切り家へと帰宅した。
「分かんねーよ…俺は誰を信じたら良いのか…人間はなんて汚いんだ…」
俺は世界に絶望した。
そんな中、母からご飯だと声がする。
俺はこんな世界にも希望を見つけた。
しかし下に降りてみる今日は友人と食事に行くからご飯は無しとの事だった。
俺は希望から絶望へと突き落とされたのだ。気付くと俺は脱糞しながら妖怪体操を踊っていた。
「妖怪のせいなのね…」と母は泣いていた。