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狩人

俺は今日もあの森へ狩りに行く。


この町から歩いて半刻と少しの所にある崖。

その上の森は、滅多に人が入り込む事が無い為か、大きな獲物で溢れ返っている。

人を目にした事が無いのだろう、警戒心が薄い上に、中にはこちらを見て獲物を見つけたとばかりに襲い掛かってくるのもいる。

しかし、所詮は獣、毒矢を撃ち込まれれば程なく動けなくなる。

大き過ぎれば必要なだけ切り取っていけばいいし、引き摺っていけるなら崖から投げ落とせばいい。

後はリヤカーで町の肉屋に運び込めば、相応の値段で引き取ってくれる。

早ければ3刻もあれば帰ってこれるし、野宿をするほど時間が掛かった事も無い。

月に3回か4回も狩りに行けば最低限の生活は出来る。

残りは酒と女に使っても・・・。


と、ようやく崖に着いた。

この崖には奇妙な階段がある。

いや、奇妙というか何と言うか、崖に金属の板が階段を作るように刺さっているのだ。

人が載った位じゃ(しな)らないし、刺さった崖の岩も欠ける事が無い。

しかも板は、測ったように綺麗に並んで階段を作り、それは崖上まで続いている。

板は鈍く光り、鋼のようには照り返さないから、遠くから見ても気付かないだろう。

俺ですら、こうしてかなり近づかないと気付かないくらいだからだ。

これを知ってるのは、猟師や冒険者の中でも極僅かだ。

それも当然、こんな美味しい狩場を他のヤツに広めるなんて勿体無い。

俺は親父にこれを教えてもらったし、親父は爺さんに教わったと言う。

階段を半刻も登れば崖上に出る。


俺は今日もあの森へ狩りに行く。

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