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3→2

作者: 息切れ


残業が終わって、駅から家に帰るまでの道中、

君からの通知が届く。


これに、慌てて返信する。

嬉しくて、少し小走りになりながら家へと急ぐ。


「ただいま」への返事こそないものの

君は一生懸命、今日会ったことや今やっているゲームのことを楽しそうに話してくれる。

その話に「うんうん」と相槌を打ちながら聞く。

話の流れで「(他人)も〜だったよ」コメントしたら

君は少し不機嫌になった。

ごめん、他の人の話はしないってルールだったね。


わかりやすい表情になった君に、

今日は君の誕生日だからと

この日のために用意していたお金を送る

君の嬉しそうにする姿につられて、笑顔になってしまう。


あぁなんて愛おしいんどろうと、

両手を広げ、かたいディスプレイに抱きつく

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