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ツンデレいいよね

 噴水の水結局正体不明じゃん。

 それもうちょっと先に言って欲しかったなぁ。

「見た目からして甘そうだな」なんて思った馬鹿が飲んじゃったよ。


「はなー、まずは市場に行ってお買い物よ。

 あんたずっとその変な恰好じゃこっちが一緒にいて恥ずかしいもの。」


 華やかで活気のある市場だな。


 美味しそうな生鮮食品、

 綺麗な店員さんたちがいっぱいの洋服屋さん。

 特にあのお姉ちゃんなんか猫耳に尻尾までついてて、

 あの髪絶対いい匂いするよ....


 って、新発見しましたぁぁぁぁぁ!!!!!


 リアル猫耳少女いるんじゃん。

 あそこにはエルフまで....

 犬耳っぽい人も....


 てか人間にしても、ここら辺美男美女多い気がする。

 最高じゃん

 ここ天国じゃん。


「こら桜!鼻の下が長いわよ。どこ見てんの!」


「おばあちゃん、俺異世界転移してよかったよ。

 ありがとうね、俺を拾ってくれて。」


「桜、チャラいわよ。

 服屋さん着いたから、今から渡すお金で服買ってね。」


 これは、金貨かな?

 500って書いてあるのが二枚に、100が6枚か。

 どれくらいの価値かわかんなけど、とりあえずお店に入ろう。


「いっらっしゃいませ~」(お客さんだっさいな、あのヨレヨレの服意味わかんないんですけど....)


 なんかメルヘンな服が多いけど、異世界だしそんなもんか。

 てかなに選べばいいの?

 俺可愛い系イケメンだから、やっぱり可愛い系?

 でも背伸びたしな。クール系に転身しても良さそうだ。


 というか、今俺どんな見た目してるんだろ。


 直接見てわかる範囲は把握しているけど、まだ鏡で顔確認してなかったな。

 ということは....


 俺のレベルアップした新たな顔をまだ一度も確認してなかった.....これは事件だ。

 服よりも鏡だ!


 かがみ、鏡はどこだ!!!!

 鏡をだせ!!!!!


「お客様、何突っ立ってんですか。さっきから入口にずっといらっしゃって商売の邪魔なんすけど。」

(あと表情がきもいよ)


 なんかツンが過ぎるぞ、猫耳美少女よ。


「すみません、鏡どこですか。」


「こっちですけど....」

(まだなんも服選んでないけど、フィッティングじゃないよな。

 ただのナルシストなのかな)


 いざ、カッコよく進化した俺とご対面!


(お客さんニヤついててきもいよ。おい!)


「お、俺イケメンだ.....」


(こいつ今なんつった?)


 なんというイケメンなんだ俺。

 黒髪色白で細マッチョだしいいね。

 ちょっと痩せすぎな気もするけど、最近の若い子にはこれくらいがモテるんだよ。


 あと目も大きくなってる!二重幅も広がった?


 顔も小さくなってるし、ニキビ跡もないし

 異世界転移最高すぎるぅぅぅぅぅぅっぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ。


(あー、見てるだけでイラついてきた。

 てかこの前の店のパフェ美味しそうだったなぁ。でもちょっと高いんだよな。

 あっいいこと思いついた!)


 ガチで俺世界一のイケメンなんじゃない?


「お客様、自分に見惚れているところ大変申し訳ないんですが、さっさと服を選んでいただけないでしょうか。」


「すみません、何が自分に合うのか分からなくて....。」


「30ワイネ追加で服選んで差し上げましょうか。予算いくらです?それに合わせますよ。」


(ワイネって何だろ、お金の単位かな?30ワイネってぼったくりじゃないよね?

 まあ猫耳美少女に限ってそんなことないか)


「おっ、お願いします。1600ワイネです。」


「分かりました。あんた今着てる服自分で選んだんでしょ、せっかく顔はましなのに身なりがもったいなさ過ぎてむかつくんですよね。

 てかセンスどうしたのよ?周りを見て気づかないわけ、

「自分ダサいな」って。

 まぁいっか。

 これから、この町一番のイケメンにしてあげるから付いてきてね。

 まずは、パンツからよ。あっ、ズボンのことね。

 とりあえずあなたセンスないんだから黒のスキニーはマストよね。これなら何に合わせてもダサく見えないし......次にトップスは、..............」


 ~15分後~


「ひとまずこれで全部ね。

 もうあなたが今着ている服見たくないからこのカゴに入ってる服試着室で着ていってね。

 今すぐ!」


「は、はい!着ます!!」


 -着替え中-


(おっ、お客さん意外といいじゃん。コミュ障っぽいナルシストだから残念イケメンに変わりはないけど)


「さすが私の選んだ服ね、いいじゃない。代金は1530ワイネでーす。毎度あり~」


「ありがとうございました!」ペコリ

「あっ、おばあちゃん!」


「あなた、遅いわよ~。あらその服いいわね。

 桜色のパーカー可愛いいしそのキャップも似合ってるわよ。

 もう秋だし、これだけ買えば今年分は足りるでしょう。」


 土地や時代によって変容しやすいファッションだけど、意外と地球と変わらないね。

 てか、漢字の件といいファッションの件といい食の件といいさ、割と元の世界と変化ないよね。


 作者さん設定ガバガバだけど大丈夫なの?











私の夢は異世界転移系定番のキャラクターたち(猫耳・犬耳・エルフetc..)が現代風ファッションを着ているイラストを見ることです。絶対可愛い....

あと、転移すると肌荒れも治してくれるなんていいですね。

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