支離滅裂日記2
働かずに怪文書を書くのは楽しいか?
今日は朝から晴天に恵まれて、絶好のサッカー日和だった。私に友達はいないけれど、サッカーボールなら友達になってくれんじゃないかと思うと胸がドキドキした。
今日の朝食は、茹でたパスタに醤油をかけたものを食べた。我ながらなかなかのアルデンテだと思った。アルデンテさんの必殺技はきっと目つぶしだろうと思う。目つぶしからの金的で、どんなポリスもやっつけるダークヒーローだ。そんなことを考えていたらパスタがウネウネと蛇のように這いずって皿から逃げ出してしまった。これが世にいうパスタの蛇仙人なのだなと、良いものを見させてもらったと気分良く茶柱を三本立てた。
日中はサッカーボールが友達になったら、やりたいことをリストアップしていた。
・洗濯
・木工用ボンド
・食パン
上記の3つが最有力候補になった。サッカーボールがバスケットボールをいじめているところを見て見ぬふりをしながら、洗濯をする自分を想像すると前向きな気分になれる気がした。オフィスでサッカーボールが上司に怒られているところを指をさして笑いたい。笑いたくて仕方がない。書類の些細なミスで大声で怒鳴られているサッカーボールを見ながらお腹を抱えて笑いたくてどうしようもない。我慢ができない。想像しただけで木工用ボンド三本はいける。どんなおかずよりも木工用ボンドが進むこと間違いない。思い出しただけで涙が出てくる。この涙は未来への懸け橋に違いない。
夕食は、食パンに塩をかけたものを食べた。スウェットで思い切りよく逆上がりをした時と同じ味がした。ニットはやっぱり一枚上手で、背中からスポークスマンが現れて戦隊ヒーローになる展開には、遺憾の意を表明していたのだけれど、テーブルの上の人工芝もご満悦な様子で、お前はバナナかと突っ込みを入れるシーンがお気に入りリスト入りする中で、マイフェイバリットソングに選ばれたのは綾鷹でした。
総じて今日はまぁまぁな日だった。明日なんか来なければいいのになと思った。
まぁまぁ楽しい。