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45話 恋ってなんだろう
「2人とも、何をお話してらっしるんですか?」
「ですか?」
ヒヨとニーナが2人を覗きこみました。
「なんでもない!」
「なんでもねえ!」
咄嗟に誤魔化したけど、誤魔化しきれてたかな?
みんなが何かしらしている中で、シャイニーナは部屋の窓辺で休憩をしていました。
「……」
何か悩んでいるのでしょうか?
窓の外を見下ろします。
「こい……こいって、どんなかんじなのかな……」
昨日の夜話していたこと。
彼女は「好き」が何かわかりません。
「ふつうのすきとなにがちがうの?にーなわかんない……」
一人ずつ顔を思い浮かべながら、考え込みます。
「おねえさまはすき。おとうさまはまあまあ。ひよもすき。そるもすき。みめとめめもすき。めりおんさんもすき。じゃあ……」
なんか一つ違うの混じってるな……
「じゃあ、ぜくえんとさまは?ぜくえんとさまのすきは、みんなとちがうのかな?」
ゼクウェント。
その名前を聞くたびに、その姿を見るたびに心がぎゅっとなる。
一人にしてほしくない。
ずっと一緒がいい。
……これは、恋ですか?
やっと恋愛小説になってきたな。よしよし。




