待ってください!
新登場キャラまたまた参戦です! どうも樹輝です。急展開を考えたのですが、うまくいっているといいです……。では今回の章も楽しんでくださいね!
「優翔さん、大丈夫ですかね?」
向かいにいる理さんに私は言った。
「あいつ、身の回りはちゃんとしてるから大丈夫だよ」
優翔さんと別れてから、優翔さんが居ないと少し落ち着かない。理さんが大丈夫と言っているからそれを信用しようと思うが、可笑しな胸騒ぎが後を絶たない感覚は、私を鈍らせる。
取っても心配です。
「あ! これなんかいいんじゃない? 似合うよ!」
理は楽し気に私の洋服を選んでいる。その症状は私の不安を微量ながら和らげてくれる。ただ。、一方では不安は抜ききれない。この不安は確実と言っていいほど私しか感じないものだということに。
「大丈夫? この服嫌だった?」
上目遣いで理から話しかけられた。理の手には、ピンク色のレース物の上着を一着肩の部分を持っていた。
「だ、大丈夫です……そんなことないです。」
私は、彼女から渡された、服を手に更衣室へと身を隠すように逃げた。こんな感情は初めてだ。
サキュバスが、理と服選びをしている最中、俺は見知らぬ女性に腕を引っ張られながら早歩きくらいの速度で歩いていた。
「ちょ……なんですか? 引っ張らないでくださいよ!」
抵抗の意図を魅せた俺だったが、俺の手を掴んでいる彼女の手は、細いのに剛腕のように重く剥がれなかった。すると、反抗した俺に彼女が口を開いた。
「もうぉ~つれないなぁ~」
とふざけた口調で言ってきた。見た目からしてギャル。少し大人な服装で身を包み、髪も現代っ子って感じの金髪。ポニーテールですごく丁寧に手入れがされているようだった。素人でもわかるくらいきれいだった。ギャルっぽさをさらに引き立てるレザーのジャケットにへそが出るくらいの露室した上着をまとって。ズボンに関してはダメージを食らったホットパンツを穿いている。見ていてとても寒気がするほど、薄着なのだ。だって靴下でさえサキュバスのせいで見慣れてしまった網タイツ。
そんな、陽キャラの象徴みたいな彼女がわざわざ俺なんかを連れまわすのかわからなかった。
「よし! ここでいいや!」
彼女のブーツの音が、コツンと目の前で止み、立ち止まった。その場所は、ショッピングモールの中のお店ではなく何故か人ひとりの姿もなく静寂したトイレの廊下だった。
「なんでこんなところに来たんですか? それに……」
「そんなことはいいの!」
と女性はに会話を中断されさらに女性が口を開く。
「君は、誰かとこのショッピングモールに来たでしょ」
「なんでそんなことが分かるんですか……」
「もぉ~惚けないでよ。来たんでしょ? はっきりして。」
「まぁ……来ましたけど」
俺は確かに人と来た。三人できたことは確かなんだ。だけど口がいくら滑ろうとサキュバスとは言わないつもりだ。
「ビンゴ!」
彼女は見事正解を導き出したことが嬉しかったのか、俺に向かってVサインを見せた。
「その前に、あなたは何者なんですか?」
俺は、今目の前にいる人物に対して率直な疑問を投げかけた。
「あれ? 私名乗ってなかったっけ?」
「名乗ってないです」
彼女も俺をおちょくっているのか、彼女もまた惚けた。
「じゃ……これを見れば君ならわかるよね?」
と彼女は俺に背中を向けてきた刹那。バサッ!……と音がした。瞬時に目を閉じてしまったがその音は俺の耳を掠め取った。
「何⁈」
音は、正しく彼女の背中から音が響いた。音が消えて、眼を見開くとそこには、真っ黒く禍々しい悪魔の翼が彼女の背中から生えていた。
「なっ……!」
「わかった? 私の事? 全部知っているんだから」
「サキュバス……」
「ビンゴ……! 私はサキュバス。ケミナっていう名前を貰ったの! よろしくね」
「ケミナ? 貰った?」
俺は、彼女は何を言っているかさっぱりわからなかった。
「サキュバスには魔界名があるの。近くにいるのに、そんなことも知らないんだ」
魔界名。俺は俺のそばにいるサキュバスに訊いたことがなかった。だって、彼女は『サキュバス』としか言っていないんだから。そんなことはどうでもいい!
「そ、そばにいるっていつ気が付いたんですか!」
「私たちは、鼻がいいの。私たちしか気が付かない匂いが漂っていたから来てみたから、君からに追っていたんだよ~。それもものすごく遠くまでね」
「そんなにですか……」
「何をしたらそんなに匂いが出るのかな~。もしかして一緒に寝た?」
寝た……確かに! っていうか奴が抱きついてきたんだろうが!
「まぁ……はい」
「全問正解だ!」
そこまで、予想済みだったということが、彼女の口から発した全問正解で詳しく分かった。
すべて見透かされていた。
「サキュバスは睡眠状態に入ると、ほかのサキュバスに邪魔されないように匂いを放つの。この匂いはサキュバスにしかわからないしその匂いは人間の男性にだけ反応して付着するの。」
「そ、そうなんですね……」
「そんなことより、お姉さんとあそぼ!」
「うわぁ!」
俺は手を引っ張られ、トイレの廊下を出ようとケミナが走った時突如、彼女が現れた。
「待ってください!」
「誰よ……」
「その人は、渡しません!」
そこに現れたのは、いつも情けない姿の彼女ではなく、ケミナと言うサキュバスを睨むように強張った俺の知っているサキュバスが立っていた。
「その子は私のです!」
読んでいただきありがとうございます! ケミナどんなサキュバスでしょうか? 気になりますね……
サキュバスを書きすぎて、欲求不満って思われても仕方ないですね……。もっと勉強して、言い回し増やさないと! ですが、まだまだこの作品も続いていくますので今後もよろしくお願いします!




