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買ってください!

理っていう少し外れた名前は、即興で思いつきました。ごめんなさい。可愛いと思いますはい。

と言うことは置いておいて、さて、最新話です! 遅くなってすみません。よろしくお願いします!

 服を借りて理の家を後にした一行は、服を買いにショッピングモールに向かう途中の出来事。


「……なんでいるんですか?」


「いや~せっかく早く起きたんだもん私も連れて行ってよ!」


 そう、なぜか、理までついてきていた。


「まぁ……いいですけど」


「やったぜ」


 俺よりも身長も小さい理は、喜びと同時に女の子とは思えない声を発して歓んだ。


「それにさ、優翔じゃ従妹ちゃんにどんな服を買っていいか分かんないでしょ?」


「それもそうですけど……」


「だから、私が手伝ってあげようって魂胆よ」


 理が言っているのはとても正論で反発すらも出来ず自分もすぐに納得した。


「まぁ、そうですね。それでしたらお願いします。あくまで公然の場と言うことだけはしっかりとおねがいしますね」


「わ、分かったよ~」


 と言うことで、理に頼んで、服を選んでもらうことになった。サキュバスはと言うと、俺の後ろに密着する形でついてきている。服を着るのに疲れていた。

 理に翻弄されて挙句の果て理が横たわっているサキュバスに着せ替え人形のように着せる羽目になってしまった。これも、すべて、理が原因なのだが。

 サキュバスが借りた服はと言うと、サキュバスが来ていたいつもの服とはまるで別物に代わっていて、長めの靴下に膝下くらいのジーパンを穿いて上は柄の入ったTシャツの上に緑色の無地のパーカーを羽織っていた。見た目も見違えるようにサキュバスから、偽った従妹にしか見えなくなった。


「でも、不思議だよね! 優翔とも余りお出かけはしなかったかもんね」


「そうですね。少ないですよね」

 と会話をしながら歩いているとサキュバスが口を開いて言ってきた。


「お二人は、どう言う関係なんですか?」

 と小声で言ってきた。すぐさ、ま返事を返そうかと口を開いた瞬間理が言い放った。


「関係? そうだね~人には言えない身体の関係……とか?」


「ちょ……こほん……ただの部活の先輩後輩の関係だよ」

 軽く動揺したが、素早く感情を立て直し正常に戻した。俺は無言で理に天罰と言う名のチョップを下した。


「ゆうしょうのケチ!」

 とチョップを食らった理は頭を手で押さえながら口を膨らませた。


「そ……そうなんですね」

 サキュバスは少し微笑み、綺麗な笑顔が見えた。



そうこうしていながら歩いていると、目的地であるショッピングモールに着いた。


「着きましたね」


「従妹ちゃんはどんな服が欲しいの?」

 理から、サキュバスに話を振っていた。


「私は、なんでも構いませんよ」


「じゃ、私が、従妹ちゃんにいろんなコーデを選んでみよ!」


「従妹は、着せ替え人形じゃないぞ。いいのが合ったら選べよ」


「わかりました」


「で、優翔はなんで、付いて来るのかな? 」


「なんでって、服を買いに来たんですけど」


「じゃ、優翔は従妹ちゃんの下着も選びに来たの? ないんでしょ? 下着も」


「んっ……じゃ俺は、ゲーセンでも言ってようかな~」

 前言撤回。俺は、二人が入った洋服屋を後にした。



「どんなのがいいかな?」

 洋服屋にて私は、眉間に皺を寄せながら、どんな服を買えばいいか悩んでいた。


「どんなのがいいかなぁ?」

 理さんは、少し楽し気にページを捲るように何枚も見ていた。


「従妹ちゃんいいの見つかった?」


「いえ、どんなのがいいのかわからなんです……」


「そうなのね~。あっこんなのいいかも! これ来てみてよ!」

 理さんは、少し離れたところから、俊敏な動きを見せながら私のところに迫って来た。


「私にためになんでこんなに頑張ってくれるんですか?」

 あっ……! 私の本音が出てしまったのに気づき、素早く口を手の平で押さえた。


「ごめんなさい!」


 すると理さんは、私の足元に来て話し始めた。


「なんでって、優翔にお願いされちゃったし……それにね! 私お洒落さんだから、こう言うのやってみたかったのもあるの。だから、気にしないで! 女の子と服選びなんて久しぶりだったから楽しいんだよ!」


「何から何にまでありがとうございます! 後で恩返しでも……」

 恐縮してしまった私は、お礼と思って口走った言葉も理さんは。


「恩返しなんていいの! 私がしたくてやってるんだから!」


 私は、初めて心から信用できる同姓と出会ったのかもしれない。魔界でも、前世でも――


『こんなに優しくしてくれたのは初めてだったから』



「ああ! くそ!」

 俺は、二人のことを何も考えずに、ただ只管目の前の試練に着目していた。クレーンゲームに。


「なんなんだ。全然取れないじゃんか……」


 俺は。ゲーセンに行けば必ずあると思われる駄菓子のクレーンゲームに苦戦を強いられていた。難しい……


「くそっ……金がぁ……」

 そう、俺は圧倒的にゲームが苦手なのだ。携帯ゲーム、スマホアプリ、テレビゲーム等々すべてにおいて、苦手なのだ。だから、友達も少ないのかも……と理には言われる。

 一度は頑張ったさ! だが、何もかもうまくいかず結局諦めたのが落ちだった。


「もうやめだ。五千も使って一つもなしか……人生一度でも取りたいな……」

 独り言を言いながら、クレーンゲームの代から離れ、そのまま、ゲーセンまで出た。

 最近は、家からも出ないで過ごしていたのでショッピングモールの中も変わって行っていることに気づき、少し見て回ろうと、歩いていると突如。


「ネェ……君面白い臭いがするね」


「なんですか⁉」

 当然、俺の耳元で息を吐くように囁く人は、女性だ。如何にもギャルっぽくて金髪のポニーテールで、ダメージデニムを履き、ライダースジャケットを着こなしている。この肌寒い中、露室の多い服を着た大人っぽい女性だった。


「ねぇ! 今から私と遊ぼ~! いいでしょ?」

 無邪気な彼女は、俺の手を引っ張り、強引に俺を連れて行かれた。行先もどこも分からずに。


読んでいただきありがとうございます。自分なりにこの作品は伸びているんですよ。ありがたいです。でも、欲張り言うなら、もっと読んでもらいたいです! どんどん最新話を更新していくのでよろしくお願いします!

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