表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/15

貸してください!

今回は、新しい登場人物が出ます! 今回の話数ではそこが見どころではないでしょうか? サキュバスも可愛いですが、新キャラはどうですかね? 楽しみにして読んでみてください!

 彼女はこの後起こる悲劇にはまったくもって気づかない。いや、気づかされてしまうのだ。同じ人種と言う、悪魔の囁きに――


「まず、その恰好をどうにかしない他無いな……」


「そんなにまずいんですか? 恥ずかしいですが、サキュバスは皆こんな恰好なので」


 黒のハイレグに網タイツでいかにもド変態でビッチな大人な女性の言い分みたいにさらっと言っているが彼女がおかしいわけじゃない。いや、可笑しいな。もとは大学生だろうが……

 恰好からすでに、分かっているが彼女はこれ以外の服は持っていないらしい。それで、ショッピングモールなんて行ったらそりゃ目立つし、恥ずかしい。友達に合ったら尚更だ。服を借りようと言っても女子の友達は少ないし、こんなに、巨乳何て見たこともないし、居ても同じサキュバスくらいしかいないだろう。


「どうしたんですか? 優翔さん?」


「お前、サキュバスなんだから、魔術とか使えないの?」


「え? 使えるには使えますが……」


「使えるのか⁉」


 それをもっと早く言え!


「どんなのが使えるのか?」


「そんなに大した物は使えません……使うには、男性の……その……アレか必要なので……一つ使えるとしたら、別のものに変異くらいです」


「変異か……何とか……」


 俺は、彼女からの情報を頭の中で構築し、考え込む。俺の手は自然と顎に当てていた。


「何をするんですか?」


「一つ案がある。これを試そう」


 俺は、颯爽と、玄関に行き青いスニーカーを履いて家を飛び出した。サキュバスは、俺の背中を追うようにひハイヒールを履き追いかけてきた。



「あっ……先輩? 今から家の方に伺ってもいいですか?」


 少し頼もしい、背中を見ながら公園のベンチで座っている私は、頼りがいの無いサキュバス。服は辛うじて、優翔さんのコートを借りて羽織っている。


『なにはなしてるんだろう?』


 私は、いつの間にか彼のことが気になっていた。すると優翔さんがこっちを見て向かってきた。


「サキュバスさん。許可取れたのでついてきてください」


「あっ、はい……」


 私は、いつまで彼について行けばいいのだろう。



 俺は、友達が少ないわけではない。ただ、取っ付きにくいんだ。すべて、正しい方向に行こうとする。周りからは、「面白くない奴」なんて言われたりする。でも、先輩だけは自分をよくしてくれた。だから尊敬しているんだ。


 俺は、先輩の家に着き、サキュバスだということを隠して先輩の家に行くことになった。

 先輩なら服を貸してくれると思ったから。ここにかけてみた。俺は、先輩宅のインターホンを押した。


「はい~なんでしょうか? ゆうしょう?」


「その呼び方やめてください……」


「ごめんめん! あはは。寒いから入った入った! ってその子が優翔の従妹?」


 そう、彼女には従妹と言うことで通っている。ある意味力業だがこれしかないのだ。


「こ、こんにちは……」


 サキュバスは、俺と合った時よりも人見知りを発動していた。声も思ったより低かった。同性の立場でも話しずらいのかもしれない。


「じゃ、入りますよ。って先輩! なんて恰好しているんですか!」

「何てって、寝間着だけど……あ~あ!優翔には少し色気が良かったか! 勃起すんなよ!」


「しねーよ! 早く着ろ!」


 先輩は、黒いパーカーを羽織っていたがその下は、生地がピンクで緑色のレースが入った、上下お揃いの下着を身に着けてた。


「だって、優翔が起こしたんだよ~ 後で奢ってよ!」


「嫌です」


「ケチ」


 俺は、先輩と会話しながらスニーカーを脱ぎきっちりと揃え、先輩の家に上がった。


「従妹ちゃん! 遠慮せずに上がって! 優翔って私には強引なんだからさ~ 本当はこんな子じゃないんだけどね?」


「あ、ありがとうございます……お邪魔します……そ、そうなんですね」


 少し不安が抜けた表情をしてサキュバスは微笑んだ。碧眼の奥は少し潤んだ目を魅せた。


 先輩と呼んでいる女性は、朱宮理と言う。同じ部活の先輩。普段は優しくて面倒見がよく元気が取り柄の先輩。昼休みも飯を一緒に食べるくらい仲が良い。頼れるのは先輩くらいしかいないから――


「先輩、さっそく本題に入っていいですか?」


「何? 私と性行為したいの~」


「んっ……///誰があなたと……」


「じゃ、自慰?」


「それでもないです! なんでそっちの方に持っていきたがるんですか!」

「冗談だって! それで、今日は何が目的なの?」


「先輩の服を貸してほしいんです」

 すると理は、宇宙外生命体を見つけたようなやばい表情をして俺を見た。


「優翔……お前そういう趣味があったのか⁈」


「俺じゃないです! 彼女です!」


 声と同時に、サキュバスに指を向けた。サキュバスは理の言っていた性行為や自慰の発言が原因で、ぶっ倒れていた。胸が横に垂れていて気を失いかけていた。


「おい! 大丈夫か!」


 俺は、体御揺らし気を失いかけたサキュバスを復旧させた。サキュバスは、正気に戻りまた正座で腰を掛けた。少し、赤面していたが大丈夫そうだ。ただ、少しふらついているようだ。エロい単語を訊くのもダメなのか……


「こほんっ……彼女は家出したらしく俺の家には服がないので先輩に頼んだわけです」


「そういうことね~ 分かったよ。私が貸してあげよう!」


「ありがとうございます」

 俺は、理に頭を下げた。時間差が有りつつも無言でサキュバスも頭を下げた。


「じゃ、その前に自慰をさせて……」


「それは、オレらが帰った後にしてください!」



 理の冗談に振り回されながらも、サキュバスと理は、別部屋に連れて行きサキュバスに服を貸すよう誘導した。俺は、リビングで待たされている。サキュバスは、さっきまで、黒のハイレグに網タイツと言ういかにも理が食いつきそうな恰好をしていたので、それはまずいということで、通りすがりの女性の服を変異の能力で変化させているため、理にはわからない。ただし、能力の効果ははっきり言って薄く、持って十分程度しか持たないらしく、それをなくすために、理の家に寄ったというわけだが。

 さっきから、ちょくちょく別部屋から、喘ぎ声が聞こえているのだが、俺は訊かなかったことにしよう。


読んでいただきありがとうございます。今度からですね、この作品を中心に投稿していきたいと思います。一本に絞って、作っていこうと思います。内容をもっと濃くして、さらに面白い展開を作れるようになれればと思います。ぜひ、次回も楽しみに待っていてください!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ