連れてってください!
おおお! 久しぶりの投稿する作品ですね! どうも樹輝です。遅れてしまい申し訳ございません。
更新頻度をあげてい来ますのでよろしくお願いします
「あーあ暇だ」
やっぱり夕方は暇だ。
「そんなこと言わないでください」
昨日三人で出掛けたのだが俺の出費が思ったよりも大変である。飯代ははいつも管理しているがそれもなくなりつつある。
「あの私……これを渡そうと……」
「なんだこれ」
ジェリから茶色い封筒を渡された。その封筒を開けるとそこには一万円札が十枚も入っていた。
「うおぉ! なんだこれ!」
「教師をしていたときの給料の半分です」
「何でそんなのが残っているんだよ!」
「前にすんでいた家のオーナーら、電話があってキャッシュカードが落ちていたと言われて……」
なんと言う偶然なのかこれなら二人文の食費が浮く! 俺のバイト代が復活だ!
「って、これもらっていいのか?」
「この前のお洋服代と、ここの食事代です。優翔さんの好きに使ってください」
マジか……俺のバイト代を波留かに越える金額に仰天した。
「ありがたく頂戴いたす……」
「いいえ」
「じゃ、このお金でなにしようか……」
「優翔さんが好きなものニツカっていいんですよ?」
「うん……よし、ジェリ支度しろ!」
「えっ……どうしてですかこんな時間に」
「この金の使い道を見つけた」
「はい?」
とぼけた顔で俺をずっと見つめるジェリ。俺は、小走りで自室に戻って着替えた。
「早く着替えろ!」
「は……はい!」
「それで、どこにいくんですか?」
「寿司だ」
「寿司?」
「そう。寿司」
俺はこの大金をもって俺も久しぶりに寿司を食べに向かっていた。
「私……お寿司すきです!」
とジェリは俺の方に飛び付いてきた。その瞬間悟った。俺の腕に胸がギュッと張り付いていることに。俺は少し赤面しながら……
「お……おうそうか」
「でも、いいんですか? 私も食べていっても……」
「いいの、結局俺はなに使っていいかわからないし」
実際趣味って言うものがないし、本とかもあまり買わないから。飯に使うのが一番妥当と思ったからだ。本当は、俺が食べたかったからなんだけど……
「それなら、お言葉に甘えて……」
「よし……! 腹一杯食べるぞ!」
「はい!」
「ふぅ……食い過ぎた」
「そうですね~」
「お前は、食い過ぎだろ! 二十五皿って……」
「えへへ」
「誉めてねぇ」
こいつめ、諭吉が一枚消えるほど食べやがった。まだ、全然残っているからいいけど……
「優翔さん」
「なんだ」
ジェリは急に立ち止まって顔を俯いた。
「あの……私の服……気づきましたか?」
ジェリが着ていたのは昨日買っていた理と選んでいた服だった。上は少し薄いようなセーターで、そこに暑いアウターを羽織っていて下は普通のジーパンだった。俺は、少し黙ってから口を開けた。
「似合ってんじゃねーの? 前よりはマシだよ」
「そうですか。気にってもらえてよかったです。前の方が行為には誘いやすいでしょうけど」
「お前と行為はしないっての!」
だが、このとき彼女と俺に邪悪な何かが近づいていた。
読んでいただきありがとうございます。実のところ学校の方が忙しくて手をつけることができなくなっていまして申し訳ございません学校と平行して頑張りますのでよろしくお願いします!