来てください!
頑張って書きました。 どうも樹輝です。 ケミナとジェリと言う新しい名前が出てきました。考えるのに結構悩みましたね。では今回も楽しんで読んでいただけるとありがたいです!
「その子は渡しません! ケミナ!」
「あぁ~あなただったの……?」
「ジェリ?」
目の前にいる。ケミナという女性は俺のそばにいる同種である。サキュバスだ。
俺の知っているサキュバスのことを相手のサキュバスは「ジェリ」と呼んだ。俺の知らない名前だった。
「なんだ~ジェリの男だったんだ。ふ~ん」
「私の……っていうか……匿ってもらっているだけです……」
「じゃ、ジェリの男じゃないんだ~それだったら、私のだね!」
「ダメです……」
「いいじゃやん! あんたのじゃないんでしょ?」
「で……でも……あっ、私は、今優翔さんと買い物に来たんですから! ダメです。そもそもなんで、ケミナが居るんですか?」
「いるのは自由でしょ!」
ケミナと呼ばれたサキュバスは、ジェリと言葉の言い争いでにらみ合っている。
「大体、あんたはいつになったら取り込むのよ! 同種の端だよ!」
「わ……私だって早く取り込みたいです! でも……」
「あんた、私たちは、あれがないと命取りなの!」
ケミナの言う通りではある。サキュバスの生命は男性の精液の摂取によって変わるらしい。それが運命だから。彼女らはそれを全うして生きていく。だから、ジェリは衰えている。
「私はいいんです! 一回死んでるんですから……長く生きようなんて思っていないですよ!」
――パチンッ
「えっ……」
ジェリの頬が人の手によって、音が鳴りジェリの頬が赤く染まった。
「そんなこと言わないで……従妹ちゃん……人は死んではいけないの。死んでいいなんて言わないで」
ジェリの頬を叩いたのは理だった。
「そのこと知り合い? 喧嘩してるなら仲直りだよ」
理はケミナに近づきケミナの手首とジェリの手首を持って握手させる。
「これで仲直り!」
理は二人の口喧嘩に割って入り、仲直りさせた。ある種強引ではあるがサキュバス二人は、何も位に返さず一言も発しなかった。俺も、手が出た理を見たことがなかった。
「それより、何でこんなところにいるの? 急にいなくなったからびっくりしたよ!」
ジェリは理に向かって、ペコペコ頭を下げて、俺は、ケミナの横でポツンと立っていた。
「もう! 心配したんだから! ってあの子友達? なら一緒に回ろうよ!」
「ん……あっ! 理! あそこにキャンディー詰め放題やってるぞ!」
「えっ……どこ⁉ 今行くからね!」
俺の咄嗟の判断で、ケミナのあれから人間である理を遠ざけた。バレていませんように……
「ケミナだっけ? 早く羽しまえ! 理はただの人間だ!バレたらまずい!」
俺は、飛んで行った理を目視し嘘の情報をすぐに判断して戻ってくると仮定して頭をフル回転させた。
「あっ……う、うん」
素早く対応したからか、俺が神経質なだけか分からないがとりあえず一件落着。俺の予想通り、理はすぐに戻って来た。
「ねぇ優翔! キャンディーじゃなくてスルメイカの詰め放題だったじゃない!」
「そ、そうか……」
スルメイカの詰め放題をやってたんだ……後で買っていこう……
「キャンディーなら、従妹が持ってると思うよ……」
「ほんとぉ! 従妹ちゃん! 早く頂戴!」
理は、従妹に全力疾走。目を星のように輝かせて近づいた。
「え……私は持ってないです……も、持って……」
「出鱈目言わないで! 早く出しなしなさい!」
「いやああああああああああああああああ!」
ジェリはすぐさま走り出し、それを熊のように追いかけまわし叫んでいたジェリの声もどんどん遠のいていく。俺はそれを、微笑ましく遠目で見守った。
「あの人あんたの友達なの? ジェリも遊ばれてるじゃない……」
俺は、少しの間沈黙の空気を流しケミナだけに伝えた。
「俺の好きな人です。尊敬している人です。俺を闇の中から救ってくれた英雄です」
「そ、そう……」
ケミナは右手で左の上腕を掴みもじもじとじっとしていられない様子だった。俺は今この状況で、正しい選択を選んだ。
「ケミナさん、今から、俺たちと一緒に見て回りませんか? 俺も大人数の方が楽しいですしここで知り合った仲です。存分に遊びましょ!」
人知れず沈黙が続いた。ケミナの表情は穏やかになり、一言放った。
「……うん」
そして、一人増え四人でショッピングモールを回ることになった。
読んでいただきありがとうございます! 今後のケミナとジェリの関係もどんな風になっていくのか楽しみですね! 最近は更新も止まってしまって、申し訳ないです。今度から更新頻度を上げていきますので楽しみにお待ちください! 他の作品も読んでいただけるとありがたいです!




