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やらかしてしまった実例

 それでは、やらかしてしまった例をいくつか挙げていきたいと思います。


『身売りっ娘 俺がまとめて面倒見ますっ!』にて、主人公の父親とヒロインを初めて会わせた(正確にはテレビ電話で会話させた)時の話。


 このとき、高校生である主人公が本気でヒロインと結婚したいと打ち明けたのですが、いろいろ複雑な事情があって、最初は反対していた父親。


 しかし、ヒロインが超美少女であることを知った途端、


「良くやった!」


 と態度を変えた……という話だったのですが、これもブクマがごっそり減っていきました。


「父親、調子が良すぎ!」


「ヒロインが主人公と結婚しても、こんなエロ親父がいるのでは安心できません」


 というような感想やメッセージが届く始末。

 結局、ブクマの減少に耐えきれず、父親のセリフを、


「可愛らしいし、けなげにお前をかばおうとしている、良い娘じゃないか」


 と控えめに、優しく認めてくれるように変更すると、それでブクマの減少は止りました。


事例1:『妖怪ブクマ外し』の影響で、父親の性格が変わった!


 うん、まあ……これはこれで良かったのかな、と考えています。

 この物語において、父親はほとんど登場しない脇役だったし。


 しかし、次はもっと大きな影響を受けた例となります。


 僕は『身売りっ娘』の他に、『異世界結婚相談所 ~最高に幸せになれる結婚相手、ご紹介しますっ!~』という作品も書いています。


 この作品、2017年の3月後半から連載を開始し、7月8日ごろからブーストがかかり始めました(この時430pt)。


7月14日 1009pt

7月20日 2020pt

7月26日 2506pt


 で、ジャンルもアクションにしていたので、それほど極端なブーストではなく、すぐに落ち着いてきました。


 そして7月29日、起死回生の手段として、当初から予定していた、ある重大なイベントを発生させました。


 人気の高かったヒロインが、主人公を庇って猛毒を受け、ほぼ死亡状態になってしまったのです! 


 僕はこの衝撃展開は、賭けだと思っていました。

 ひょっとしたらこの展開で、興味を持ってくれる人が沢山いるのではないかと思っていました。


 ――そんな浅い考えをあざ笑うかのように、ブクマはものすごい勢いで減っていきました


「ちょ、ま……違う、まだ死んでいない、このあとの冒険で……ひっ、ひいいぃーーー!」


『妖怪ブクマ外し』の猛攻の前に、僕の精神は二日と持ちませんでした。


 ……翌日、ヒロインは復活しました。


 本来は、半年かけて彼女を復活させるために、主人公が必死に冒険を続ける様子を書くつもりでしたが、もうそんな悠長な事をしている余裕はありませんでした。


 苦し紛れに僕が取った手段は、


「半年後、主人公の決死の冒険により、ヒロインは復活した。そしてそれまでの経緯を、暖炉の炎の前で、彼女にゆっくりと聞かせる」


 というものでした。


事例2:『妖怪ブクマ外し』の影響で、ストーリー展開が大きく変わった!


 この回の話に対して、


「なかなか新しいやりかたで驚きましたがありだと思いました!」


 というような評価を頂きました。


 今だから言います。

 違うんです!

『妖怪ブクマ外し』の攻撃にびびってしまっただけなんです!


 これで、


「ヒロインは本当に助かるんだろうか」


 という当初予定していたワクワク、ドキドキの展開にはできなくなってしまいました。


 ……しかし、それがまずかったかというと、そうでもなかったのではないか、と考えています。

 だって、当初の予定のままだと、ずっとヒロイン不在で冒険を続けるハメになってしまっていたのですから。


 主人公とヒロインが離ればなれになってしまう展開のラノベは多数ありますが、その場合の多くは、ヒロインはヒロインでなにか別の使命があって、頑張っていたりするものです。


 ところが、僕の作品の場合は、ヒロインはまったく活躍できない状況だったのです。

 それよりも、主人公の半年間の活躍を聞き、自分のために頑張ってくれた彼に感謝し、涙を流す、という今の展開で良かったのかもしれません。


 ここで一つの発想の転換が生まれました。


『妖怪ブクマ外し』とは、警戒し、敵対するものでは無く、うまく共存すべきものなのではないだろうか、と。


 そもそも、ブクマが急に外れはじめると言うことは、何かしらのまずい要因があるからなのではないでしょうか。


 そう考えると、『妖怪ブクマ外し』と上手くつきあえるような気がしてくるので不思議なものです。


 ……と考えていたのですが、ついこの前、『身売りっ娘』で、信頼していた仲間に裏切られる、というストーリー展開にしたところ、またしてもごっそりブクマが減りました!


 ……やっぱ、『妖怪ブクマ外し』、やだ……。


 ところで、前回の考察の終わりにちょっと書いていた


「一度終了したはずのブーストが再びかかった例」


 ですが、これは簡単に言うと、


「スピンオフ作品の掲載を始めた」


 ために意図せず起きた現象となります。


 しかし、それにはある一定の条件が必要になってきます。

 これについては、次回にさらに深く掘り下げたいと思います。

 (もちろん、失敗事例もあるのですが……)

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