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 ◆ メロア大陸の歩き方 脇役的な彼らのあれこれ◆

お久しぶりの「歩き方」。

このコーナーでは、読んでも読まなくても本編にはあまり差し障りのないことが書かれています。

お茶でも飲みながらまったりどうぞ。

最初に、ここに「歩き方」をぶっ込んだ言い訳もとい理由を。


次から入る話は、本来番外として、この章が終わったあとに入れようと書き上げたお話です。

が、この話を切り離すと話の流れが掴みづらくなるのに気づき、しばらく処遇に悩み、

なにより主役はグランだから、あえて切り離すこともなかろうと、急遽編入されました。


なので、次の話だけは、この章を頭から読んでいなくても、問題なくひとつの短編として読むことが出来ます。ぜひこの機会に、未読のお知り合いを誘って面白さを広めて(略



 ※ ※ ※


さて、せっかくですので、キャラクターの誕生秘話というか、設定が決まるまでのわりとどうでもいいお話をここに置いておきます。


■ ヘイディア 

 重要なポジションにいるように見えますが、実はここまで各話に深く関わらせる予定の無かった人でした。二章の冒頭でちらりと現れたのは話のテーマらしきものを提示するためだったらしく、あとは三章頭まで姿も見せません。六章では立場上ルスティナをダンジョンに連れて行けなかったため急遽同行させましたが、なんであんなに活躍しているのか作者も不思議です。


■ オルクェル

 こちらは逆に、もう少し話に絡んでもいいんですけどねぇ。なにしろ、アルディラが身軽に行動できないため、彼を引っ張り出してくるのにも制約が。

 ちなみに作中ではまったく由来の述べられていない「疾風将軍」の二つ名ですが、学生? 時代に、峠を馬車(騎馬ではなく馬車)で攻めるのが若い貴族達の間で流行し、彼は仲間内ではぶっちぎりの実力者だったという裏設定が作者の脳内にあったりします。BGMはナイト・オブなんとか。


■ ユカ(本名ユトゥカ)

 この子はものすごく悩みました。実は登場シーンアップ直前までキャラが定まらず、台詞自体は暫定的に普通のお嬢様口調で書いてました。

 語尾の「~ですの」はほんとに苦し紛れだったんですけど、あの口調のおかげで、心の声が駄々漏れキャラが違和感なく出せたのでよかったかな、とも。


■ リノ

 ダンジョンでの起爆剤役がどうしても必要で、最初はただの通りすがりの不運な泥棒として使い捨てるつもりでした。一章の頭に出てきた、緋のなんとかを使う案も当初ありました。

 しかし話のなかで勝手にダンジョンの由来がえらことになっていき、あんな場所に素人の泥棒を迷い込ませるのは逆に不自然になってしまったため、冒頭シーンをごっそり書き加え伏線と一緒に登場させたのです。

(本来あの章は、合流後の天幕での会話から始まる話でした)

 土壇場で生まれておきながら、やたら使い勝手がよいので、今後もちょくちょく出てくる予定です。


■ 緋の盗賊エルラット

 上の話で思い出しました。

 彼は、小説家になろうにUPを始めるまで、存在しなかったキャラです。

 第一章は、公募用に書いた話で、最初の某所に送った時のものと現在のものは冒頭が違います(そのうちどこかで使います)。

 ついでにいうと、実は当初は、グランの一人称でした。

 公募ではいいところまで行ったものの結局入賞ならず、何度か書き直して、冒頭で世界観とラグランジュの設定と二人の強さを判りやすく説明するために、エルラットが登場しました。

 彼はそのうちリルアンザから許しを得て、自分を初めて負かしたグランとエレムに師事しようと現れる未来が私には見えるのですが、いつになるかまでは判りません。 


■ ラムウェジ

 最初は、男性の老人でした。これも公募でいちど落ちた後で設定を変えています。

「あなたも私のことをおじいちゃんだと思ってたクチ? 意外と独創性がないのねぇ」は、実は作者自身に対する皮肉のようなものであります。

 女性に変えたことで、とても書きやすくなったし、外伝まで思いつきました。外伝はそのうちまた続きを書きます。




 

◆ 実は、四章までは、一旦グランの一人称で書いたのを、グラン視点の三人称に書き直しています。一章で、エレムが終盤に別行動する、あのシーンを追記するために書き直したのです。

 一人称版や三人称版、改稿版やらで、一章は3バージョンほどあったりします。

 今でも地の文にグランの心情が割とそのまま出てきますけど、一人称の時はもっとつっこみが激しかったです。


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