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タメ語の進化について教えて下さい。

ぎ、ギリギリ今週です、はい。

遅れてしまってすみません<(_ _)>

「おはよう、篠宮さん」


「あ、おはよう、睡蓮君」

「二人ともおはようございます!」


2日目の朝、桃華と一緒に食堂へ向かっていると、廊下で睡蓮君と金鳳君と会った。


「渡辺さんは朝から機嫌いいねー、なんかあったの?」

「ふふふ、実はですね」


金鳳君の質問に桃華は不適に笑った後、にやりと私の方をみた。

つられて二人も私の方を見る。


「優美ちゃんがスカート履いてくれてるんですよ!しかも膝丈で!いつも『スカートはいやだ!』って言ってズボンしか履かない優美ちゃんが!」


「……まあそう言われても実は俺ら篠宮さんの私服見るの合宿が初めてだから知らないんだけど、そんなに珍しいわけ?」


まあ金鳳君の意見はもっともだよね、最近スカート履く女子もズボン履く女子も半々くらいだしそこまでズボンを履いてるのが珍しいわけではない。


というか!ズボンを履いて何が悪い!ズボンは足をいい感じにフォローしてくれる優しアイテムなんだよ!

自分で思ってるだけだけど!!


「みなさんは『おみ足』って言葉ご存知ないんですか!!優美ちゃんの足はまさに『おみ足』と呼ぶにふさわし」

「ただの一般人の足だよむしろ桃華の足の方がその『おみ足』だよ」


勝手にハードルを上げないで頂きたい…………

ハードル上げちゃったら最後なかなか落とすの大変なんだから!


「桃華に絶賛されると劣等感酷いから止めといて」

「そんなことないよ、むしろどんどんアピールしていくべきだと思う!」


お前1回自分の姿鏡で見てから言いなさい!

悪気どころか100%ホントだと思ってる辺りがなおのこと酷い。まぁ高飛車よりはマシなんだけどさ。


「それに睡蓮君も金鳳君もファンクラブの1人なのですから宣伝しても良いのでは?」


「「「……………あ、忘れてた」」」


そう言われてみれば生徒会役員の人達皆ファンクラブに入ってるんだよね…………


と考えると思わず2人をジト目で見てしまうのは不可抗力だと思うんだよね。


「というか、2人はなんで入ったんですか」

「さぁ、なんでだったか忘れちゃったや」


金鳳君は絶対ふざけてだよね!睡蓮君きょとんとしてるのに、笑いこらえるの必死そうだし!


「へー、そうなんですかー?」

「そんな怒った調子で言わないでよー、別にファンクラブ入ったからって変なことはしてないから」

「当たり前です!そんなことしたら優美ちゃんが怒らなくても私が怒りますから!」


「まあまあ、3人とも落ち着いてよ」

睡蓮君に窘められ、勝手に止まっていた足を進める。つい理由について考えてたら足が止まってしまったようだった。


「そういえば篠宮さんいつの間に遥斗とタメで話すようになったの?」

「俺が昨日お願いしたんだよ、もういい加減付き合い長いしタメで話してもいいか、って」


ね、と言われうん、と頷いた。睡蓮君の顔は昨日と同じようにとてもにこやかだ。

私達の反応を見ていた金鳳君は笑ってへー、そっかと呟いた後、少し意地悪気な笑顔になって言った。


「じゃあ僕ともタメでもいーい?」


う、そのこてんって首傾げるのあざとい………

絶対金鳳君のファンの子達は発狂するくらいに可愛かったから、思わず頷いてしまったのは仕方ないと思うんだ。


了承を聞くと金鳳君はありがとーと言ってにこりと微笑んだ。


「じゃあ私は、」

「桃華とは元々タメじゃない」


「そうだけど!私達も進化しようよ!」

「進化しません」


というかタメ語の進化って何なのよそもそも…………

進化したいとうるさい桃華を静かにさせつつ私達は朝ごはんを食べに向かった。

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