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200文字の『双子』シリーズ

スポーツの秋(200文字小説)

作者: 日下部良介

 今日からジョギングすることにした。

 周回コースを僕は右回りで走った。

 気になる女の子が左回りで走っているから。

 すぐに彼女が走って来た。

 軽く挨拶を交わした。

 暫くすると彼女はまたやって来た。

「早っ!」

 彼女は同じ笑顔で微笑んでくれた。


 3周で僕は休憩した。

 すると彼女が僕の隣に腰かけた。

 思い切って話しかけた。

「早いですね」

 彼女はきょとんとしている。

 その目の前を彼女が通り過ぎる。

「えっ?」

「ああ!双子なんですよ」





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