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偽英雄と馬勇者〜頭脳がオレで戦闘は愛馬だ。文句があるならかかってこい!!〜  作者: みけ猫 ミイミ
序章

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プロローグ❹*旅立ち

マグネルドゼアの前までくるとイベルフェルズは……。

 貴族風の男のあと追いマグネルドゼアの下にきた。


 夢の豪邸じゃないけど馬を購入できた。それも理想以上の馬だ。


 そう心の中で言いマグネルドゼアの正面に立ち鼻筋を触ろうとする。すると触って欲しいらしく首を下げ鼻筋をオレの方へ向けた。


「今日から……お前の名前は、マグネルドゼアだ」


 鼻筋を摩りながら言うとマグネルドゼアは名前を気にいってくれたらしく「ブヒィッ」と不思議な鳴き声を発生させ笑みを浮かべて喜んでいるようだ。


「良かった! 気に入ってくれたんだな」


 喜んでる……この名前にして良かった。


「そうそう……馬の飼い方は分かりますか?」

「あーそういえば! どうしよう……」


 勢いで購入したから、そこまで考えてなかった。


 どうしたらいいのかと頭を抱える。


「それならば丁度、馬の飼い方が載っている本を持っています。もしよければ金貨三枚で、お譲りしますよ」

「待て……いくらなんでも金貨三枚は高くないですか?」


 微かにチッと舌打ちの音が聞こえてきた。


 そこまでオレはバカじゃないぞ。


「その本って銀貨五十枚じゃダメですか?」

「そうですねぇ……じゃあ金貨一枚で手を打ちましょう」


 バカにしてるって言うよりも金貨が欲しいだけか。


「じゃあ金貨一枚でお願いします」


 そう言いバッグの中から金の入った袋を取り出した。その中には大量の銀貨と数枚の金貨が入っている。

 袋から金貨一枚をとり貴族風の男に渡した。

 金貨一枚を手にすると貴族風の男は馬の飼い方が記載されている本をオレの目の前に差しだす。

 その本を受け取り、パラパラとめくる。


「間違いなく馬の飼い方の本だ」


 ホッと胸を撫で下ろした。


「疑ってたのですか?」

「いや、そう云う訳じゃないです」

「なるほど……まあいいでしょう。では、この馬をよろしく頼みましたよ」


 そう言い貴族風の男は、マグネルドゼアの手綱をオレにわたす。

 手綱を受け取りオレは、コクッと頷きマグネルドゼアをみる。


「それでは私はテントへ戻りますので、これにて失礼する」

「ありがとうございました」


 ニコッと笑みを浮かべ貴族風の男は手を軽く振りテントの方を向き歩きだした。

 テントの中に貴族風の男が入っていったのを確認すると再びマグネルドゼアへ視線を向ける。


「今日から、お前の主人はオレだ! よろしく頼むな」


 そう言いながらマグネルドゼアの鼻筋を撫でた。


「ブヒィ〜ブヒィヒィ〜ン!」


 喜んでるんだよな? 馬らしくない鳴き声。凄く見た目は良い馬なのに……。


「じゃあ行くぞ。とりあえず泊まってる宿までな」


 そう言いオレはマグネルドゼアの手綱を引き宿屋を目指し歩き始めた。


 ❇︎✳︎❇︎✳︎❇︎


 宿屋の脇に馬を置く場所がある。そこにある杭にマグネルドゼアの手綱を縛りつけた。


「宿屋には入れないから、ここで待っててくれ」


 そう言うとマグネルドゼアは、コクッと首を縦に下げる。


 言葉が分かるのか? まあそれなら嬉しい。意思疎通ができれば色々助かるしな。


 これから楽しくなりそうな予感がし、ワクワクしていた。

 そんな気持ちを抱き宿屋の中へと向かう。


 ❇︎✳︎❇︎✳︎❇︎


 部屋の中に入ったオレは荷物の整理を始める。

 なぜ荷物を纏めているのか。それはマグネルドゼアを手に入れたため別の町か村へ行く決心がついたからだ。


 この町に来てから色々あった。殆ど嫌なことばかり。もう、こんな所にいたくない。できるだけ、この町よりも遠くにいく!

 近くの町カチニカ……いやネネニの村の方が近いか。まあ暗くなる前には、どっちかに辿り着くだろう。


 リュックに私物を入れ終える。その後リュックを背負い部屋をでた。

 そして会計をすませると宿屋をでる。


 ❇︎✳︎❇︎✳︎❇︎


 宿屋を出たオレは真っ先にマグネルドゼアの方へ向かった。

 そばへよるとマグネルドゼアは鼻息を荒くして喜んでいる。


「旅に出るぞ」


 そう言い杭に縛ってある手綱を解いた。


「ブヒィイイ〜ン!!」


 やっぱり言葉が分かるのか?


 足踏みをしマグネルドゼアは早く行こうと言っているようにみえる。


 そうだな急ごう。


 手綱を引き町の外へ向かった。


 街路を歩きながらマグネルドゼアに夢や今まであったことを話している。

 恐らく周囲にいる者たちは滑稽にみえてるんだろうな。でも、そんなの気にしない。

 気にしてたら何もできないしな。


「そろそろ町の入口だ。ここを出ればサラセバ草原だぞ」


 マグネルドゼアはオレの肩へ、コツコツと鼻をあててくる。


「もっと急げってことか?」

「ブヒィ! ブヒィヒィ〜ン」

「そう慌てるなよ、ユックリ行こう!」


 そう言うとマグネルドゼアは、シュンとして首を下げた。


「そんなに早く草原に行きたいのか?」


 そう聞くとマグネルドゼアは何度も首を上げ下げする。


「じゃあ、もう少しだけ早く歩くか」

「ブヒィイイ〜ン!!」


 かなり喜んでいる。余程、町から出たいんだな。


 そう思い急ぎ足で村の入口へ向かう。

 その後オレとマグネルドゼアは町の入口からサラセバ草原へとでる。

 そしてオレとマグネルドゼアはサラセバ草原を歩き進んだ。

読んでいただきありがとうございます(*^▽^*)


これで序章であるプロローグは終わり次話から第一章に入りますヽ(^o^)


では次話もよろしくお願いします( ^ω^ )

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