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偽英雄と馬勇者〜頭脳がオレで戦闘は愛馬だ。文句があるならかかってこい!!〜  作者: みけ猫 ミイミ
序章

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2/5

プロローグ❷*見慣れないテント

街路を歩きイベルフェルズは商店街の広場までくると……。

 へミケ町の街路を進み食事処が立ち並ぶ商業エリアに入った。この町には冒険者が多い。

 町の規模は然程、大きくないけど近くに【漆黒の回廊】と言われている階段の多い迷宮洞窟がある。そのため金になるクエストや依頼が多い。

 それが目的で冒険者は集まって来ている。

 まあオレも、その中の一人なんだけどな。

 できれば大金を稼げるような依頼や、クエストをこなしたい。そうすればチマチマ金を貯める必要がなくなる。

 なぜ貯金をしているのか? 大きな豪邸に住むためだ。

 まあ夢で終わるかもしれないけどな。


「求人の貼り紙がしてある店……見当たらない」


 何時もなら最低一件はある。それが全然見当たらないのだ。


 まあいいかぁ。今日じゃなくても明日みつかるかもだしなぁ。


 そう思いながら歩いていた。


「なんのテントだ?」


 商店街の広場まで来たオレはみたこともない大きくて派手なテントの前で立ちどまる。

 そのテントの前では商人風の男が立っていて何か力説していた。それを集まって来た者たちが聞いている。


「何をしてる?」


 気になったので近づき聞いてみることにした。


「……この壺は、カザスの町で仕入れた物だよ〜。それも、とある伯爵が売りに出した物。勿論、鑑定書付き。んー……金貨一枚からでどうだ!」


 そう商人が言ったあとから見物人の一人が金貨五枚と叫んだ。

 これは恐らくサクラだろう。

 その後、次々に金額が上がっていた。


 金貨二百枚って。嘘だろ? あんな壺……高く見積もったとしたって金貨二枚程度だ。

 最初に参加したヤツ……金貨五十枚を過ぎた辺りで姿を消した。

 やっぱり商人に頼まれて参加してたみたいだ。まあオレには関係ない。騙されるヤツが悪いんだしな。


 そう思いオレは、この場を去ろうとした。


「今度は牡馬だ。これもカザスの町で仕入れてきた馬。とある男爵で騎士の愛馬だぞ。名前は、センイントマグナム。その男爵は病で死に売りに出された」


 馬? それも騎士の……。


 どんな馬なのか気になりオレは人混みを掻き分け前列までくる。


 凄い……まるで剣のようだ。毛が銀色に光り輝いている。


 魅入ってしまった。そう理想以上の馬だったから余計にだ。


 欲しい……でも高いんだろうなぁ。でも貯めた金を全て使えばなんとかなるかもしれない。


「最初は金貨十枚からだ!」


 どうする?


 考えているうちに金額が金貨百五十まで上がっていた。

 オレは悩んだ。豪邸と馬の、どっちをとるか。

 ふと馬へ視線を向ける。

 馬がオレをみているようにみえた。

読んでいただきありがとうございます(^ω^)


運命の出逢い……さて、このあとどうなるのやらw


では次話もよろしくお願いします((o(^∇^)o))

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