End credits
どうも、今作の監督、脚本、演出担当の西木 草成です。
この度は『Hasta la vista, baby』をご愛読、基ご観覧いただきまして誠にありがとうございます。
さて、一応これは言わば映画の余韻に浸りながら静かに流れるエンドロールだと思ってください。ここで立ち去るも結構、マナーだと思って最後まで見るも結構、残念ながら最近流行りのミニ映像などの特典はございません。なおポップコーンの食べかすやドリンクなどは放置せず、出口のゴミ箱に捨てていただくようお願いします。
さて、今作を手掛け始めたのは昨年の5月頃だったでしょうか。最初はいつもの連載を描き始めようとした時のホーム画面にあったフォローユーザーの活動報告日記でした、全てはここから今作は始まりました。
『アメリカになろう!』
この一文に非常に惹かれて、中身を見たところ簡潔にいえば「アメリカを舞台とした小説を創る」というものでした。特にこれ以外に条件の指定はなし、描きやすい条件に何か新しいものを描いてみたいと思っている頃には、すでに本作の構想が浮かんでいました。
本作のテーマとしては『自分の好きなアメリカ映画の要素を詰めるだけ詰め込む』というものでした。なので、今作を読んでいただいた方に映画好きの方が入れば、ワンシーンごとに、なんか見たことがあるような展開がある。といった感想を抱くかもしれませんが、その感覚は当たりです。そして、もう一つのテーマは『いかにして、今の自分の倫理観と作風でアメリカを描き切るか』というところにありました。
はっきりいって、本作は、というか他の作品も僕の内容はかなり重たいです。哲学的な要素もありますし、倫理観も死生をテーマにしているところが多いので、スカッとしているものをお読みになりたい方には、あまり不向きかもしれません。ですが、最後までついてきた方には、ここまで読んで良かったと言えるものをお出しすることを約束します。
そうして出来上がった今作ですが、個人的は満足いく作品が描けたかなと思います。何せ、中編を書いて、しっかりと完成させるのはこれが初めての経験です。ここまで書ければ上出来でしょう。
今回は企画作ということもあり、他作品のキャラクターを一応発表されている中では全員登場させることができたはずです、なるべく作者様のキャラを壊したくなかったので、作品では全員テレビ越しでの登場となりました。中でも、サブキャラクターになっているイーサンですが、彼に関しては大分漢臭いキャラクターになってしまいました……、その点についてはお許しください。
そして、ここでもう一つ謝罪と言ってはなんですが、本来企画最終日である昨年のクリスマスに本作を完成させる予定ではありましたが、作者の遅筆により、年を跨いでの完結となってしまったことをお詫びいたします。
さぁ、みなさん。ここまで、本編を読んでいただき本当にありがとうございます。彼らのストーリーはここで終了です。仲間を、家族を、愛する人を失い、それでも地獄を進むために戦う物語を、自分はこれ以上書く必要はないと思っています、何せ彼は悲惨な結末を望んでいる、そこに僕が介入する余地はないでしょう。
ですが、今これを読んでいるあなたたちは違うはずだ。
彼らの物語は終わった。
でも、あなたたちの人生は間違いなく続くでしょう。命尽きる、その日まで。
明日を生きることしか見えない、でも今日の夜を乗り越えられないかもしれない。
いつの間にか同じ毎日の繰り返しになって自分自身を疑った時に、すでに戦いは始まっている。
その瞬間から、地獄から抜け出すあなたたちの物語は動き出している。
自ら地獄へ進むのは彼らだけでいい、でもあなたたちは地獄から抜け出すために戦わなくてはならない。
そんなことを、描きたくてここまで来ました。
これにてエンドロールは終了です。
今作の総企画プロデューサーのいでっち51号様、そしてキャラクター提供をしてくださった如月文人様、江保場狂壱様、徒華様、一布様に最大の感謝を。
最後に今作を読んでいただき、ありがとうございました。
The End




