2話
頑張れ私ならできる絶対できるやれるって頑張れ
「…では、させて頂きたいことがあるのですが」
「へぇ、言ってみなよ。」
「転移式を書かせていただきたいのです。」
「なるほど。転移魔法ね。でもそれ妹さんに影響ない?」
「大丈夫です。そのための魔法式ですよ。」
「…なにか特殊な式を組み込んでるの?」
「はい。今すぐは無理ですがご要望とあらばお教え致しますよ。」
「ま、じゃあ後で教えてよ。で、どこに式書くの?」
「…庭先をお借りしても?」
「なるほどね。後で消すならどうぞ。」
さて、ここでマフアからの解説タイムですよ!
魔法式とは!魔法を使う際に用いられる式ですね。
と言っても計算式ではなくて呪文のようなものです。
ただ、呪文と言うと呪いなどの良くないイメージが付随するので便宜上魔法式と呼んでいるわけですね〜。
ちなみに魔法式は精密な操作が求められる魔法や大掛かりな魔法を発動する際に手順の省略や人数削減のため考えられたみたいです。
分かりやすく言うとアナログの全部手書きからデジタルのテンプレート有りに移行したって感じです!
便利さが段違いですねぇ。
でもまぁ賢い人しか使いこなせない訳ですが…
ちなみに転移魔法は片方の座標を指定したら基本どこからでもそこに移動できる、というものです。
便利ですよねぇ〜。
白と紫の闘奇録のオマケに書いてあるんですけど何が何だかさっぱりでした。
ちなみに空間を抜けて移動しているため体に負担がかかりますよ。
瞬間的に時空をこじ開けて異空間を通りまた時空をこじ開けて出てくる、という訳です。
なのでたまに閉じ忘れの時空から見たことない人やモンスター、物体が出てきたりするんですよ〜。
…まぁそれがバタフライエフェクトの原因になったりする訳ですが…
何回閉じ忘れを潰したことか…
「…」
「…」
「…ねぇ、」
「すみません集中しているので後でお願いします。」
「…はい」
「…よし、出来ました!」
「おぉー。」
「ところで先程なにかございました?」
「あぁいや…なんでもない…」
「?まぁそれでは妹の所へ行って転移魔法を発動するので一日ほど待っていただければ…」
「わかった。じゃあ僕は色々用意しとくよ。」
「ありがとうございます。」
「暇だなぁ。…ひまわりの種って食べれるかなぁ?」
作者もなんだこれってなったらマフアちゃんが解説…という名の作者のメモが入ります。
転移魔法ってどういう原理なんでしょうね?
少なくとも体に負担はありそうですけど。
漫画描く時魔法式描かなきゃなの…?
自分の首締める天才かな私