1話
なんか行き当たりばったり感が否めない…()
あ、そういえば説明全くしてなかったですね…
まぁ必要な時に都度説明の方がいいですよね、最初に説明されまくっても眠くなるだけですもん…
べ、別に総管理局長の話が長いわけじゃ…
…話を戻しましょうか。
基本的に世界観測管理局…長いですね…
えっとWOB…は違う意味になるのか…
…面倒臭いので当局で行きますね。
当局は世界の観測、管理を主な業務としています。
なので歴史が進んでいようが過去の観測もできるわけですね。
どうやっているのかは知らないんですけど。
まぁ今回は過去の観測も兼ねている、という訳です。
ですから申請書を出してきたんですよ。
え?過去が変わっていたら?
それこそ世界に影響を与えますからね。
誰かの些細な行動でも世界は変わりますから。
バタフライ効果って言うんですかね?
その場合は別のところで調整しますよ。
さて、そろそろ過去の世界…歴史が映りますよ。
「…ここが、あの…」
フードを被った子がいますね。ローブ、だいぶボロボロですが結構良い物じゃないですか?これ。
そして家の前…誰の家なんですかね。
知人ではなそうですが…
「失礼。ここはかの有名な研究者、キャスケット殿の御自宅で合っているでしょうか。」
「尋ねるならば先に名を名乗りなよ。魔眼持ちの令嬢。」
「…!……失礼しました。…私は、」
「ルリック家長女第四子シュルア・ルリック。」
「!」
「伯爵令嬢である。右目には魔眼を持っており、魔眼持ちの令嬢として恐れられている。妹は奇病を持っておりルリック家に女子が産まれると良からぬ事が起こるのではと言われるようになった。」
「…」
「まぁただの迷信だけどねぇ。で?なんでこんな所に来たか聞いても?予想はついてるけど」
「…端的に言うと、妹を助けて欲しいです。」
「ま、そうだろうね。でもボクにできることは限りがあるよ。」
「…わかっています。でも…」
「…頼れるのはボクぐらい、ってことか。」
「はい…」
「ちなみに、具体的にどうして欲しいとかは?」
「妹の…フェリアの奇病を治療して欲しいのです。」
「ちなみに、もしボクが断ったら?」
「…この国を出ます。」
「なかなかな事するね。それ国を裏切ったってことになるでしょ。しかも伯爵令嬢。指名手配されてもおかしくないんじゃない?」
「…わかっています。」
「…はぁ、しょうがない。君がここに来ている時点でボクに拒否権ってあってないようなもんだしね。」
「いいよ。引き受けよう。でもそれ相応の対価はいただく。」
「対価…私に出来ることならなんでも。」
「…あんまり安請け合いすると妹さんの身にも危険が及ぶと思うよ。」
「そ、そうですか…気をつけます」
「うん、そうしな。」
「さて、と言ってもボクも専門じゃないからね。
とりあえず診てみないことには何もわかんないからさ、連れてくるか案内かしてくれる?あ、王都内は勘弁ね。」
「わ、わかりました。では…」
「…あたし、お姉ちゃんに迷惑かけっぱなしだなぁ……あ、やば。花が零れてきちゃった…」
が、頑張ってるよ私
解説入るとか言ってたけど全然入ってねぇや
まぁ必要とあらばだから…