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こまかい詩集2

詩 木の実はもう実らない

作者: 仲仁へび



 木の実が実った

 皆がもいだ

 美味しかった

 また食べようと言い合った


 木の実が実った

 一年経った

 ちょっと少なかった

 だから分け合った

 美味しかった


 木の実が実った

 三年だった

 これっぽっちだった

 足りなかった

 だから奪い合った

 食べれなかった


 木の実が実らなかった

 もう誰も食べられない

 だから寄り付かない

 人とも笑わない


 木の実は実らない

 これからずっと

 何年たっても

 だから誰も食べられない


 木の実は実らない

 木が枯れているから

 だからもう誰も寄り付かない

 木の事を覚えていないから


 木の実は実らない

 そもそも木がないから

 後には何も残らない

 皆忘れてしまった



「ストーリー」


 木を殺す薬を開発したぞ。

 これで楽に開拓できるな。

 もう少し弱い薬が良いって?

 良いじゃないか、強ければ強いほど便利だろ。



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