7話 万神殿から出る、たった1つの冴えたやり方
今回とても短いです。
物語が次の段階に進みます。
また1週間が経った。
トレーニングは順調に進み、今はこうなっている。
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精霊召喚
火精召喚<4>
水精召喚<2>
風精召喚<4>
土精召喚<Max>
光精召喚<5>
闇精召喚<6>
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ついに土がカンストした。数値的には10である。
伸びすぎだろ1つだけ。
忘れてるだけで俺は前世では農家だったのか...?
今では土でかなり精巧な人形が作れる。色も鉱物でそれっぽく見せられる。
中に土精を入れておけば人間さながらの動きをさせることもできる。
また、闇精で質感を再現できるようになった。
どういうことかというと、闇精は案の定精神に干渉できたということだ。
土精だけでは再現できない触覚を騙せる。
自分に認識誤認をかけさせた結果、久しぶりの人間だ、と脳が勘違いしてキョドりかけたくらいだ。
土精でベースとなるボディを、火精は肌の温かみを、水精で肌の潤いを、闇精で質感を再現したことで、人間に見紛う操り人形ができた。
そして、風精で音を、光精で光を中継することで離れた場所を知覚できるのだ。
そう、俺は魔法陣から出ることなく、外の世界に出ることにしたのだ。