第二話 モブ女の作戦会議
寮に戻った俺はさっそくノートとペンを用意し、りんちゃんの作戦の前にこの世界を少しまとめてみようと思う。
ちなみにこんなモブだが奇跡的に一人部屋だ。今の俺にとってはありがたすぎるぜ
今俺が転生している舞台は私立恋塚乙女高校(通称らぶ校)というお嬢様やお坊ちゃんたちが多くいわゆる金持ち学校だ。
一般生徒もちらほらいるが超難関テストに合格しやっと入学できる狭き門だ。
主人公の如月りんちゃんはその一般生徒で主席合格者。
そのうえ綺麗な黒髪に愛らしい顔、笑顔なんか死ぬほど可愛い。性格は少し人見知り。(奥ゆかしくてそこもええわぁ)
初めは中学からの持ち上がりたちに目を付けられ嫌がらせを受けていたが、そこで助けてくれるのが早乙女 蓮先輩だ。ちなみにさっきの抱擁シーンは嫌がらせに耐えきれなくなって泣いてしまうりんちゃんを早乙女先輩が慰める場面だ。もう少しでいじめはなくなるからな!頑張れりんちゃん!!
早乙女先輩は早乙女財閥の御曹司でらぶ校の中で1、2を争うほどの権力者だ。
そしてとんでもないほどの美形!綺麗なサラサラの金髪に筋が通った鼻、薄い唇、何頭身あるんだよって
突っ込みたくなるようなスタイル。性格も温厚で困ってる人をほっとけないタイプだ。
だが俺は知っている、、、早乙女先輩が実は隠れSだということをなっっ!!マジ萌禿げるだろ?!
俺はこの目で主人公に少し意地悪する早乙女先輩が見たい!見た過ぎるううう!!
少し話が逸れてしまった。りんちゃんお近づき作戦を立てねば!!
俺は急に前世の記憶が戻ったので以前からどう接触していたのかは知らない。(まあモブだから一言も喋ったことないだろ)
なのでまず朝の挨拶からだ!りんちゃん急にモブが話しかけてきて怖いと思うが許しておくれ、、、
多分俺には友達がいないと思うのでお昼ごはんにも誘ってみようと思う。
意外に大胆なことをすると思うだろ?だが俺には自信がある。
なぜなら前世チャラ男だったからな!友達も多かったしコミュ力だけは自信があるぜ。(まあモテなかったが)
そしてちゃっかり岩村さん(りんちゃんの親友)とも仲良くなり楽しい学校生活を送りたい。
ちなみに俺のスペックは、顔はブスでもなければ可愛くもない。スタイルはいいほうだろうが、自分の体を見て興奮するほど俺は終わっていない。(まあ軽く胸は揉んだ)
まあにこにこしてたらいい人そうだろうなという感想。なのであの2人の中に俺がいると絶対に浮く。
普通の女の子だったら2人と比べてしまい人の目など気になってしまうだろうが俺は中身は男だ。
まったくもって気にならん!!むしろかわいい子とおしゃべりできるなんてパラダイスだろ?!
早く明日になんねえかな、、、携帯教室に忘れたまんまだけどもういまはそんなの気にならないくらい明日が楽しみだ。早く寝て明日に備えよっと!
初めての作品なので至らない点たくさんあると思いますがマイペースに更新頑張ります!
ぜひぜひブクマなどしていただけると泣いて喜びますううう