召喚、そして出会い
俺はあの日、出会ってしまった。いつかかけがえのない存在に、それは人間でもなく、動物でもない。その存在は…
ーRS287年4月18日ー
俺の名前はジン・ラ・フォーエ。
俺は普通の人生を歩んできた。彼女もいない、しかも女友達もいない。これはもう恋愛的に死んだと言ってもいいだろう。今日は竜王祭、俺の家フォーエ家は代々竜王祭での儀式を担当している。しかもその儀式の内容が家の後継者が16歳になったら召喚魔獣と契約するのが風習になっている。
まぁそれで強い魔獣を召喚したらワンチャンモテるかも⁉︎と内心そう思ってる。
〜数時間後〜
儀式の時間になり、父さんが
「では、儀式を始める‼︎」
と言い儀式が始まった。多くの人の前で召喚陣を描き始めた。もちろん描くのは俺だ。
描き終えた後に俺が呪文を言い始める。
「古より伝えられし……」
呪文を言い終えた後に召喚にが光始めた。
周りの人がそれに驚いた。どうやら父さんいわく、
今まで見た中でも1番光っていたらしい。
だが何も召喚陣から出てこなかった。召喚陣は失敗して、描き間違えだった場合召喚陣の上ではなく近くの別の場所に召喚される、また描き忘れた場合光はなく何も起こらないはず…
そう思った瞬間、近くの森から獅子のようにいさしい咆哮が聞こえてきた。
咆哮が聞こえてきた共に森の魔獣達が村の中に入ってきた、何かから逃げてるように。
村人達は
「「「キャャャャャャー」」」
と言う声が鳴り響きながら逃げって言った。だがただ一人逃げなかった者がいた。それは俺の父さんだ。
父さんは契約した魔獣とともに森からやってきた魔獣達をどんどん倒していった。しかし倒してる最中に魔獣達が何から逃げているのかが、理解した。
森の主だ。俺と父さんは同時に同じことを思った。(なぜ、ここに森の主が?召喚には失敗したはず…)
そんなことを考えていた中、森の主が父さんに襲いかかる。父さんはそれに気づいた。がギリギリ避けられなかった。父さんの左足が複雑骨折した。それに気づいた父さんの魔獣が森の主に突進したが、父さんの魔獣は簡単に吹き飛ばされてしまった。
僕はそれに絶望した
(父さんでも、父さんの魔獣でもかなわないなんて…)
そして、俺は
「誰かぁぁぁぁぁ、助けてくれぇぇぇ‼︎」
と泣き叫んだと同時に
「その願い叶えてやろう。」
と声が聞こえた。
なんだこの声はと思ってると
突然空から少年が降ってきた
地に足をつけたと同時に少年が
「俺を召喚したのはお前か?」
と聞いてきたが俺は突然のことで理解できなかった
「まぁ、いい後で聞こう」
と少年は言い、森の主の方に向かだていった。
俺には無謀な事にしか見えなかった。がそう思った瞬間に信じられない光景を見た。
少年が森の主を一撃で倒したのだ。魔法も魔道具も使わないで、単純な力で。
(そんな!…森の主は全部で7段階ある冒険者ランクでも上から2、3番目の特別A級、S級ぐらいの指定の魔獣を…‼︎)
そう思った時、少年がまた同じ質問をしてきた。
「俺を召喚したのはお前か?」
と聞いてきた。俺はなんのことだからわからなかった。
「なんのことだ?」
「わからないのか?お前が儀式のような事をしていた時だ。」
俺はまさかと思ったが、信じられなかった。最低でも特別A級指定の魔獣を一撃で倒した、つまり最低でもこの少年はS級。
「儀式をやったのは俺だが、本当に俺が召喚したか?」
と俺は質問した。
「ああ、そうだ」
と答えてきた。
「そういえば、自己紹介が遅れたな。
俺の名はギフデット・ギフデイン
ソロモン72柱、第72柱だ」
俺はびっくりした。なぜならソロモン72柱は悪魔の世界で一番上の存在だ。
「俺を召喚したのは、俺と契約するためだろ?
それなりの代価はもらうぜ。」
俺はあわてたが、落ち着いてきた俺は少年に訪ねた、
「どんな代価が必要だ?」
と言った途端少年、いやギフデット・ギフデインが笑いながら言った
「そんだな、俺をソロモン72柱最強にしてくれ、
それが代価だ。」
俺はそんなのでいいのかと言いたげな顔をした。
だが俺はそれに応じた。
そして契約した。