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王都編-幻の酒場-

誤字脱字、意味不明などあったら教えてください。

▪▪▪首都 リンカ とある下街で▪▪▪



今夜は嫁さんと久しぶりに中街まで出かけてディナーを楽しんだ。


やはり俺たち一般人が住んでいる下街なんかよりそこそこ金持ちの人たちがいる中街はいいものが多い。

たまには奮発してみるものだな〜。


「ねえ、あなた見て!!アゲートの宝石よ!綺麗な色ね〜」

宝石店のお店に展示されている宝石を見つけたのか。

「確かに綺麗だね。なになに?アゲートは取り込んでいる魔素の属性で色が変わるんだって。火族性なら赤、水なら青だって。」

どうやら原石の段階で周りの魔力を取り込むのか。基本的にどんなところにもいろんな魔力があるけど、特定の魔力が異様に多い場所もあるらしいね。


「この透明なアゲートがいろんな属性の宝石かしら。それでもキラキラしてて綺麗ね〜」


宝石を買ってやりたいけど、いかんせん高すぎる。指に乗る程度でも金90とは。高すぎる。ディナーを奮発したと言っても金2枚なのに。


俺たちは宝石を眺めて楽しんだあと大人しく家路についた。


「ん?あれは何かしら?」

嫁が指す方にぼんやりと明かりがついていた。下街の人は太陽が昇ると起きて沈むと寝る生活を送っている。ごく稀に俺たちみたいに出かける奴もいるが。だから下街の夜に明るいものと言えば道に沿って立っている魔導ランプぐらいしかないはず。

中街に近い下街なら営業している店もあるけど、ここは下街のど真ん中だ。


気になって寄ってみることにした。


「すみませ〜ん。ここはやってますか?」

見た目はボロいけどしっかりした造りのドアを開けると。そこは酒場だった。ただめちゃくちゃ小さい。10人も入れないぞ。


「いらっしゃい。ごゆっくりしてください。」

あとしっかりした服装のエルフが1人いた。見た目は若いがエルフだから実際若いかわからん。王都にいるエルフママも有名だが歳は分からん。見た目は40近いが。聞くと笑顔で文字通りぶっ飛ばされる。俺もされた。


「ご注文はどうなさいますか?」

入ったからには何か頼もうと思ったがメニューはどこだ?

聞いてみたらなんでもあるから好きなものを言えとのこと。値段は銀一枚でいくらでも頼めるらしい。

怪しい店かも知れないが俺はそこそこ腕が立つので騙されてもなんとかなると思って頼んでみた。


「それじゃ、私は海の宝石って言われているカベルネ•マトリカルアのワインが欲しいわ。」

おま、それ超高級品じゃん。オークションで一瓶に金数百枚使われるやつだぞ!!

カベルネ自体希少価値が高いのに製法も難しいのに。いろいろすごい噂のあるエルフでも無理だろ!

マスターが俺の方を向いていた。ほら困ってんじゃん。

「いえ。あなたのご注文は?」

あ、そっすか。

「俺もそれで」

さすがエルフと俺は呆れた。


俺はもう驚くまいと思っていたがまだまだだった。アイテムBOX 持ちなのは想定内だったが時空属性を使えるなんて。目の前でカベルネをワインにするとは。

それよりもカベルネは美しかった。水属性のアゲートは淡い青に輝いていたが、こちらは濃い藍だった。全体的に黒っぽいのに光輝いていた。確かに海の宝石だった。


「こちらを」

そう言ってマスターは2つのワインを渡してきた。二口ほどで飲みきれそうな量だった。

香りから楽しめると言われたので、俺たちは匂いを嗅いだが

「なんじゃこれ?」「は〜。いい匂い。」

今までにない匂いだった。漂う香りは鼻に豊潤な香りを運んできた。

香りの海に潜れば潜るほどどんどんと濃くまろやかになった。



十分堪能したのでいざ味を

「・・・オフ」「あ〜〜〜〜」

なんというか感想が出てこない。俺の言葉じゃ無理だ。感覚だとカベルネの海に潜った感じだ。

香りと同じで口に入れた途端味が広がるが時間が経てば経つほど、どんどん、どんどんコクが深くなってきた。

やばいなこれ。今晩のワインが水に思える濃さだ。結構高かったけど。



「なんかこれだけで満足してきたな」

「そうね、他のも頼みたいけど、頼みたくない気分だわ。」

言いたいことがすごくわかる。この贅沢な味をほかのワインで消すのは嫌だな。

他のも頼もうかどうしようか散々迷った。その間も俺たちはカベルネの海に潜っていたが。


散々迷いに迷って決めた。

「「もう一杯、他ので!!!!」」

「了解しました」

マスターは俺たちが悩んでいる間グラスを拭いていた。待たせてしまって申し訳ない。


「次はマスターのおすすめで」「それじゃ、私も」

「了解しました。」

そう言ってマスターは準備をするのかと思ったら違った。



マスターに質問された。

「今日はどこまで出かけたのですか?」

「ちょっと中街で食事を」

「なにかの記念日ですか?」

まあ、嫁と結婚してからちょうど3年でね。

「それはめでたい」


そして一考して取り出したのは普通に見える水とよくわからない植物とあれは

「マンゴスチン?」

「よくご存じで」

そりゃそうだ。あれは高級品ではないが南の方でしか作れない。俺は結婚する前に依頼で南の方に行ったことあるから食べたこともある。そこそこ甘かった果物だったが。

「そのマンゴなんとかがどうなるのかしら?」

俺も知らん。


マスターはマンゴスチンを水に浸すだけで後は植物の説明を始めた。

「この植物は『竜霊草』と言われていて、竜の巣でたまに見つかるものです。煎じて飲むと魔力の活性化が起きますが、それほど効力はございません。ですからあまり広まってません。」


その葉をマスターは2つに裂いてそれぞれのグラスにさした。

「どうぞ。霊峰カボラジの山頂で取れた水です。」

水?水なの?

しかもカボラジなんて山聞いたことない。まあ霊峰なんて言うくらいだからきっとすごいんだろうな〜


「これは!!」

ただの水なのに味がある!!しかも舌で感じる訳ではない!体が味を感じている!!

「うまい!!これはうまい!」

カベルネの上品な味とは違うが、これも好きだ!!

ほんのりとするマンゴスチンがうまい!食べるのとは全く違う!!

何でこんなにうまいのか聞いてみた。



「霊峰で取れた水は魔力を取り込む性質があるのです。そしてマンゴスチンは微量ながら魔力があります。微量なので普通では感じられませんが竜霊草と反応すると、味を感じられるようになります。これがその味です。」

「マスター。それだと魔力を活性化させるポーションと混ぜてもオッケーてこと?」

魔法士の嫁はよく使ってるな、そのポーション。ただお前さんすごい顔して飲んでるだろそれ。

「できなくはないですけど、ポーションの味が強烈すぎてダメですね。」

「そうだったね。あれすごくまずいのよね。」



ワインを十分堪能した俺たちは銀5枚ほど置いて出ていこうとした。もっと払いたいがそれしかなかった。

「ご夫人にこれを。」

マスターが渡してきたのはアゲートだった。宝石店のよりは小さかったが不思議な光を帯びていた。

「いいのか?これめちゃ高いぞ?」

「せっかくの記念日です。これは私からのお祝いですから。」

「ありがたくいただこう。ところでこれは何の属性なんだ?」

「時空属性です」

時空属性の魔力が濃い場所なんてあるのか?



家に帰ってから渡すつもりだったネックレスにはめ込んだらめっちゃ喜んでくれた。満足




後日


「お前!!下街のエルフの酒場といえば幻の酒場だろ!!!!かの生ける伝説のボッチ商人の酒場だ!!」

「あの、人生に一度行けたら幸運のあの酒場に行けたのか!!」

「俺も誘えよーーーーーーーーー!!!!!!」

知らなかったのは俺だけのようだった。翌日ギルドの仲間に話したら羨ましがられた。


その夜同じ場所に行こうと思ったがお店すら見つからなかった。


設定いろいろ



ギルドとは


ある1人をギルドマスターとして集まったグループ。依頼を受けて解決することによりお金を稼ぐ。

イメージはなんでも屋の傭兵団。もしくは某アニメ 妖精の尻尾のギルド的な

大きい街だと3個ほどある。

ギルドは各自で拠点をもっていて基本的にその場で依頼を受け付けたり受注するが、依頼が難しいとギルドマスターが判断すると中枢に持っていかれ、まかせられるギルドに斡旋する。


中枢とは

ギルドマスターの集まり。ギルドでは真ん中と呼ばれている。国ごとに一個ずつある。

依頼の斡旋やランクの定義を決める。



帝国騎士

エリートの騎士集団。100人からなる。帝王も所属している。

様々な戦い方ができるが基本は4人1組。

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