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凍てつく大地-3-

今回から数話戦力がどんどんインフレしていきます。

戦う描写書くの苦手かもしれない。


■■■凍てつく大地 中央地■■■

氷龍 ヒュドラ

氷属性を操る龍種。神獣になった時に膨大な力を得た。

それにより氷の魔素のコントロールが出来なくなり、全てを凍らす冷気により自身の体すら凍りついている。

体調は10メートルほど



近づいてくるヒュドラを見ながら挨拶をした。

「どうだ?前回とは何か違うか?」

(そうだな。前回よりかは多少この膨大な魔素を扱えるようにはなってきたが。やはり、まだだな)

「ちょっと体を見せてくれ。」

(ああ。頼むよ)

そう言ってヒュドラが体を見せてきた。

やはり凍っているな。

前足の一部や翼。更には胴体も所々凍りついていた。


「けれど前回に比べるとそこまで凍っていないな。あれは効果があったのだろうか?」

(あぁ。前回より魔素のコントロールができるようになったのでな。やはりあれは効果があった)

「そうか。なら今回もやる感じか?」

(出来れば願いたいな。今回で更に良くなるかもしれぬ)



前回俺たちがやったのはガチンコ勝負だ。

魔素がすっからかんになるほど使い切ることで多少はコントロールできるようになると思ってやったのだが、どうやら正解らしい。

なら今回もやるか。

「今回は初めっから重り外すぞ?」

(あぁ構わん。そんなんがあってはろくに動かんだろ)


「あぁ〜。体が軽い!」

俺は普段からつけている二つのお守りを外した。


魔神の呪いのペンダント

魔神により作られたペンダント

魔素が常時乱れ、扱えるようになる量がとんでもなく減る


 龍王の祝福されたイヤリング

龍王により作られたイヤリング

常に体に負荷がかかり、体がとてつもなく動かなくなる


やはりこのふたつを外すと力がみなぎったように感じる。

「よっしゃ。やるか。初めの合図は?」

(貴殿の投げた石が地に着いたらでいいだろう)

「わかった」

そう言って俺は石を高く投げた。

だいたい100メールくらい。そして地に着いた瞬間

転移(テレポート)



⚔ ⚔ ⚔ ⚔ ⚔

私 ヒュドラは久しぶりに高揚していた。

何せ本気が出せるのだ。遠慮せず。

ごく稀にくる異神どもは基本的に勝手に凍りつくような弱さばかり。

それに比べ彼は・・・


転移(テレポート)

おっと考え事をしている暇は無さそうだ。

転移か。その程度魔力を探ればどこに出てくるかは簡単にわかる。

ふむ。右か。

私は氷の槍を左側に打ち出した。

「縮地。って、うおっと」

縮地

それは短い距離を一瞬で移動する技術だ

魔法ではなく技なので魔素は使わない。前回はこれにやられ随分と痛い蹴りを食らったものよ。

「さすがに同じ手はくらわんか」

当然だな


「そうだな。魔法戦といくか 火炎球(フレイムボール)

そう言って彼は特大の火炎球を5つ作り出した。

一つ一つが我より大きいな。魔素を詰め込めるだけ詰め込んだな。

凍てつく氷槍(フリーズ・ランス)

特大の氷の槍がやってきた火炎球を打ち消す。

やはり、前回より少し大きくなったな。

土弾(アースバレット)

雷槌(サンダーボルト)

風剣(エアスラッシュ)

多様な属性の魔法を打ってくるがどれも初級の魔法。氷の槍で打ち消せる。なんならそのまま彼にまで届く槍もある。

彼は魔法があまり得意ではない。空間属性はそこそこに使えるが他のは魔素の量で誤魔化すくらいしかできない。


「この程度だとやっぱり意味ないな。」

彼が一気に口元に魔素を集めた。

これはまずいな。



龍王の咆哮(キングノヴァ)!!」


凍てつく咆哮(フリーズノヴァ)!!


お互いの咆哮がぶつかり合ってあたりに衝撃がはしった。

押し負けるかとも思ったがなんとかなった。

氷の龍の咆哮である凍てつく咆哮(フリーズノヴァ)と龍の王だある龍王の咆哮(キングノヴァ)では私の方が不利だったが。


「ダメかぁ!これも効かないとなると魔法はダメだなぁ。」

(当然だ。そもそも貴殿は魔法が得意ではないだろう。威力だけの魔法は我には通用せんぞ)

「そうだなぁ。大人しく接近戦にするか。」


やっとか。彼は強くて速いため異常に接近戦は強い。

時々目に見えなくなるからな。


だから一挙手一投足を見逃さないように彼を注意深く見ていた。が、

「それじゃ」

という言葉を残し消えた。



⚔ ⚔ ⚔ ⚔ ⚔

「それじゃ」

全力でヒュドラの体に潜り、頭が下にきたまま胴体を蹴った。

さながらオーバーベッドキックだ。

「グルルルルル」

直撃したな。随分痛かろう。


「おらおら!どうした!!もう捉えられなくなっちゃったか?」

ヒュドラの魔法はピンポイントで直前までいた位置に飛んでくる。残像に全て攻撃が当たっている。


ここからは全部俺のターン!!のような状況だった。

ピンポイントで狙ってくる魔法では避けきれるし、ヒュドラ自体そこまで早く動けないため攻撃がよく当たる。

飛んでくる攻撃を交わして自分の攻撃を当てるだけ。ヒュドラはしばらく何もできないままでいた。



「空に飛んでも無駄だぞ?」

飛んで逃げるヒュドラに向かって飛んだ時だった。

「キュロロロロロロロロロ!!!!」

「あっ、やっべ」

体の中心に集まっていく膨大な魔素を見て、これから何が起こるかわかってしまった。



(やはり来たな。凍てつく世界(フリーズ))

一番食らってはいけないものをくらってしまった。

叫び声とともにヒュドラの全身から全てを凍らす極寒の魔素が放出された。



凍てつく世界(フリーズ)

ヒュドラが神獣となり膨大な魔素を得たことにより使えるようになった独自の魔法。

強力な冷気を生み出し自身の周囲(約)500メートルほどのものを全て凍らす。

範囲に入ってしまえばもはや逃れる術はない。



ゴトッ

音を立てて氷漬けになったアストラが地に落ちた。


思うんですけど戦うシーンは漫画の方が面白くないですか?

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