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ヴァイキング  空の民

現在確認中ですが、バザース島のはずがバザール島になっているかもしれません。直していきます。

▪️▪️▪️ とある海の上▪️▪️▪️


キーー   キーー   キーー


俺はヨットを漕いでいた。

このヨットは少し大きい。ドナドナと一緒に乗れるように作ったからだ。

少しの揺れで酔うドナドナのために全く揺れないように作るのは大変だった。しかしその甲斐あって


「ブルルル(ちょとここ狭すぎません?)」

「それは我慢してくれよ。もともと一人用のヨットを作るつもりだったんだもの。ある程度の荷物を乗せても大丈夫なようにしようとは思ったけど。」

型が決まりだした頃にドナドナがヨットに乗りたいと言い出したので急遽、形が変わったのだ。

「ブルルル(それにしても随分と早くバザース島から移動しましたね)」

「あぁ。あそこの人たち基本ずっと酒飲んで遊んでばかりだったかな。俺には合わんのだ。」

「ヒヒーン(たしかに。一人で静かにしている方が好きそうですもんね)」

「まあね」


キーー キーー キーー



ヨットを漕ぎながら辺りを見渡した。

今回は夜の海を見たくて、わざわざ船に乗らずヨットを漕いでいる。

夜の海は綺麗だからな。


周りの光が一切ないため、これでもかと光り輝く星空。

俺のヨット以外一切波をたてるものがないため、満天の星空をそのまま反射させる海面。



「こういう景色はな、素敵な女性と見るのもいいが、やはり一人で眺めるのも乙なものだなぁ。」

「ヒヒーン(素敵な女性ならここにいるではありませんか?)」

「はっはっは。たしかにそうだな。」


キーー  キーー  キーー


「それにバザース島の人たちは島の物だけで基本生活していて、よその珍しい物に興味がないんだとさ」

「ブルルル(話が戻りましたね。まぁたしかにあそこの草もなかなか良い物でしたし)」

「そういや、相棒 シープと草の争奪戦してたしな。」

「ヒヒーン(ほんと。あいつらはどこまでも食べようとしますからね。私の分の確保で大変でした。)」

その割には、そのシープから草を奪っていなかったか?



キーー  キーー  キーー


俺はアイテムBOXから取り出したものを海にばらまいた。

「ブルルル(何を投げているのですか?餌ならわたしにもくださいな)」

「これは竜霊草を少し調合した魚の餌さ。」

「ブルルル(竜霊草ですか。その草よく使いますね。)」

「まあね。結構いろんなことに使えるからね。」

「ヒヒーン(そうなんですか。しかし、なんでそれを混ぜるのですか?)」

「まぁ、そのうち見とけばわかるよ」


餌をまいてしばらく経つと、魚が寄ってきた。


お、狙いの魚もいるな


魚が餌を食べ始めてから少しすると体が光る魚が現れた。

「ブルルル(体というより骨が、な気がしますけど)」

どっちでもいいんだよ。

とにかく、骨が光っている魚がポツポツと増え出した。

最初は1匹目。次に2匹目。しばらくすると3匹目。同時に4匹目と5匹目。

どんどん増えていき出した。


「ヒヒーン(綺麗ですね。まるで天の空を魚が泳いでいるようです)」

あの、俺の言いたかったことを横から言われてしまった。


まぁそういうことだ。海の透明度が高いせいで、海面に反射している星空と海の中にいる魚が一体化しているように見える。


こういうのは横から見ると 星空に浮かぶ魚と船 みたいでいいと思うけどな。

残念ながら俺一人なのでできません。


「ブルルル(綺麗ですね。一体なんで魚が光っているのですか?)」

「あぁ、これがスケイルフィッシュだからだよ。」



 スケイルフィッシュ

大きさは10から30センチメートル

体の内部が透明で見えるのは骨だけ。うっすらと体の輪郭も見える。

物好きな科学者が透明なスケイルフィッシュの体に餌を与えて消化されていくところが見たい!!と思い実験したところ、全て口に入ったものは骨と思っていた場所に入っていったように観察されたらしい。

体が本当にないのか。骨に見えていたものは本当に骨なのか

謎は深まるばかりである



「ブルルル(それにしてもこんなに綺麗なら多くの人が来てもいいと思いますけど。)」

「そりゃ無理さ。だって・・・。まぁ明日には分かる。」

「ブルルル(そうですか。それでは明日まで寝ますね。おやすみなさい。・・・もう、狭いです)」





ーーーーーー翌日ーーーーーーーーー


「ヒヒーン!!(これが昨日言ってた理由ですね!!!)」

「そうだ。こんなんだから他の人は来ないんだ。いや来れないか。」


ドゴーーン

ヨットに襲いかかってくる海竜種を吹っ飛ばす。

ゆうに100メートルを超えてくる個体がポンポンポンポン湧いてくる。

もう何度目の襲撃か分からない。

「ヒヒーン(私!アイテムBOXに戻りますね!!次の目的地だけ教えてください!!)」


「次はなぁ、神獣の力によって永久凍土と成り果てた大陸。凍てつく大地だ!!」




僕の好きな風景ですね。星空の海に浮かぶ船。

綺麗です。


蜘蛛は益虫だし勝手にどっかに行くので放置です。

最近ゆーちゅーぶでいい益虫ランキングを見たんですけど順位が上がれば上がるほど見た目が怖くなっていきます。何故でしょうか。


巣をはらない蜘蛛を家で見たらどうしますか?


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