38: 暴走ロボと初心者操縦士
怖ぃ、怖すぎるぅ
仄葉ちゃんが完全に、私達よりも悪魔なんだけどぉ、、
溢れるオーラが完全に悪魔のそれ。
“声”で呼び掛けようにも、“声”出そうとすると震えちゃって無理。。。
こんなに恐怖を感じたのは生まれた瞬間以来な気がする。
これはヤバイ。
逆らったら存在ごと消される……
化蛇なんて、仄葉ちゃんが「え」って言った瞬間に気絶してたし……
さっき、思わず“闇夜逃避”で隠れた場所から出る方法教えちゃったけど、危ない所だった。。。
出た場所が絶海の孤島で本当に良かった。
闇夜逃避で行動した時の軌跡が物理的に非連続的じゃなかったら、人間の街の例の丘の上に出てた。
今の仄葉ちゃん、殺人を躊躇わなさそうな雰囲気がある。
仄葉ちゃん、出てからずっと思うように体が制御できてなくて苦しそうに「う”ぁっ」「がぁっ」とか叫んでるけど、そのせいで余計に怖く感じる……
あんなに疲弊した魂のまんま、こんな状態になっちゃったんだもん。
苦しくて当然だよね…………
マジで、このまま仄葉ちゃんが苦しんでないと、この世界滅ぶって。
殺気とかそういうレベルじゃない。
体がないはずなのに、体が震えてるような感覚がするもん。
何かしてあげたいところだけど、この状態で魂力発揮させても仄葉ちゃんの魂を余計に疲弊させるだけなんだよなぁ。
体力を回復したって意味ないし…………
あ、気絶させる?
それなら一時的に苦しみを感じることもなくなるし、気絶が明けるまでは疲弊した魂を癒すことも出来る。
問題は、それを発揮させるだけの魂力が仄葉ちゃんの魂に残ってるかどうか。
暴走仄葉ちゃん、今は特に魔法も使ってないみたいだし、やるならさっさとやりたいけど…………
そもそも、私の力で仄葉ちゃんを気絶させることが出来るかすら怪しい。
失敗したら何をどう繕ってもバレる。
そうなると私は確実に消される。
というか、わざわざ私が気絶させてあげるようなことをする必要なくない?
このまま仄葉ちゃんが消耗してくれれば、その内体力尽きて気絶するでしょ。
それでいいじゃん。
この島、生物の気配しないし、食べられる心配もないと思う。
いや、しないんじゃなくて、生物の方が気配を殺してるって言うのが正解かな。
孤島とはいえ、そこそこ大きそうだし。
とりあえずこのまま苦しんで暴れてもらうしか。。。
バコォンッ
ドゴァァン
うわ、やば。魔法使い始めちゃった……
岩が粉々になったんだけど。。。
……………………
バシィィィイ
ジギァァァン
えぇ?か、雷の鞭?魔法ってなんでもできるねえ。
…………………
「あ” あ”っ、う” う”っ、ごはぁっ。。。
な”っ、な”んでっ、わ”だじがごんな目にっ、合わなきゃいけないのっ!!!」
………………
ズォドァァァン
キュパァァァン
これは、、、なに?
光線?
……………
「どうじてな”のっ??わ”だじっ?!、なんにもっ?!、悪いこと?っっっ!!!」
dddddddd
ちょちょちょちょちょ!?
何しようとしてんの!?!?
dGaaaaaaaaaaan
わぁっ!?
ゑ?自爆?
…………
………
……
「なんっ、な、なんでぇ…………」
…
…
…
お?終わった?気絶した?
何も見えないってことは仄葉ちゃんの眼が閉じてるし、暴れてるような音もなくなった。
ふぅー。
とりあえず、仄葉ちゃんが暴れてくれたおかげで周囲は更地で森も大火災だから私たちに危険はないかな?
さて。
どうしたものか。
まずは、私が仄葉ちゃんを怖がるのをどうにかしなきゃ。
そうじゃなきゃ仄葉ちゃんが起きた後にまともな会話にならない。
自己暗示でも掛けてみる?
仄葉ちゃんは怖くない、仄葉ちゃんは怖くない、仄葉ちゃんは怖くない、仄葉ちゃんは怖くない、仄葉ちゃんは怖くない、仄葉ちゃんは怖くない、仄葉ちゃんは怖くない、仄葉ちゃんは怖くない、仄葉ちゃんは怖くない、仄葉ちゃんは怖くない、仄葉ちゃんは怖くない、仄葉ちゃんは怖くない、仄葉ちゃんは怖くない。
だめ。無理。
ちっとも緩和しない。
そもそも、私が仄葉ちゃんとしっかり会話すことで得られるものって何よ。
なんかある?
あ、体の確保。
なら?
藪蛇突かないように静かにする事が大事。
今の私が中途半端な覚悟で仄葉ちゃんと喋っても、大蛇を叩き起こす自信しかない。
おまけに、なぜか仄葉ちゃんは化蛇に話しかけない。
仄葉ちゃんが起きた後に一番に話しかけられるのは私。
仄葉ちゃんが起きた後、いつもの仄葉ちゃんに戻っていてくれれば嬉しいけど、それは希望的観測かな。
仮に戻ってたとしても「私何でここにいるんだっけ」って聞かれて、正直に答えたら同じ状態になりかねない。
なんなら、この絶望悪魔状態のまま起きてくれてもいい。
それなら大した会話も必要ない気がする。
仄葉ちゃんの本能が世界を破滅させに行ってくれるかもしれない。
そうなれば最早って感じだよね。
ただ、どちらに転ぶにしても、会話が発生しないわけがないんだよ。
だから覚悟しなくちゃ。
仄葉ちゃんを律せる、立ち直らせる、そんな天使な悪魔として話す覚悟か。
今抱えている恐怖を隠しながらへーこらする下僕な悪魔として付き従う覚悟か。
最早、恐怖を露わにして、何にも考えないで適当に返事をすることで、仄葉ちゃんの魂心を超悪魔的に刺激して、適当に生きていく覚悟か。
最後のは覚悟を決めるというか責任放棄をしてるだけだけど。
それにしたって化蛇はまだ目覚めないの?
度胸ないねぇ。
じゃあ、この一人の空間でじっくりと覚悟を決めていきますかね。
いやぁ、一人だけっていうのはなかなか懐かしい感覚だなぁ。
仄葉ちゃんに取り憑いてから2ヶ月弱くらい。
でも、濃厚過ぎて、もはや人間:悪魔=1:1っていう関係で乗っ取ってた時が数年前くらいの感覚。
このまま仄葉ちゃんも化蛇も起きずに、野生動物にも喰われずにいられたら、この暗い空間にずっといる事になるのかぁ。
あ、仄葉ちゃんに催眠系統の魂力使えば実現可能じゃん。
まあ、周囲の自然環境が再生して、野生生物も戻ってきて、その野生生物が地面に突っ伏してるであろうこの仄葉ちゃんを見つけたら即喰らって終了なんだけど。
それまでは、安心して。。。。。
でも、それは後味が悪い。
なんでっていうのは最早言い訳。
どう考えたって、仄葉ちゃんとたくさん喋って愛情が現れたって証拠。
なんか、見捨てられないんだよね。
うん。決めた。
私は仄葉ちゃんに寄り添って、人間に戻してあげる。私から仄葉ちゃんから出ていくことが出来ればそれが一番の恩返し何だろうけど、出来ない。
じゃあ、取れる選択肢はひとつ。
仄葉ちゃんをちゃんとした人間のまま故郷に送り返す。
そうすれば、会いたい人と会えた時に仮に戦闘になったとしても、途中で絶対にまともな会話が出来るはず。
私の希望的観測でなければ。
だから、私も怖がってないでしっかり支えてあげるんだ。
仄葉ちゃんが私達をノルマから解放してくれたお礼、私が代表して返す!!!
うーん、それにしたって、化蛇が起きないねぇ。
≪おーい!化蛇ぁ!?≫
あ、声出しちゃった。
…………
……
…
ふぅ、危ない危ない。
仄葉ちゃん起こすところだった。
セェーフ。
それじゃ、ちょっくら調べてみますか。
うーんと。
あれ、おっかしいなぁ、どこにも見当たらないんだけど。
化蛇の魂どこぉ?
ん?あれ、ここ、なんか変。
ちょっとまって、これって……………………
もしかして、いや、もしかしなくても完全な気絶で気流なくなって存在溶けてるぅぅぅ!?!?
あいつ何してん!?
そして私もなぜ仄葉ちゃんが気絶した後すぐ確認しなかった!?
はあ、あほ。
もう、存在ないじゃん。。。。
おまけに、この感じ、、、、仄葉ちゃんの魂の引力に負けて魂の切れ端が吸い寄せられて合体してる。。。。
化蛇死んだやん。
気絶で。
情けない死に方しやがって!
うらやまし、じゃなくて!
私を置いていかないでぇぇ!
絶望つよつよ最強悪魔 (さらにパワーアップしちゃった)ちゃんと何百年生きていかなきゃいけないのさぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁ
これからは、もう少し早く投稿できるかもです。。。。




