プロローグ だれかの運命
初めまして!木樹と申します。なんとなく小説っぽいものを書きたくなったので書いてみました。正直なんで書き始めたんだろうと自分でも不思議なんですが、私のよくわからない思考と嗜好を楽しんでくれたらうれしいです。私は理系で、ろくに文学的な文章も書いたこともないようなペーペーが勢いだけで書こうとしている連載作品です。続くのかどうかもわかりません。何言ってんだこいつ、と思いながら読んでくれると気楽だと思います。内容は気楽なものではないと思いますが。しょうもないと思うので、時間がある方のみ読んでいただけたら嬉しいです。
「なんでっ、なんで私がこんなことをしなくちゃいけないの!!」
***の雷槍が私の脇腹をかすめる。
冷や汗を流しながら私は、風の魔法で一気に距離をとった。
《遅い》
頭に言葉が滑り込まれる。
と同時に後ろから大きくて平たい何かが迫るのを感じた。
瞬時に魔鉄鋼盾を後ろに回す。
「がはぁっ、」
でも、威力を殺せただけで、止められなかった。
立つのも辛い!魂、削りすぎた!どうにかして逃げないと、殺される!
「はぁ、はぁ、っけほっ」
でもっ、動けない!
《まぁ、さすがあいつの子孫だけある》
攻撃の手を緩めつつそんなことをいう***。
「!?!?」
何のことかはわからないが、何か嫌な予感がする。
《これでとりあえず、どうにかはなるのか》
「なっ、なにをどうするつもりなの?!」
《我はお主が欲しいだけだ。抵抗するでない》
「ふざけないで!
この体は、お父さんとお母さんからもらった大事なもの!!」
《安心するがよい。お主の意識だけをいただくだけだからな。
それに、今のその体は幻影みたいなものだ。貰えるものは一つしかない》
「どういうこと?!」
《もう話もおしまいじゃ。いただく。》
「っっっ!!!」
ぷちっ。