表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
荘厳な玉子  作者: 丸山 純一
6/6

6

我妻はアパレルアクセサリーショップ等、表の業種にも多く繋がりが有りアパレル店ではカード払い等に詰まった客をたまに回してもらい、融資をしていた。


そんな時に小松の話がきた。

取り敢えず、融資の申込み受け付けだけでも、と事務所に呼び出し申込み書を書かせた。


勤務先は日本最大手の広告代理店の社員。月給30万後半。ボーナス年二回。


借り入れ状況。

カード2枚

サラ金8社

ヤミ金5社(2社)

と記載されていた。


パッと見多重債務者に見えるが、日本最大手の広告代理店の社員ならばまだまだ支払い能力は有る。


しかも世間知らずか、ただのバカなのか、小松は全ての業者に対してたった一度も支払いに遅れた事が無いらしかった。


こういう多重債務者だが社会的地位の有る借金バカはヤミ金融の募集では中々現れない。

今回で言えばアパレルショップ等、表の業種さんからの紹介で無いと巡り会えない特上のカモだ。


融資をする事は決めたが、

ヤミ金5社(2社)

この記載が気になり訪ねてみた。

()とは?


答えは簡単なものだった。

ヤミ金融は5社借りているが、その内の2社がヤミ金融の借金をまとめてくれるらしく、件数は近々2社だけになるとの事だった。


どうせ5社はグルだろう。


まとめてくれる2社は、藤キャッシング。信光信販。

元々5社で30万の元利だが、2社が一括で残り3社の借金を肩代わりするからと、100万の元金の分割払いとなる様だ。


自分は藤キャッシングも信光信販も良く知っている。

このグループのリーダーも。

このグループがこうして借金をまとめる事も良く知っている。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ