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『○○な君が好き!』シリーズ

気の強い君が好き(200文字小説)

作者: 日下部良介

〇〇な君が好きシリーズ

「悔しい…」

 そう言って涙ぐむ君。


 仲間内の飲み会でちょっとした口論が始まった。

 気の強い君は後に引かない。

 周りの男たちがみんな彼女を責める。

 悔しさで唇を噛む君。

「この辺でお開きにしよう」

 そう言って僕は彼女を連れ出す。


 俯いて僕の後ろを歩く君。

「悔しい…」

 何度も繰り返す。

「カラオケにでも行こうか」

 しばらく無言だった彼女が急に顔をあげた。

「気が晴れるまで付き合えますか?」

「もちろん」

 彼女の顔に笑顔が戻った。





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― 新着の感想 ―
[一言] 何だか、考えさせられる作品でした。 今でも、日本は「ハラスメント」で溢れています。 彼女が、「悔しい」と口にできる人間なのが、救いですね。 お疲れ様でした。
[一言] 素敵です! 私の身近にも、せめて職場にこういった心配りのできる男性がいて欲しかった。 私も結構頑固できかないので、このパターンには、身に覚えが・・・・。 甘えられる人がそばにいるというのは、…
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