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リアノスの街の西門と南門の付近には旅人向けの宿が並んでいる一画がある。どちらも酒場や食堂と兼任してるところが多いのだが、大きな違いだと西門の方は殆どの宿が昼の営業をしているのに比べて、南門の方は夜の酒場だけやっている宿が多い。
南門は目の前が繁華街のため、わざわざ宿屋で昼飯を食べる必要がないからだ。ちなみに西門の宿屋が昼の食堂を行っているのは繁華街から遠いというだけでなく、近くにあるエルニス学園の生徒がよく利用しているという理由もある。彼らは食事をしにくるだけでなく、護衛、調査、征討などの依頼を受けて仕事を行う、いわゆる冒険者活動を並行して行っている者が多い。なので昼休みになると食事ついでに依頼を確認しにきたりする訳だ。
学園では戦闘や魔術などの実用的な専門分野を教えている事もあって戦闘能力が高く、チームワークも良い上に身分もしっかりしていると仕事の斡旋側としても重宝しているのだ。
ちなみにエルニス学園側がフィールドワークの護衛を依頼することも良くあり、学園側が出した依頼を講座を学園生が受けるといった風景もよく見られる。
斡旋される仕事としては、街道沿いの街に向かう乗合馬車や商隊の護衛や、巣を作った魔物の排除、街での人探しから、迷い猫探しまで幅広い。北東部以外の街の治安は悪くはないが、細かいところまで兵士の目が届かない為に仕事は結構多い。宿屋主たちの寄合で仕事の交換があったり、学園の教授によって贔屓の宿屋があったりするが、まぁギルドのような仕組みがない割には上手く回っていると言えるだろう。
ちなみに魔物については、人肉を食べる類の生物を魔物と呼んでいる。北西の森から供給されるのか、巣をいくらつぶしても被害の話がなくなることがない。そのためかは解らないが、海沿いに伸びた北と南の街道に比べて西の街道が一番危険だ。