表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

日常は壊されて非日常になる。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


教室の窓が割れて、この場所が戦場と化したその時にはもう、手遅れだった。


『きゃー!!!!!』

『なんだよこれ!!!!!?』



教室中パニック。

逃げ出すこともできない。

銃声が鳴り響く教室。目の前に人が現れ...人?



「なんなんだこれ...って、うわっ!!!?」

「ナイスキャッチ。」


何の事かと思いきや。

それは俺の、人生が変わった音だった。


カチャッ.....


新しい扉でも開けてしまったくらい、別の世界に来たような感覚だった。


「...えっ...?」

「今日からお前は俺のモノ。」



まじか。



それは困った。

もう俺、普通に生きていけないのかな。。。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



「...はっ...!!?」

「おはよう。よく寝ていたな。」


...ん?



「やっぱ夢オチだよな...。なんだったんだろ。」

「あれが夢だと思ったか。相当重症だな。」


...えっ...?



「夢じゃなかった...?」

「だからそうだと言っている。」



マジで...?



「誰ですかっ!!?」


1度驚いてみたけど、この黒服の方は誰でしょうか。

マフィアみたーい。とか言ってらんないね。


「あの、どちらさ——」

「ゼロ。」

「ゼロさん?それって本名じゃないんじゃ...」

「そう呼ばれていた。名前を教えるつもりはない。」


教えるつもりはないはないって...まぁ、初対面だし?

でも、少し冷たいかなぁとか思うかも...


−−−−−−−−−−


今俺は学校の保健室にいる。

このゼロさんが運んできてくれたのか。(?)


「あの、ありがとうございます。運んできてくれて。」

「怪我をしていたんだ。当然だろう。」

「いやでも、俺も高校生だし、それなりに重たかったでしょうし...」

「○○㎏ぐらい。」

「うっ...あたりですね(汗」


ちょっと変な人だけど、優しい感じの人かな(?)

あ、この人腕怪我して...


「動けるなら行くぞ。」

「あ、ちょっとまってください。」

「?」

「腕、包帯だけでも巻いておきましょう?」


これ、さっきの銃で...

でももう血は止まってる。

かすっただけなのかな...?


「いや、平気...」

「いいですから。こっち来てください。」

「...。」





1度教室に戻ってから、俺たちは学校を出た。

その後、ゼロさんが家まで送ってくれた。


「ゼロさん、どこかあてあるんですか?」

「心配いらない。」


ゼロさんはどこかに帰ったみたいだけど、どこだかわからない。

大丈夫かな...

ちなみに俺は一人暮らし。親とは離れている。





今日1日でいろんなことがありすぎた気がするなぁ。

いきなり教室の窓が割れて襲撃されて、知らない人に捕まって、俺のもの宣言されて、気を失って、保健室で目覚めて...

ってやべ!!今日授業受けてないじゃん...

俺頭悪いのに...(泣



結局ゼロさんがどんな人なのか分からなかったし。

なぜあんな風に出会ってしまったのか、どうしてうちの学校なんかにいたのか。

すべてが謎だらけで、俺の頭で考えたってなんにも分かりはしないような事ばかりで。

明日もまた...いや、もう寝よう。



To be continued⇒?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ