子猫(リトルタイガー)は、真面目君(生徒会長)に食べられる第1話
これは、高校生のBL小説です。
~子猫は、真面目君(生徒会長)に食べられる~
~第1話~
俺は、子供の頃から虐められていた。
見た目がチビで喧嘩も弱くていじめっ子にとって俺は、虐めやすかったんだと思う。
でも小学六年生の時に運命的な出会いをした。
俺は、その日も虐められた帰り道で川の近くの丘で虐められのが悔しくて泣いていた。
「よう、ガキ、どうしたんだ?」
川の丘の近くで泣いていたらいきなり誰かに話し掛けられてびっくりして話し掛けられた方を向いた。
そしたら金髪の特攻服を着た中学生ぐらいの男の子が立っていた。
「っ!?なんでもねぇよ!」
俺は、泣いているところを見られるのが男として最低と思った。
だから涙を両手で拭いてなんでもないことを伝えた。
「誰かにいじめられたのか?」
金髪の中学生ぐらいの男の子は、俺がいじめられたと思った。
だからいじめられていたのか確認のために俺に質問をした。
「うっ……悪いかよ……
俺がチビとかのろまとかうっとうしいって言って暴力をふるわれていじめるんだよ……
俺は、何も悪いことをしていないのにさ……」
俺は、虐められたのご知られるのと虐められたのが悔しくてつらそうに俯いた。
俺は、何もしていないのに何故こんな思いをするかと思った。
「お前が強くなればいいんだ。
これをやるよ。
これに似合うように強くなれよ」
金髪の中学生ぐらいの男の子は、自分の着ている白い百合模様の特攻服を脱いだ。
そして俺に特攻服を渡した。
「えっ……?
貰っても良いのかよ。
大切な物だろ」
俺は、特攻服をまじまじと見つめた。
その特攻服が特別な物だと感じて本当に貰っても良いのか質問をした。
「俺には、必要がない物だからな。
お前に使ってもらった方が特攻服も喜ぶよ。
そのかわりにその特攻服に似合うように強くなれよ」
金髪の中学生ぐらいの男の子は、乱暴に俺の頭を撫でた。
そして歯を見せてにって笑い強くなることを提案をした。
「うん、誰よりもお兄さんよりも強くなってみせるからな!」
金髪の中学生ぐらいの男の子が赤の他人の俺に特攻服までくれて励ましてくれたのが嬉しかった。
だから金髪の中学生ぐらいの男の子の期待に答えるように大きく頷いて誰よりも強くなることを宣言をした。
「頑張れよ、ガキんちょ」
金髪の中学生ぐらいの男の子は、右手を振って去って行った。
こうして金髪の特攻服を着た中学生ぐらいの男の子に男としての生き方を教えてもらった。
俺は、この金髪の中学生ぐらいの男の子に貰った特攻服に誓い喧嘩に強くなることを心に決めた。
俺は、俺に生きる道を導いてくれた金髪の中学生と同じ髪の色を金髪にしたり体を鍛えて虐めてきた奴と喧嘩をするようになった。
最初の方こそ喧嘩に勝てない日々が続いた。
でも根気よく体を鍛えた。
気がつくと喧嘩が負け無しになっていた。
見た目がチビでタイガーみたいに強いところと仲間を作らない一匹狼なところから俺のことをリトルタイガーと言う呼び名で恐れられるようになっていた。
それから俺の生き方を変えてくれた金髪の中学生を探していた。
でも結局金髪の中学生を見つけることができなかった。
勉強が苦手な俺は、受験勉強に苦労したけれどもどうにか高校に受かることができた。
それから気がつくと高校1年生になっていた。
俺は、日頃から怨みを貰っていて寝ているだけで喧嘩を売りに来る奴が多かった。
だから人が来ない裏庭の木の上で昼寝を結構していた。
「へ~~ここからだったら生徒会室が丸見えだな。
まあ、見えるっからと言ってどうもしないんだけれどもよ」
俺は、木の上で生徒会室を見ながら昼寝をするのが定番になりかけていた。
生徒会室を見ていると眼鏡をかけた黒髪のいかにも真面目そうな生徒会長がテキパキと仕事をこなしていた。
同じ生徒会メンバーの副生徒会長も書記も会計も要領が悪くて仕事をもたついているのをよく見ていた。
ほぼ優秀な生徒会長1人で生徒会を回しているようなものだった。
こういう完璧超人みたいな奴は、本当にいるのだと感心をした。
そしてその生徒会長のことが気になるようになった。
生徒会室を見ていると生徒会長の名前が佐藤真雪ってのも解った。
そして生徒会室に良く出入りする風紀委員の加藤月善と良く一緒にいて仲が良いみたいだった。
生徒会長の回りにいつも人が集まっていて一匹狼の俺とは、全く別の生き物のように感じていた。
その日も昼寝をするために裏庭の木のところまで向かっていた。
「まったくいつもいつも喧嘩を売られたら鬱陶しいぜ。
ってなんだ……?」
裏庭を歩いていると生徒会長がヤンキーに絡まれているのに気がついた。
ヤンキーが自分よりも弱い奴を虐めるのがムカついた。
「よう、お前ら何をやっているんだ!
弱い者いじめなんかするなよ!」
俺は、もうダッシュで生徒会長とヤンキー達の間に立った。
でもヤンキー達が生徒会長を殴る寸前だった。
だから俺がヤンキー達と生徒会長の間に入ったことによりヤンキーに殴られることになった。
「いってぇーー」
俺は、殴られた顔に手を当てて殴ったヤンキーを睨んだ。
「なっ!?
小学生みたいな姿のチビでその金髪は!?
まさかお前全てを破壊すると恐れられたリトルタイガーか!?」
俺を殴ってしまったヤンキーは、俺の姿を見てびっくりして後ろに下がった。
「てめえ~~誰が小学生だ!!」
俺は、ヤンキーに小学生扱いされたと思い血が頭にのぼって怒ってヤンキー達に襲いかかった。
俺は、ヤンキーの6人組を一瞬で殴り飛ばして気絶させた。
「うぅ、いてえなぁ……
あんたは、弱いんだから無理をするな」
俺は、ヤンキーに殴られた顔を擦りながら生徒会長に無理をするなと命令をした。
「ありがとう、助かったよ。
確か1年生の五十嵐美花君だったね」
生徒会長は、眼鏡を掛け直すと俺の名前を確認をした。
「へ~~俺の名前を知っていたんだ。
俺みたいな不良のことなんか興味がないと思ったよ」
俺は、生徒会長が不良の俺のことなんか興味がないと思っていた。
だから生徒会長が俺の名前を知っていたが意外すぎて驚いた。
「同じ学校に通っているだから全校生徒の名前ぐらい解るよ。
生徒会長をしているんだからなおのことだよ」
生徒会長は、何故そんなことを聞いたのか解らずにきょとんとして全校生徒の名前ぐらい解ることを伝えた。
「それよりも五十嵐君は、怪我をしているみたいだね。
治療をするから保健室に来てくれないだろうか?」
生徒会長は、ヤンキーに殴られて切り傷ができた俺の顔を見て保健室で治療をすることを提案をした。
「こんなの怪我のうちに入らないよ」
俺は、唇の怪我の血を右手で拭いて治療が必要がないことを伝えた。
「良いから保健室に来る。
私のせいで怪我をしたんだから治療をするのは、当たり前だよ」
生徒会長は、俺の腕を掴むと俺を引きずるように保健室に向かった。
「ま、待て、俺は、治療の必要がないって言っているだろう!
止めろ!
なんて馬鹿力なんだよ!」
俺は、生徒会長に無理矢理保健室に連れてこられた。
「まったくなんて馬鹿力だったんだよ。
はっきり言って俺が助ける必要がなかったんじゃないかよ……」
俺は、保健室の長椅子の上に座らされると棚から救急箱を探す生徒会長の後ろ姿を見つめていた。
生徒会長が棚から救急箱を見つけると俺の横の長椅子の上に座って救急箱も長椅子の上に置いた。
「染みるかも知れないが我慢しろよ」
生徒会長は、綿に消毒液をつけて俺の傷口に消毒液をつけて消毒をした。
「んっ……あっ……んんっ……んんんっ……」
俺は、生徒会長に消毒をつけられる事に色っぽく声を出してしまった。
しばらく消毒をされるといきなり消毒を塗る手が止まった。
「生徒会長、どうしたんだ?」
生徒会長がいきなり消毒をするのを止めた理由が解らなくてキョトンとした。
「お前、そんな声を出して俺を誘っているのか?」
生徒会長は、眼鏡を外すと近くのテーブルに眼鏡を置くと俺を長椅子に押し倒した。
「なっ!?いきなり何をするんだよ、生徒会長!」
俺は、生徒会長を押してどかそうとした。
でも生徒会長の押す力が強くてびくともしなかった。
「うるさいよ、子猫ちゃん……」
生徒会長は、怪しいいほど不気味に微笑んで俺にキスをした。
「んんっ……んんんっ…………んっ……!?」
俺は、あまりにも生徒会長が激しくキスをするから苦しくて涙目になった。
「んんっ……んっ…………んんんっ……」
生徒会長は、俺の態度を見てさらに俺を長椅子に強く押し付けて激しくキスをした。
「んんっ……ま……てっ……んんんっ……」
俺は、生徒会長のキスが激しすぎて苦しくて生徒会長から逃げるように体を動かそうとした。
でも生徒会長の力が強くて体が動かなかった。
「んんんっ……んっ…………んんっ……」
生徒会長は、俺の様子を楽しむようにさらに激しくキスをした。
「んんっ……んっ…………んんん~~~~!?」
生徒会長のキスがあまりにも激しすぎたから体力の限界と気持ちよすぎて気分の限界が来て体を振るわせて倒れこんだ。
「はっ!?ご、ごめん、大丈夫かい?」
生徒会長が俺が倒れこんだのを見てはって我に返り1回謝り大丈夫なのか質問をした。
「うぅ……ケ、ケダモノ、生徒会長、あんたは、ケダモノだよ!」
俺は、どうにか体調が治まると生徒会長から距離を取り軽蔑な眼差しで生徒会長を睨むように見つめた。
「ケダモノとは、失礼ですね。
五十嵐君が誘惑をするのがいけないのですよ」
生徒会長は、困ったように苦笑いを浮かべて誘惑をする自分が悪いと指摘をした。
「だ、誰が誘惑をしたんだよ!
言いがかりは、止めろよ!」
俺は、生徒会長を睨むように見つめて誘惑をしていないって反論をした。
「ふ~~ん、あんなにも色っぽい声を出していたのに違うって言うのかい?」
生徒会長は、俺が生徒会長に消毒液で治療をしてもらっている時にスマホで録った動画の俺の色っぽい声と姿を再生した。
「わ~~止めろぉ~~そんな物を聞かせるなぁ~~」
俺は、慌てて生徒会長からスマホを取ろうとした。
でも生徒会長は、軽々と避けた。
「気にする必要がないと思いますよ。
こんなにも可愛らしいのですからね」
生徒会長は、意地悪ぽく微笑んで俺の色っぽい姿の流れている動画のスマホに軽くキスをするとスマホをポケットにしまった。
「うわぁ~~可愛らしいって言うなぁ~~!」
俺は、恥ずかしさのあまりに生徒会長に殴りかかった。
でも生徒会長は、余裕で避けた。
「くっ、何が望みなんだ」
俺は、恨めしそうに生徒会長を睨んでどんな命令をするのか質問をした。
「別に何かをしてもらおうって訳でないんですよ。
生徒会長をしてると色々と窮屈なものでしてね。
ストレスの発散に付き合ってもらおうと思っているだけですよ」
生徒会長は、安心させるように優しく微笑んで酷い事をしないって約束をした。
「本当かよ……
例えばどんな事をさせるつもりなのか?」
俺は、疑り深く生徒会長を見つめた。
「そうだね……例えば休日とかに遊びに付き合ってもらったり生徒会の仕事を手伝ってもらったりムラムラしたときにキスをさせてもらったりかな……?」
生徒会長は、考え込みゆっくりと俺にしてほしいお願い事を伝えた。
「なんだ、そんなことならばっ……て、最後の欲情したらキスをさせろっておかしいだろ!
あきらかに普通のお願い事でないだろう!」
俺は、生徒会長のお願い事を聞いて慌てて生徒会長の方に人差し指を指した。
そして普通のお願い事でない事を指摘をした。
「おや、五十嵐君に拒否権があると思うのかい?」
生徒会長は、スマホを俺に見せて意地悪っぽく微笑んだ。
「くっ……やっぱりあんたは、ケダモノだよ……」
俺は、生徒会長にスマホを見せられると生徒会長を恨みしそうに睨むように生徒会長を睨んだ。
「別にそう思ってもらってもかまわないよ」
生徒会長は、余裕の笑みを浮かべてケダモノと思っても良い事を伝えた。
こうして生徒会長に俺の弱味を握られることにより奇妙な関係が始まった。
~続くかもしれない……?~
BLを初めて書きましたので試しに投稿してみました。
続きを書くかは、未定です。
読みたいって言うリクエストがありましたら書くかも知れません。
未熟な小説を読んでいただいてありがとうございました。