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普通に考えたら……怖いよね

「ワオォォォォォォォン!」


 夜、そのような遠吠えが聞こえる。


 ガチャガチャ……バキッ! ドタドタ。


 何者かが何かを破壊して、走り回る音が響き渡る。


 グシャ! ビチャ! グチュグチュ。


 何かを潰し、咀嚼する音が響いた。


 そして……朝が来る。







「人狼だーれだ! って事で投票します!」

「いやいや、まてまて。一目瞭然だろう!? 其処に狼の顔をした二足歩行をしている男が居るじゃないか」


 そう突っ込みを入れられ……この場に居る者達が全員げらげらと笑いだした。


「いや、確かに俺の顔は狼だけど、そうじゃないだろ!? なんでリアルをゲームに持ち込むんだよ!!」


 そう、彼らが今やって居るのは人狼ゲーム。

 そしてプレイヤーはと言えば……守達以外に居るのは妖怪達だ。そして、何故か狼男……ワーウルフも参加している。


「なんで人狼であるお前が参加してるんだよ!」

「いや、俺のご先祖様がやってた行動を基にしたゲームだろう? そりゃ、ネタとして参加せざる得ないだろ!」

「いやいや、確かに一発ネタとしては受けるかもしれないが、お前は其れで良いのか?」

『あー……どうでも良いが時間は止めてないのじゃよ? 議論はせんのか?』

「「「あ……」」」

「……よし、ノイズ判定で君たち二人のどちらかに投票しますね」

「「やめて!?」」


 とまぁ、ゆるりとした村と言った感じで、和気あいあいとゲームを進めている。

 因みにゲームマスターは幼女神だ。……彼女が行う村ではまったりとなぜか進められ、ガチな人が居ないという……まぁ、ネタに走る人が多いと言うやつだ。


「よーし、メタ的にワーウルフ君釣っちゃおうぜー」

「だからメタは止めて! もう少しゲームを楽しみたいの!!」

「とは言え、議論内容も無いからなぁ……占い師も白しか出して無いし」


 更に言うと、メタで釣るのであれば狼男以外にもドラキュラやら雪女に鬼なども居て……古き時代なら吊るべき相手ばかりである。

 ただ、そんな妖怪達が集まり、ワイワイと色々なゲームをしているのも……また時代なのかもしれない。




「あ、次はロープレやろうぜロープレ! たしか、鬼退治に行く奴が有ったはずだ」

「ふむ、其れならば鬼である俺がゲームマスターとボスをやるとするか」

『あら、それなら私の出番ね!』

「げぇ!! ダイスの女神!? お前が居ると目が荒ぶるんだよ!!」


 実にノリの良い奴等ばかりである。

ブクマ・評価・評価・誤字報告ありがとうございます!!


お前らがやるんかーい!! と突っ込みを入れたくなるお話。

実に皆さん仲良しです。

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