第二章 得意技について
私の得意技は知らぬ間に行って
ました。
中段回し蹴りを腕で挟んで取る
ことです。
いつも組手やってるこが、今
から蹴りをするから、取らないで
といわれて、いいよと言って
いざはじまったら、しらぬまに
体が動いてました。
パブロフの犬みたいですね。
その後、二人で笑ってました。
本能で動いてたみたいです。
いつから、やりだしたかも
わからない。
で、次は2回ぐらい練習した
やつが、なぜか出てしまう
やつです。
これは危険なやつでまじで
殺しかけました。
意識せずにひょいと出て
しまいます。
相手にすれ違いざまに首に
手をかけて、背中に乗せて
締め上げる技です。
後ろを向いてるから、相手
の顔が見えません。
気がついたら、けいれんを
起こしてました。
しばらく、置いて様子を
見てたんですけど、元に
もどってよかったです。
ただ、この技は相手が
背が高いと効かない
場合があります。
背が高い相手にも
足をかけるなりで
対応したいんですけど
練習相手がいないと
厳しいです。
あとは、触感ですね。
これは技とは違いますが
非常に微妙な感覚を
感じることです。
たとえば、相手が中段
回し蹴りをして来た
時にこちらが蹴りを
捕まえた後、延髄蹴りを
しかけられたら
どうなるか?
これはプロレス見て
いつも疑問でした。
飛ばれた時の重みは
非常に微妙でガッチリ
ロックしてる場合は
たぶんくらって
しまう可能性も高い
ただ、私の場合は
すぐに手を放しで
相手が床に落ちて
しまいました。
落ちた時の相手のダメージ
を心配したぐらいです。
そして私が学生時代
やってたトレーニングは
わざと通路に足を出して
相手が触れた瞬間に
足を引っ込めること
です、
当然相手は見てません。
やられた方が何が起こった
かわからず、私の横で
立ち止まり、首を
かしげながら、やがて
歩きだします。
そして会社に就職してから
私はさらに技に磨きを
かけました。
満員電車で時々足が踏まれるので
踏まれない技を考えました。
足が踏まれる前にまず靴が踏まれる
から、靴に圧力がかかった瞬間
つま先立ちにすれば、足を踏まれ
ずにすむ。
理論は簡単ですけどこれは
マスターするのに時間が
かかりました。
その後、一度だけ踏まれた
ことがあります。
それはおばちゃんで、固い
木のサンダルを履いてて
よけたけど、よけきれずに
踏まれました。
すいませんって、あやまられた
けど、可能なら、月まで
蹴り飛ばしてやりたかった。
今まで味わったことのない
痛みを感じました。
さけばなかったけど、後
で見たら、爪は割れてなか
ったけど、ひどいことに
なってました。
おばちゃんはこわいしかも
サンダルは安定が悪いし。
近づかないのがいいかと。
後少し前ですけど、電車に
乗ってる時、置いてあった
傘が倒れて来て、ズボンに
こすれたので、素早く
かわしたら、横にいた
女子高生が化け物を見る
様な目でこちらを見ていた。
し、しまったと思っても
遅かった、その後目を
会わせないように
してたけど、説明するのも
大変だし、なんでこっち
がこんなめにあうのか
しゃれになりません。
それと、通路を歩いてる時に
女の人が前から来て、私の
足に触れたから、よけたんだけど
すぐ横の壁に当たって、壁が
薄い鉄の板なので、すごい音が
して、変態みたいにみられて
しまった。
あたって来たのはそっち
なんですけど。
後一緒に人といる時膝
なんかが、当たった時
さけるんだけど、そんな
に嫌わなくてもいいのでは
とか言われたり。説明
するのがじゃまくさい。