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第三話
それから、私とエリが、交代交代でユウジと一緒にいる日々が続いた。
まあ、いっか。て感じ。
今日はエリの日、らしい
…気持ちよくなりたいな。
ふとそう思った。
なんか、胸の奥がキュンとした。
…これって、本気で、ユウジのこと、好きになっちゃったってこと?
…まさかw。
…でも。
恋、してるのかなあ。
私は、自分の部屋で、自分で自分の身体を、誰かにして欲しいようにまさぐった。
…あれのあと。
ユウジはなぜかしょんぼりしている。
「どうかした?よかったよ」
「何だか、わけわからなくって…」
「何が?」
「…俺、愛されてるのかな。俺を愛してくれてる人って、いるのかな?」
少し間を置いて、私は言った。
「私が、…愛してる」
帰り道。
「愛してる、か…」
どうしてあんなこと言ったのかな?全然…。
…全然って、本当?
私、ユウジのこと、愛してるんだろうか?
!
間違いない!愛しはじめてる…。
いい、のかなあ?
あんなさえない…。
私は、遠回りして、家に帰った。