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天の門での、とある問答

作者: 青井 蝶

天の門の前

一つの弱々しい魂が来た。


審判者は言った。


お前は死んだ。

酒浸りで、ロクに働かず、殆ど病院の世話になっていたな。

妻子に暴力を振るい、生活費も酒代に消えていたな。


「そのとおりです。

私は、仕事が辛くて酒に逃げました。

酒を止めることも出来ませんでした。

挙げ句の果てに、家族も失い、肉体をこの若さで滅ぼしました。

何故、私が此処、門の入り口にいるのかわかりません。

善い行いは一つもしませんでした。

神は居ないと思って生きて、死にました。

私には、この門をくぐる資格はありません。」


そのとおりだ。

だが、お前は一つだけ、ある小さな魂を救ったことがあった。

お前が幼い頃だ。

クラス中に虐められていた小さな女の子を、たった一人で庇った。


「覚えておりません」


それでよい。


そして、その魂は天の門をくぐった。




次に、とても大きく光る魂が来た。


審判者は言った。


お前は人の魂を導いてきたのだな。


「はいそうです。

宇宙意識に人間を覚醒させるためです。」


お前は誰を愛したか?


「全てです。宇宙意識ですから、私は覚醒しましたから」


もう一度問う、お前は誰を愛したか?


「全て、、


もう一度答える間も無く、その大きな魂は一瞬で消えてしまった。

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