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今回は少し短め。1600文字程度です。

初日から一週間たった。俺は未だに初心者向けの宿に宿泊している。二人はこのソルト亭に近い宿を確保し直したららしい。同じソルト亭の部屋を確保しようとしたらしいが初心者優先の為断られたらしい。仕方ないか。

 ある日の昼下がり。依頼が終わり二人と昼食を近くの定食屋でとっていると

「ダンジョン?」

「そう。ダンジョン。そろそろ挑戦してみない?」

「あの魔物とか一杯でるあのダンジョン?」

「そう。他にどんなダンジョンがあるのよ。」




元の世界にて俺的にダンジョンといえば新宿駅が思いついた。実はJRから京王新線とかの乗り換えがよくわかっていなかった。まあ今となってはもう絶対に新宿駅を利用する事はないだろうが。

「ダンジョンに挑戦しよう。」

ノゾミがこう言い出した。たしかに最初より恐らく強くなっただろう。あいているときはずっと二人に訓練してもらっているし。

「それにランクアップの条件の一つなんだよ?ダンジョンの三階までの攻略って。」

へー。知らんかったわ。

いつまでも最低ランクとはいかない。下手をすると力がないとして除名されてしまう事があるとかないとか。それはイヤだな。噂であるとはいえ。まあ噂になるだけの事はなにかあるのだろう。


「俺みたいのが入っていいのか?てかそもそもダンジョンってどこにあるんだ?」

「ダンジョンは街から馬車で一日くらい行った所にあります。」

ミムが話始めた。

「入口で申告すれば誰でも入れまよ。それにその目的のダンジョンは初心者向けですから余程でない限り死ぬことはありませんし、何かあれば私が助けます。」

俺のことを真っ直ぐ見つめながら言うミム。

「うん。じゃ、行こう。ギルドメンバー、剥奪されたら困るし。」

「じゃ、明日行くわよ。」

「「賛成」」



翌朝七時。二人は既に集合地点のギルド会館前にいた。

「すまん。待ったか?」

「遅いわよ。男が女の子を待たせるなんて。」

「いえ。大丈夫ですよ。マコトさん。」

「ごめんごめん。」

「じゃ、馬車ターミナルに行くわよ。」

「いや待った。俺の車で行こう。その方が速い。」

「ああそうね。でもここて出すのは賢明ではないわ。」

「じゃ。城壁を越えたら出すよ。道案内よろしく。」

俺たちは歩いて街の城壁を越えた。


「因みにダンジョンまでの道ってある程度整備されているの?」

「ええ。定期馬車が通るんですもの。」

アウトドア向けのじゃなくていいな。

「そういえば、入るのは数時間?一日?それとも数日潜るの?」

「そうですね・・・。初心者コースでも二日くらい入るのが一般的ですよ。」

とミム。そうか。ということは野営する事になるのか。

でもテントを張るのは面倒だな・・・。じゃあれでいいか。

少し考えるふりをして俺は召還した。

目の前に白い点が飛んでやがてそれが一つ固まりになっていく。

出てきたのはキャンピングカーだった。

「なにこれ?」

ノゾミは聞いた。

「キャンピングカー。この中で寝泊まりや調理、用も足せる車だよ。」

「この中で料理も・・・?!」

「中を説明するよ。入って。」

俺は横のドアから車内に入る。

この車はトヨタのカムロードをベースに作られたもので、キャプコンタイプだ。乗車定員7人。就寝定員6

人。車両の後部は二段ベッドになっている。電子レンジ、エアコン、台所完備。エンジンはガソリン2WDで、車両寸法は4990×2100×2800mmだ。

昔、群馬に済んでいる大地主の息子が高校の同級生で乗せてもらった事がある。それをイメージしたら出てきた。

二人に一通り説明して席についてもらった。

運転席に俺、助手席にミム。後部にノゾミが座る配置となった。

もちろんだがついて探索するときはしまって、ダンジョン内で野営?する時は再び出す事にする。


「全員シートベルトした?じゃ発車するよ。」

P (パーキング)になっているのを確認してエンジンキーを回す。

エンジンが始動した。

サイドブレーキを解除した。そして俺はゆっくりアクセスを踏んで発車させた。

ご意見、ご感想などお待ちしております。


今回登場した車について。

ベースはトヨタのトラックのをイメージしています。実はキャンピングカーって国産車の場合、車メーカーが工場で作っているのではなく専門の会社が改造してるという感じの様です。

なので本作に登場したのはインターネットで見つけた適当なやつです。

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