三
「なんだこれ?!」「何?」「召還魔法?」
ケガしている方々は異口同音に俺がだしたハイエースに疑問に思っているようだ。
「みなさん、落ち着いてください。これは特殊な魔道具で皆さんを運ぶ者です。」
といった感じで説明して納得してもらい全員乗車する。
「では出発します。」
全員乗車したのを確認し発車する。
出口まで40~50㌔程。今時速40㌔を維持して走っているので一時間程で着くだろう。
不思議な事がおきた。魔物が前方にいるから戦闘回避しようとパッシングをすると魔物が泡となり蒸発したかの様に消えた。念の為魔物がいたあたりに止まりミムに確認してもらうといわゆるドロップアイテムと呼ばれるものを残して消えているようだった。
まさか車もチートなのか?わからん。今度確認しよう。それより今は出口を目指そう。
白い出口が見えた。あと200㍍といった所で一旦停車する。
「ミム。申し訳ないけど先に出口に行ってこの車が出てくる事と怪我人を運んでいるから受け入れ頼む旨を伝えてくれないかい?」
「わかりました。」
「頼りにしているよ。ミムが出口に着いて一分くらいしたらこちらもでるから。」
「頼りに・・・うん。すぐに行くね。」
助手席からミムはすごいダッシュで出口に向かった。
お久しぶりです。
とりあえずここまでだします。