lucky-star
今日も一日、空を見上げた
自転車で、遠くへ行った
もしかしたらと、空を見上げて
暗くなって、寒くなって
自分の居場所に合わせるように
空の星が、回っていく
目の前に見える星の流れの
線を遮る、流れ星
一条、二条
願い事を数えることなく
その線を見送るように
僕は大きく
手を振り上げる
沢山の星の流れている上
目に見えない小さな粒の
粉々になった星の欠片が
きっと僕の手に降り積もる
ごしごしとこすり合わせる指の間で
ふぅと吹きかける息の向こうで
小さな粒が、今日も舞う
僕たちの願いは
自分の指に願いを込めれば
案外簡単に叶う気がする
ありがとうございました。