テケテケと高校生
この作品は始めて書いた小説です。
少々の誤字脱字はお見逃しください。
がんばってかいたから見ってっておくなましw
俺、泉 良太、16歳!高2になって一ヶ月たったある日、人生二度目の絶体絶命にいる!
どうすんだよ!死ぬぞこれ!だってあれ、テケテケだろ?下半身ないし、俺殺そうとしてるし......まずいな~逃げられる作戦がねぇ。
取り合えず......コミュニケーションだな!
「こ......こんばんは」おら!どうくる?
「......」
「こんばんは!」
「......」
なんだ?言葉通じなのか?それなら俺は確実に死んだぞ。
「......ばんは」
「ん?」
「こんばんは」
「え?あ 、はい 、こんばんは」おっしゃー!!話し通じた!!これはもしかしたら、もしかするかも!
「えっと......君の名前は?」
「宮尾ミクニです」
名前はあるのか。
ここで慌てたら馬鹿のやることだ。俺はちがう!
「そっか~」
「死んでいただきます」
「にゃんだって!」
いきなり超展開キター!
落ち着け俺~まだ諦めるな~
「ちょっとまって?久しぶりに誰かと話したんじゃない?」
「え?えぇまぁ、」
ビンゴ!
「じゃ~少しおしゃべりしよっか?」
「いえ、結構です」
ま~そう言わず、
「ぎゃ~!!!断られた!!えらいこっちゃで!!!」
......しまたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
慌てすぎて思考と台詞が逆になってしまったぁぁぁぁ!!!!
テケテケの反応は......?
「......」
震えてる?怒ってんのか?
「ぷっ!あっはははははは!!」
笑だした!テケテケって怖い!
「君は面白い奴だな.......ぷふっ!」
「いえ~めっそうもございません~」
なんだかしらんが、これはイケるかも!
「じゃ~少し昔話を聞いてもらおうか」
え?
「え?」
「ん?」
「あ、はい!」
まさかの俺、テケテケとのツーショットトークだと!
「これは私が生きていた頃の話だ。 」
「はぁ」
「私には好きな男がいた、私はその男と恋人だった」
なるほどなるほど、
「まぁ、それなりに楽しかった......だが、ある日私がこの姿になるきっかけがおきた。」
「ほ......ほう」
「男に告白されたんだ」
「へぇそれはすごい」
「すごくない!!」
「ごめんなさい!!!」
しまった~これはツンデレとかそんなんじゃねぇぞ!ガチギレだ殺されちゃうよ~
「まぁいい」
生きてる、俺は生きてるよ!
「私には好きな男がいた、だからそいつをフった、しつこかったので、おもいっきりフっってやった!」
「そうですか~」
「そぉしたら、奴は私を縄で縛り上げた」
あらまぁ貞操の危機だな!
「そして、そのまま体育倉庫まで連れていかれた」
マジで危機だな!
「そこで私は、呪いをうけた」
まさか!貞操を奪うという呪いか!!
「お前は何か思い違いをしていないか?」
「そんな!貞操を奪うだなんて!」
「な!?ち、ちがう!」
「え? ちがうの?」
「呪いとはこの姿のことだ!」
「あぁそっち」
「今すぐ殺してやろうか?」
「すんませんした!!」
殺されちゃう~涙がでちゃう~
「と、まぁこんな話だ」
「そりゃまたすごいね~」
ここは取り合えず質問攻めで時間稼ぎだ。
「えっと、いくつかいいですか?」
「かまわん」
「じゃ~えっと、まず人........つまり俺を殺す意味を教えてくれる?」
「男だから」
「......は?」
「男は皆殺す私をこの姿にしたのも男だからな」
最悪だ.......ここはスルーでいこう
「じゃぁ元の姿に戻れるの?」
「あぁ」
あ~やっぱり、
「もどれんの!?」
「うむ」
マジか!よ~し
「戻り方は?」
「私をこんなにした奴を殺すことだ」
「殺すこと......か」
まだこの単語聞くと、痛いな。
「でも、それなら最初に殺せばいいのでは?」
「それもそうだが、居場所がつかめんのだ」
「がっこうは?」
「転校済みだった」
「そうか......」
ここで生き残るには協力するしかないか.....あぁ俺の青春はいずこへ。
「俺が協力しよう!!!!」
「なぜそうなる!?」
「いやだって宮ちゃん困ってんだろ?だったらここは男の見せ所だぜ!」
正直死にたくないしな!
「み、ミヤチャン!?いや、でも、それはダメ、だろ」
またか、また断られた!!でもなんか顔赤いよ?てか宮ちゃんよく見っとカワイイ!!!!恐怖であれだったがカワイイ!
「なに、見つめてる!」
「いや!俺がいれば、聞き込みとかいろいろ役にたつよ?」
「そ、そうかならいいか」
よっしゃー!これで俺の生命をつなぎとめた!
「それでその......」
「ん?なに?宮ちゃん」
「その宮ちゃんとは?」
「だって宮尾だろ?」
宮ちゃんを指でさしながら言うと、
「そうだ」
「だから宮ちゃん」
「そ、そうか宮ちゃんか」
どうしたんだろ?顔赤くして......
「そ、それとお前の名は?」
「あぁ、俺は泉......良太」
こうして俺らは奇妙な関係が始まった
狭い学校帰りの路地で一匹のテケテケ、宮ちゃんと高校生の俺が出会った。
いかがでしたか?
面白いと思った方や、つまらんと思った方は、どうか感想おききたいなww