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異界奇行---俺にはキツスギル!  作者: kenken@


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88/162

適当な性格

 

行き当たりバッタリで

 無計画な人です。

  シン、、だな。



ギルドから宿への帰り道。

広い道の端に屋台が出てるのを見つけた。

 

 屋台あるじゃん!あるじゃんかぁ~!。

 串焼き屋さん発見だよ、おいしいかなぁ~。

 近づくと良い匂いが漂ってきたなぁ。あぁお腹が減ったなぁ。

 まだ昼のお弁当も食べてないんだった!。

 お腹が空くわけだよ。


屋台に近づき、どんな感じの食べ物か観察だ。

匂いは良いけど、味はどんなかな。

朝のスープが美味しかったからなぁ期待しちゃうよ。

男の人が要領よく串をクルクルと動かして焦げない様にしてる。

肉の焼ける煙と香りが俺の空きっ腹を刺激するよ。


 ねえ、おじさん!。

 その串に刺さってる肉は何の肉ですか?。

 美味しそうなんで、買おうかと思うんだけど。

 それは何かなぁ~て、ちょっと気になって。


    おっ、イラッシャ~イ!。

    買ってけ!買ってけ!、肉串1本銅貨5枚だよ。

    大きめの肉が1本に4切れも刺さってて食い出があるぞ。

    なに細かい事を言ってんだ!兄ちゃんも冒険者の端くれだろう?。

    何の肉かなんて聞くなよ、何でも良いじゃ無いかよ!。

    食って旨けりゃ~、腹が膨れりゃ上等だろうが。

    そんなのが冒険者だぜ!あはは。


 えぇ~~!ソンな~、、気になるんだけどなぁ~。


    ほら良いから買ってけよ。

    味は悪か無いからな。で何本食うんだよ?。

    ほらほら!良い匂いだろうが?


団扇みたいので俺の方に煙を叩いてくるよ。

 

 うぅ~~。

 じゃあ3本持ち帰りたいんですけど、出来ます?。

 宿に持って行きたいんですけど。


   おぅよ、大丈夫だぞ!

   包んでやるからな持って行けるぞ。

   それ、あらよっと。1、2,3,とくりゃぁ~!。

   よし串3本で銅貨が15枚だ。


あはぁ、威勢の良いお兄さんだ。


 はいこれ銅貨15枚です。


持ち帰りの串3本を受け取り、また宿に見買って歩き出す。

これはポーチに仕舞えないなぁ~。

「清浄」で汚れを奇麗にしておいた麻袋へ仕舞う。

ん~~。

麻袋の中でまだ手にしている串を、意識してポーチへ仕舞えないかなぁ。

出来たら良いんだけど、意識してみようか、ポーチに入れ!。

手の中から肉串が消えたよ、やった!出来たみたいだ。

じゃあじゃあ。

麻袋に避けて入っているこれも手に持ってみて、お弁当も!。

おぅ!消えたよ。

麻袋がペシャンコになっちゃったなぁ、これも不味いかな。

まあ今は良いや、疲れてるし。


ソンな事をしながら歩いていたら宿の前だ。

階段を上がり受付を見ると女の人だ。

ガラリアさんに挨拶して部屋の鍵を貰おう。


 帰って来ましたよガラリアさん。

 早速ですけど301の部屋の鍵を下さい。


   お帰りなさいシンさん。

   はい鍵ですね。これをどうぞ。


鍵を受け取り階段を駆け上がる。

3階まで急いで上がり廊下を早足で進む。

早く部屋で昼にしないと、お腹ペコペコだよ。

301のドア鍵を開けて部屋の中へ。

ドアを閉めて内鍵をして、ふぅ~。

小さ目の窓を開けて明かりと風を入れるよ。

ここは3階だから、良い風が吹き込んで気持ちいんだ。

でも、、今は冬だからね程々で木枠の窓を閉めるよ。

窓の明り取り用の小さな木枠をスライドさせて。

そこから部屋に明かりを入れるよ。


 やっぱり暗いなぁ「灯り」。

 うん、これで明るくなったな。

 あ~疲れたなぁ、それに身体中が痛いんだよなぁ。

 つい気が緩んでやっちゃったけど。

 ヤッパリ銃の3段階目は危険だね。

 あの時の爆風で勢いよく通路を転がったもんなぁ。

 たんこぶは、、、痛い!まだ腫れてるなぁ。

 う~膝にも赤く痣が出来てる!。

 もっと気を付けなくちゃ!。


丸椅子に座ってポーチから昼用のお弁当のパンを出して食べよう。

さてどんなパンかなぁ~。


 おぅ旨そうだな。

 焼いた肉の薄切りが挟まってるのか。

 水も用意してっと、頂きます!。

 んん~塩気が利いてて美味しいよ、コレは。

 ピリッと辛いのも良いじゃ無いか!。

 へぇ~。


予想以上なパンの美味しさに体の痛みも忘れて夢中で食べた。

十分美味しいや、量も丁度いいしこれなら又頼もう。

食後のゴミを麻袋に詰めて片付ける。


それと、、。 

ポーチから銅の小さな塊を机の上に出して観察すると。

何だっけこの形は、昔の小さなマッチ箱かな、あぁ長方体か?。

四角くて鈍く輝く金属は意外と奇麗な物だったよ。


 さっきは出し損なったなぁ、これ。

 小さいけどズシッてくる重さがなんか良いよなぁ。

 へへ、これは四角い文鎮かな。


 まあいいか、、疲れたし早く部屋着に着替えて休みたいや。

 うぅ、腕を上げると脇腹も痛いや、此処もぶつけてるな。


薄い部屋着に着替えてベッドに潜り込むよ。

まだ午後の早い時間だけど、、体を休めたいんだ。

直ぐにウトウトしてきて眠ってしまった。




どの位ベッドで寝ていたのか。

宿の外から聞こえる小さな物音で目が覚めたにかな。

体の向きを変えて窓の方を見ると。

明り取りの小さな窓からは外光が入って来ていないね。

すると今は、確実に夜になっているなぁ。

んん~起きるかなぁ。


ベッドから体をムクりと起こしてみたら、。


 イタタッ!まだ体が痛いや。

 情けないけど、、ははコリャ駄目だね。

 夜ご飯は如何するかなぁ、階段を下りるのもなぁ。

 ははぁ~「創生」。


右手の掌の上アツアツの肉まんが1個現れた。


 アッツ!これヤバいくらい熱いんですけどマジですか!。

 いやぁ~!つい、、冬は肉まんですよねぇ!!。

 ついでに、、。

 アッツ!こっちもかよ。


左手の掌の上アツアツのピザまんが1個現れた。

くぅ~両手にアツアツの中華まんが湯気を立てているよ。


 えへへ~!やった!冬だから温かいのが良いのよ。

 早く食べようっと、肉まんから頂きまぁ~す。

 くぅ~!旨い!旨い!旨い!最高!。


 ピザまんもイッツちゃえ!俺!。

 あぁ~チーズとトマト&ミートソースが!最高!。

 熱くてこっちも旨い!旨い!。 


せっかく出した中華まんだったけど。

あっと言う間に食べてしまったよ、理性が飛んだね。 

あははっそれにだよ、つい2個も食べちゃったよ。

でも懐かしくて美味しくて最高だった。

ヤバいよ。


今の「創生」で魔力は幾つ減ったんだろうかな。

俺の今の基本数値はは48だったから。


 魔力・31+45


 ん?31か、17減ってるのか?。

 

ラビリンスで「灯り」を何回かと「清水」と炭酸!で使ったね。

えぇ~とあれだ、多分だけど11は使ってたよね。

あぁ~!宿で寝る前って幾つだったかな?、覚えて無いや、、。

今まで寝てたから、幾らかは回復もしただろうし。

こりゃダメかな、正確に覚えとかないとイケないかな。

さて?美味しい中華まんは幾らだったのか。


 今夜はこのまま、もう休もう。

 そうだ「清浄」これで良しっと。

 あとは今残ってる魔力を貯めておけるから。

 今までで45を貯めて来たし、今日は31残ってるから。

 20貯めて増やしておこうか、夜は寝るだけで使わないもん。

 

  魔力・11+65


良し出来たな!。

貯めた魔力が65で650円分かぁ、少ないなぁ。

明日も貯めないといけないなぁ。


 明日は今日よりも下の階に行くからなぁ。

 無駄に使わない様にしよう。

 それと、、あっお弁当を頼んでないや、。

 う~~、おっさっきの串焼きがポーチに有るか!。

 あれで大丈夫かな、朝は此処で食べて行くから大丈夫。

 よし、、寝よう。





 

    




 

 

 意外と奇麗な銅の塊。

 ジョーラスさんに鍛造でカップに設えてもらおうか。

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