適当な性格
行き当たりバッタリで
無計画な人です。
シン、、だな。
ギルドから宿への帰り道。
広い道の端に屋台が出てるのを見つけた。
屋台あるじゃん!あるじゃんかぁ~!。
串焼き屋さん発見だよ、おいしいかなぁ~。
近づくと良い匂いが漂ってきたなぁ。あぁお腹が減ったなぁ。
まだ昼のお弁当も食べてないんだった!。
お腹が空くわけだよ。
屋台に近づき、どんな感じの食べ物か観察だ。
匂いは良いけど、味はどんなかな。
朝のスープが美味しかったからなぁ期待しちゃうよ。
男の人が要領よく串をクルクルと動かして焦げない様にしてる。
肉の焼ける煙と香りが俺の空きっ腹を刺激するよ。
ねえ、おじさん!。
その串に刺さってる肉は何の肉ですか?。
美味しそうなんで、買おうかと思うんだけど。
それは何かなぁ~て、ちょっと気になって。
おっ、イラッシャ~イ!。
買ってけ!買ってけ!、肉串1本銅貨5枚だよ。
大きめの肉が1本に4切れも刺さってて食い出があるぞ。
なに細かい事を言ってんだ!兄ちゃんも冒険者の端くれだろう?。
何の肉かなんて聞くなよ、何でも良いじゃ無いかよ!。
食って旨けりゃ~、腹が膨れりゃ上等だろうが。
そんなのが冒険者だぜ!あはは。
えぇ~~!ソンな~、、気になるんだけどなぁ~。
ほら良いから買ってけよ。
味は悪か無いからな。で何本食うんだよ?。
ほらほら!良い匂いだろうが?
団扇みたいので俺の方に煙を叩いてくるよ。
うぅ~~。
じゃあ3本持ち帰りたいんですけど、出来ます?。
宿に持って行きたいんですけど。
おぅよ、大丈夫だぞ!
包んでやるからな持って行けるぞ。
それ、あらよっと。1、2,3,とくりゃぁ~!。
よし串3本で銅貨が15枚だ。
あはぁ、威勢の良いお兄さんだ。
はいこれ銅貨15枚です。
持ち帰りの串3本を受け取り、また宿に見買って歩き出す。
これはポーチに仕舞えないなぁ~。
「清浄」で汚れを奇麗にしておいた麻袋へ仕舞う。
ん~~。
麻袋の中でまだ手にしている串を、意識してポーチへ仕舞えないかなぁ。
出来たら良いんだけど、意識してみようか、ポーチに入れ!。
手の中から肉串が消えたよ、やった!出来たみたいだ。
じゃあじゃあ。
麻袋に避けて入っているこれも手に持ってみて、お弁当も!。
おぅ!消えたよ。
麻袋がペシャンコになっちゃったなぁ、これも不味いかな。
まあ今は良いや、疲れてるし。
ソンな事をしながら歩いていたら宿の前だ。
階段を上がり受付を見ると女の人だ。
ガラリアさんに挨拶して部屋の鍵を貰おう。
帰って来ましたよガラリアさん。
早速ですけど301の部屋の鍵を下さい。
お帰りなさいシンさん。
はい鍵ですね。これをどうぞ。
鍵を受け取り階段を駆け上がる。
3階まで急いで上がり廊下を早足で進む。
早く部屋で昼にしないと、お腹ペコペコだよ。
301のドア鍵を開けて部屋の中へ。
ドアを閉めて内鍵をして、ふぅ~。
小さ目の窓を開けて明かりと風を入れるよ。
ここは3階だから、良い風が吹き込んで気持ちいんだ。
でも、、今は冬だからね程々で木枠の窓を閉めるよ。
窓の明り取り用の小さな木枠をスライドさせて。
そこから部屋に明かりを入れるよ。
やっぱり暗いなぁ「灯り」。
うん、これで明るくなったな。
あ~疲れたなぁ、それに身体中が痛いんだよなぁ。
つい気が緩んでやっちゃったけど。
ヤッパリ銃の3段階目は危険だね。
あの時の爆風で勢いよく通路を転がったもんなぁ。
たんこぶは、、、痛い!まだ腫れてるなぁ。
う~膝にも赤く痣が出来てる!。
もっと気を付けなくちゃ!。
丸椅子に座ってポーチから昼用のお弁当のパンを出して食べよう。
さてどんなパンかなぁ~。
おぅ旨そうだな。
焼いた肉の薄切りが挟まってるのか。
水も用意してっと、頂きます!。
んん~塩気が利いてて美味しいよ、コレは。
ピリッと辛いのも良いじゃ無いか!。
へぇ~。
予想以上なパンの美味しさに体の痛みも忘れて夢中で食べた。
十分美味しいや、量も丁度いいしこれなら又頼もう。
食後のゴミを麻袋に詰めて片付ける。
それと、、。
ポーチから銅の小さな塊を机の上に出して観察すると。
何だっけこの形は、昔の小さなマッチ箱かな、あぁ長方体か?。
四角くて鈍く輝く金属は意外と奇麗な物だったよ。
さっきは出し損なったなぁ、これ。
小さいけどズシッてくる重さがなんか良いよなぁ。
へへ、これは四角い文鎮かな。
まあいいか、、疲れたし早く部屋着に着替えて休みたいや。
うぅ、腕を上げると脇腹も痛いや、此処もぶつけてるな。
薄い部屋着に着替えてベッドに潜り込むよ。
まだ午後の早い時間だけど、、体を休めたいんだ。
直ぐにウトウトしてきて眠ってしまった。
どの位ベッドで寝ていたのか。
宿の外から聞こえる小さな物音で目が覚めたにかな。
体の向きを変えて窓の方を見ると。
明り取りの小さな窓からは外光が入って来ていないね。
すると今は、確実に夜になっているなぁ。
んん~起きるかなぁ。
ベッドから体をムクりと起こしてみたら、。
イタタッ!まだ体が痛いや。
情けないけど、、ははコリャ駄目だね。
夜ご飯は如何するかなぁ、階段を下りるのもなぁ。
ははぁ~「創生」。
右手の掌の上アツアツの肉まんが1個現れた。
アッツ!これヤバいくらい熱いんですけどマジですか!。
いやぁ~!つい、、冬は肉まんですよねぇ!!。
ついでに、、。
アッツ!こっちもかよ。
左手の掌の上アツアツのピザまんが1個現れた。
くぅ~両手にアツアツの中華まんが湯気を立てているよ。
えへへ~!やった!冬だから温かいのが良いのよ。
早く食べようっと、肉まんから頂きまぁ~す。
くぅ~!旨い!旨い!旨い!最高!。
ピザまんもイッツちゃえ!俺!。
あぁ~チーズとトマト&ミートソースが!最高!。
熱くてこっちも旨い!旨い!。
せっかく出した中華まんだったけど。
あっと言う間に食べてしまったよ、理性が飛んだね。
あははっそれにだよ、つい2個も食べちゃったよ。
でも懐かしくて美味しくて最高だった。
ヤバいよ。
今の「創生」で魔力は幾つ減ったんだろうかな。
俺の今の基本数値はは48だったから。
魔力・31+45
ん?31か、17減ってるのか?。
ラビリンスで「灯り」を何回かと「清水」と炭酸!で使ったね。
えぇ~とあれだ、多分だけど11は使ってたよね。
あぁ~!宿で寝る前って幾つだったかな?、覚えて無いや、、。
今まで寝てたから、幾らかは回復もしただろうし。
こりゃダメかな、正確に覚えとかないとイケないかな。
さて?美味しい中華まんは幾らだったのか。
今夜はこのまま、もう休もう。
そうだ「清浄」これで良しっと。
あとは今残ってる魔力を貯めておけるから。
今までで45を貯めて来たし、今日は31残ってるから。
20貯めて増やしておこうか、夜は寝るだけで使わないもん。
魔力・11+65
良し出来たな!。
貯めた魔力が65で650円分かぁ、少ないなぁ。
明日も貯めないといけないなぁ。
明日は今日よりも下の階に行くからなぁ。
無駄に使わない様にしよう。
それと、、あっお弁当を頼んでないや、。
う~~、おっさっきの串焼きがポーチに有るか!。
あれで大丈夫かな、朝は此処で食べて行くから大丈夫。
よし、、寝よう。
意外と奇麗な銅の塊。
ジョーラスさんに鍛造でカップに設えてもらおうか。




