さて、食事に問題あり
鉄の鉱石が意外とお金になった。
勿論自力じゃなくて。
ふぅ。
さぁ、ラビリンスから掘り出した鉱石の買取だ。
早速ギルドの裏へ。
ドワーフのジョーラスさんと。
鉱石の買取の交渉も無事に終わり。
えへぇ、案外良いお金になったんじゃないかな。
さて宿へ帰ろうかな、それと。
美味しい物について、ジョーラスさんに聞いてみたけど、、。
食い物で旨いもんかよ、、酒との相性も有るからな!。
俺なら第一に、酒が不味くならんやつだな!。
うぅ~ん。
辛み肉焼きか、、辛み豆煮とかが良いんじゃないか!
あれは酒に合って旨いからな。
お前も気に入るぞ!うん!うん!。
駄目だったよ辛い料理ばかりだったもん。
ヤッパリ酒が絡むんだね。
でもダンケロさんは、アアじゃ無かったんだけどなあ。
ドワーフの不思議かな?。
まあ、帰りに道の途中で、何か探せば良いよな。
最悪は、、何だろう?、、屋台の不味い串焼きかな。
ジャーレンタで1回変な味に当たった事が有るんだよ。
料理の味は作る人の個性が微妙に出るから、、。
稀に外れるんだよなぁ。
何も無ければ、宿でも食べれるって言ってたもんね。
それも有りだな。
そんな感じで、多少キョロキョロとしながら。
食べ物屋か屋台を探しながら、人の多い道を進むけど。
今も厳つい冒険者の人が多く歩いてるよ、、。
ふぅ、ぶつかったりしない様にしないとなぁ。
頭の中で、他の考え事が尽きないよ。
今日は、ラビリンスから出てきたら。
俺の腹時計の通り、ヤッパリ夕方に近い時間だったな。
でもこれからどうしようか?時間が分からないとなぁ。
他の人はどうしてるんだろう?。
初日で不慣れだったから、帰りの時間を迷ったけど。
はぁ、コレからどうするかなぁ~。
食い物を探さないとイケないのに。
何となく、視線を下げて歩き進んでしまうょ。
そのうえ、俺は荷物も少なくて身軽だからね。
すいすいと人の間を歩けるし。
ここは、小さな町なので歩く距離も僅かしかないから。
朝もそうだったが、良く見ればお互いが見える程近いんだ。
んで、ギルドから宿まで町の通りは一本道なんで。
あっと言う間に、、。
だから、ふと気になって顔を上げると。
あぁ。イケね~!宿に帰ってきちゃったじゃん!。
はぁ「七星」についちゃったかぁ~。
食い物屋はまた明日かな。
仕方ないか!今晩の御飯は此処の食堂で食べようか。
宿の入口の階段を、トントンと駆け上がり。
静かなエントランスの中へ。
カウンターにはモロゾフさんが居た。
俺以外の人はいない、これはちょうど良いかな。
ふう、無事に帰って来ましたよモロゾフさん。
それと今晩の夕食は、此処のを食べたいんですけど。
食堂は1階ですか?。
シンさん、お帰りなさい。
お尋ねの食事ですが、1階の食堂をご利用ください。
カウンターの右側奥の廊下を進んで行けば。
食堂の看板が出ておりますから、分かると思います。
朝も、早めから営業しておりますよ。
是非、コレからもご利用してください。
明日は、俺も朝は食堂に行くかもしれないです。
そうして下さい、意外と美味しいですから。
おぅ!押しが強いじゃん。
あっ、、お弁当みたいの頼めるか聞いてみようか?。
あともう1つですけど。
俺は明日もラビリンスに行くんですけど、その時の。
昼食に持って行かれる様な、食事って頼めますか。
えぇ~と!例えばですけど軽食的な物で良いんですけど。
パンに何か挟んだ食べ物とかで良いんですけど。
はい問題ありません。
勿論「七星」で出来ますし、出来るだけ要望もお受けしますよ。
それに、シンさんが言われた食事ですが。
現在、ここにお泊りの冒険者の方々ですね。
個人数名と数グループが昼食として持って行かれてますよ。
まぁパンの中身については日替わりと致しております。
パンで良ければ昼食分として適量で用意しますが?。
シンさんも予約していきますか?。
流石に大きな宿屋だ、良かった。
おぉ~~~!。
それは良い事を聞けましたね。
僕も明日の昼の分を、1回予約でお願いします。
その代金は、お幾らですか。
早速の、ご利用ありがとうございます。
1食分の持ち出しの料金ですが、銅貨6枚を頂いております。
あぁ6枚ですね。え~と、ちょっと待っててください。
ポケットの小銭入れを出して代金の支払いを済ませる。
さっき小銭を貰ってきてよかったな。
はいこれ銅貨6枚です。
朝は此処で受取ですか、それとも食堂でですかね。
それにしても助かったなぁ~!。
冒険者の皆さんが、ソンな事を良く言われます。
体が資本のお仕事ですし。
まあ食事は気を使いますからねえ。
はい代金を確かに頂きました。
朝、食堂で係りの者に名前を告げてください。
持ち出し用の食事を、お渡しいたします。
良かったなぁ!。
これで心配事が1つ消えたよ。
それと夕食の時間って何時ぐらいから良いですか。
恥ずかしいけど。俺、今も腹が減ってて。
それはそれは。
食堂は昼からは何時でも利用できますから。
今からでも、是非ご利用ください。
今日は大ウサギの肉のシチューとパンか。
あとは青ナマズの塩焼きとパンだっかと。
どちらも美味しいですよ。
大ウサギに青ナマズ、、。
ナマズって美味しいかな?。
解りました。
部屋に戻って奇麗にしてから食堂に行きます。
じゃぁ!部屋の鍵を下さい。
それでは301号の鍵を、どうぞ。
鍵を受け取り301号へ向かい、階段を上がっていく。
まだ他の冒険者の宿泊客はラビリンスから。
此処に帰って来て無いのかな、想定外に静かだよ。
301号の鍵を開けて部屋に入る。
はぁ~ホントに帰ってきたよ~。
えぇと、、何だっけ?無事に帰って来る迄が旅?だっけ?。
へへぇ!まあ俺は今、冒険者だけどね!。
先ずは「清浄」。
ふう!皮の上着やズボンが奇麗になった。
ラビリンスでの、、岩盤堀り?意外と柔らかかったけど。
ヤッパリキツカッタのかな。
時間が経って、身体中のアチコチが痛くなって来たなぁ。
それに手の平の指の付け根に、豆?が幾つも出来てる?かも。
うぅ~手が変な感じだなぁ。
芋堀も仕事でしたけどさ。
今日の岩盤堀りは半端な仕事じゃ無いな!。
それと今の魔力は27になった、、。
さっきが25だったから少し戻ったんだな。
27かぁ~、270円分だよねぇ!。
んん~~~。
「創生」。
残りの魔力は20になった。
手の中には、、、うへへ!ジャムパン(イチゴジャム)だよ。
これも楽しみだ、はぁ~ジャム。
へへへぇ~!これは明日の午前の分のオヤツだから、。
今日はタベナイ!タベナイ!タベナイ!。
今日はタベナイ!タベナイ!タベナイ!タベナイ!。
今日はタベナイ!。の呪文が絶対必要!。
ジャムパンはポーチにしまって。
着替え着替え!
食堂で晩御飯だよ!。
えぇ~と、、ナマズは食べないよ。
ジャムパンも食べないからね。
あぁ~菓子パン、総菜パン。
甘いものの魔力美味しい物の魔力。
未明の魔力がやっぱり、、、。




