びびりの自分
能力判定にビビってるシン。
黒い金属の話。
短いです。
今日。ギルドで仮登録をした
登録するの大変だったよ。
ギルドは危険な所だ!
登録をした次の日。
午前中に市場の掃除に行ってきた。
掃除とゴミ拾い慣れてるからね。
早い時間に終わらせて帰って来たよ
昼は孤児院でパンとスープを食べた
午後の早い時間。
俺とアルロは孤児院の外の
ベンチに2人で座ってる。
登録の時の話をし始めた。
あ~~~!
アルロは良いよね~~!
登録した金属の色。
シャンパンゴールド!
どんな色なのかな?
キラキラしてそうで。
名前だけでも。
綺麗そうじゃん。
あ~~!
ヒビカさんもビックリしてたよね。
俺なんか、、、
ジャックさんが。
小さな声で、、、黒か!って
黒だよ!
真っ黒。
何でかな?
俺さ。黒って悪いイメージなの!
悪い人になる予定なんか。
これっぽっちも、俺!無いんですけど!
何で!真っ黒?なの?
俺のは?
革袋を掌に載せて話してる。
金属の入った、貰った革袋。
自分の金属に触るのが
なんだか怖いよ。
変な事書いてないか
心配だよ!
俺は1人で話てた。
グチグチと不満を爆発させてた。
アルロも自分の金属の入った
革袋を手に持ってるよ。
シン!
大丈夫さ。
「女神様」の思召しのままだよ。
悪くなるはず無いじゃない!
「女神様」のくれた色だよ。
黒は、シンが。
「女神様」に貰った色だから。
悪いはず無いでしょ。
が~~~~ん!
諭される言葉が辛すぎる。
キツイ!
神の行い、なんて言われたら
反論なんかダメじゃん。
アルロもラツェと同じですか?
そんな~!
アルロ~。
俺の真っ黒なんだよ。
この金属をさ
横から見た人が!
何て言ったと思う!
ジャックさんが
改めて言い直してさ
何て言ったと思う!
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今までで見た事がない位。
真っ黒だな!
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コンナ事言われたんだよ。
は~~!。
ギルドの人が滅多に見た事無い色。
は~~~。
シンはさ。
悪く考え過ぎだって!
自分の金属に触ってから!
それからで良いんじゃない。
シンの力や能力がさ!
俺なんかより
凄く良いかもよ!
そうかも知れないでしょ?
ホントだよ!
凄く良い事が書いて有るかもよ?
まだ何も見てないのに。
考え過ぎ!そうでしょ?
悲観しすぎだよ。
シンはさ!
アルロと2人で話しても
俺の気は晴れなかった。
それから孤児院に帰って。
ラツェにも聞いたけど。
彼女は、、、
何も教えてくれなかったよ!
ふふふ!
私のは。内緒!
色も言わない。
秘密!
は~~~?
何でだよ!
ラツェ!
少しぐらい。アドバイスしてくれても!
良いんじゃないの?
あ~!これだから、、、
女の子は、怖いんだよ。
だからアルロと二人で
ベンチにね相談したんだ。
最後にアルロは言ったんだ。
シン。
僕は金属に触るよ。
あとで一人の時に!
が~~~~ん!
隣に座った親友が!
アルロが俺を真直ぐに見つめてる。
マジか~~!
まだ14歳なのにカッコ良すぎる!
分かったよアルロ。
俺も後で一人で、自分の見るからね!
後でね。
あ~~。
内緒か~~~!
なんか寂しい!
あはは!
シンらしいよ。
でもね、、。
その方が自分の為になると思うよ!
来年の15歳の時も。
「成人の儀」の時もさ。
アルロ~~~!
何でそんな事を言うのさ!
俺は嫌だよ!
俺は隣の親友を見て。
半ベソだよ。
何でか。凄く悲しくなってさ。
涙脆くなった。
暫くは、あの金属なんて
見たくない。
暫くの間
黒い金属なんか
見たくない。
でも触って確認しないと
駄目なんだよね。
良い事が書いて有れば良いけど。
黒色が心に引っかかる!
嫌な事が書いて有るかも知れない。
触るだけ
ただそれだけに。
ビビってる!
親友がカッコ良すぎて。
辛い!
シンの能力の1部が次話で分かります。




