表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異界奇行---俺にはキツスギル!  作者: kenken@


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

30/162

13歳の新しい仕事。

祝福が降っても俺は変わらない?。



新年になり。13才になった俺だけど。


異世界の現実は厳しいよね!



普段の生活はな~んにも変わらなかった。


今日は、あれから数日が過ぎているけどね。




新年の初日からも、午後からは宿屋の手伝いに男3人で行ったからね。


ラツェも午後から薬屋さんに行くみたいだったし。


チビ達はここの修道院で勉強だったな。



街の通りを3人でお喋りしながら行く。


いつもと同じように宿屋の入り口を抜けて入ると、、


カウンターの所に、ちょうど宿屋の3人だ集まっている所だった。



俺達3人は急ぎ足で3人の前に行き、、、


美味しかったパンの御礼は3人の最高の礼で示したよ。



宿屋の床に片膝をついて頭を垂れて、、


右手を開いて胸の前に添え。


左手は腰の後ろに手を開いて当てる。


3人が同じ姿勢で声を合わせて、お礼の言葉を言ったんだ。




  ミサの夜に頂いたあの、、



  パンがとても美味しかったです。



  有難うございました。



  今までで生きてて一番でした。



  また食べさせてください!、、。




少し間を老いて。宿屋の3人に大笑いされたよ。


午後一の時間、昼過ぎだから宿屋の一階はすいてたけど



たまたま居合わせた泊りのお客さんも大笑いだった。


お前らは何処の道化かってね。


でもね、、、



笑った宿のお客の何人かがさ、、、これで何か食えよって!、、


少しのお金を3人にくれたよ。



お礼の言い出しっぺは、、勿論俺さ。


アルロもケリも困り顔で付き合ってくれた。


やって良かったと思う3人で楽しかったから。


お金貰えたし。



良い事はほかにもあったよ。


年明けからの孤児院の食事が、、


前よりもさ、朝食が少し良くなったかなって、、、


いつもの少し硬いパンは変わらずだけどね。



見た目で美味しそうなんだよ、肉が良く見えるスープだよ。


今日もスープが具が増えて美味しくなってるんだよ。


オオッ!慶事の後だからかな、続いてるよ!やったね。



オオ~ッと。俺は思わず小さく喜びを声にしたよ。




 スープにお肉がいっぱい入ってるよ、凄い初めてだよね。


 こんなに何日もお肉を食べたって思える食事。


 パンを千切ってスープに浸して頬張って食べると


 硬いパンも美味し~~ぃね~!。



 スープに入ってる野菜も多くなってるし、、


 この赤い色の野菜って市場で見た事有るやつかな?


 このまま美味しいスープがいつも


 いつまでも食べれると良いよね。



そんな俺の心の零れた声に反応したのはアルロだった。



  アハハッ!、、シン!僕たち皆が思ってるよ。


  なあ。ケリ、ラツェ!そうだろ!


  年明けから外の寒さが少し弱まったけどさ


  お腹減ってくると何時も俺達は泣きそうだったよね。



  でも、この具の多いスープのおかげで空腹が大分楽になったよ。


  ああっ。女神様と街の人達のおかげだね。


  


  さあみんな!仕事かな、、、




相変わらずの宿屋の手伝い。


市場周りの掃除にゴミ拾い。


あちこちのお店の雑用を何人か交代で熟しって行く。


週に数回の半日の勉強と孤児院裏の畑も耕し、、、


年の初めの「1月」月も半分以上が過ぎたころ。



少し美味しくなった食事に浮かれている俺達。


そんな嬉しい朝食をお腹に収めて、今日も仕事に行きますかね。


アルロとケリと3人で話してると、、、



ケシーレさんに俺とアルロが呼ばれた。




 シンとアルロは朝食の後、南広場市のイーガスさんの所に行ってね。


 二人とも今年で13歳になったからね、出来る仕事が増えるのよ。


 だから貴方たち2人にと、新しいお仕事を頼まれたのよ。


 イーガスさんのお肉屋さんだけど。知ってるかしら?、、



 どうかしら分かるかしら、二人とも?。



 



思わずに俺が答えた。



  はい。


  南広場市の。


  イーガスさんですね、はい分かります。


  アルロとケリも何回か会ってますよケシーレさん。




 それは良かったわ。


 去年のね遅くに言われてたのよ。


 あなた達が13歳になってからって。


 孤児院に来た話なのよ。



 街の外に出る仕事らしくてね、、、心配なんだけど。


 あなた達次第で良いからね、ダメそうなら宿屋さんでも


 今までと同じでも良いのよ。




街の外に出られるなんて初めての事だ。


俺達は街から出た事無いんだよね


出来れば仕事を受けて新しい事に向かいたいし行きたい。


どんな仕事かな~~~


妄想しつつ答えて行く。




 ケシーレさん。イーガスさんに話を聞いてきますね。


 難しそうなら断りますから心配しないでください。


 なあアルロ!そうだよね!。




  ああシン。


  はい。


  無理はしませんよ、ケシーレさん。


  シンとよく考えて決めて、仕事をしますから安心しててください。


  でも!仕事は町の外なんですか?


  初めて街の外に行けるのかな?




アルロもケシーレさんに答える声が段々と小さくなるよ


アアッ!アルロと2人で町の外に行けるかな?


さらにケシーレさんが言う。



  なんでも町の外の農家の手伝いらしいわよ。


  今はまだ寒いけれど、、、畑の草取りかしらね?


  あんまりキツイ仕事じゃないはずだからね。



  う~~ん何かしらね。


  野菜の収穫の手伝いかしら?


  街に野菜を運ぶ手伝いかもしれないし


  荷車の押手とかかしら?



  それも大変そうね。




なんですと!今以上の重労働なのかな、、、


収穫に移送の荷車押しに野菜の積み下ろし。


なんて重労働。



 まあイーガスさんに話を聞いてみてね。



そんなで俺とアルロが南市場のイーガスさんの店の前についた。


ああイーガスさん居るね。


二人で挨拶をするよ



 今日は。イーガスさん。



  おう!お前らよく来てくれたな。


  二人に頼みたい仕事が有って声を掛けたんだ


  知り合いの農家が今な、チョット苦労しててよう。



  お前らに手伝いを頼みたいんだわ!。


  野菜の収穫なんだけどよ、、、お前らした事は、、、? 


  あ~~無いだろうな~!




  最初は苦労するけどよ、、、助けてやってくれねーか。


  場所は街を出て直ぐ近くなんだ。


  今はよ、冬だから野菜の種類は多くないんだ。



  どうだ、、、!、この仕事やれるかな?


  多分だけど。5日くらい続けてほしいんだ。



  農家の仕事の人助けだぜ?。


  俺はよ。お前ら2人に頼みたいんだが。



俺は、、どうするかな~と思案してると、アルロと目が合う。



 シン!やってみようよ。街の外に行けるんだ。


 仕事は大変かもしれないけど、やろう。人助けにもなるよ。


 シン!




ああ分かってるよ、それが俺たちの新しい仕事だよね。



 アアッ!アルロ勿論だよ俺もやるよ!。



イーガスさんに二人で答えを言った。



 イーガスさんその農家の仕事、やりますヨ。


 良いですよね~。人助けって言葉。



イーガスさんが答えてくれる。 



 当たり前だぞ!人助けなんだからな。


 分かってるじゃね~か!お前ら!。


 女神様が必ず見てるぞ、なあ。




そんな事を俺たち二人に語るイーガスさん。


メッチャ笑顔なんだけど、、、



ヤッパリ女神様なんだね。



街の外はどんなだろうか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ